技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

患者視点から捉えた服薬アドヒアランスの改善に効果的な医薬品包装・デザイン事例

患者視点から捉えた服薬アドヒアランスの改善に効果的な医薬品包装・デザイン事例

~患者や調剤者の視点から見た包装形態の問題点とは / 医療現場で問題となる医薬品包装・表示デザイン事例を多数紹介~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年1月25日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品包装に携わる担当者

修得知識

  • 患者が求める服薬アドヒアランスの改善に効果的な包装形態
  • 医療現場におけるメディケーションエラーの発生原因とその回避策
  • 医療現場でメディケーションエラーを誘発する可能性のある医薬品包装・表示デザイン
  • 医療現場における薬剤部とCRCの役割分担を理解し、治験薬管理のリスク回避策
  • 治験薬における包装形態の問題点を把握し、脱落症例を回避するためのポイント

プログラム

 本講では、現在臨床現場で使用されている医薬品包装のデザイン、形態、使用感に関する医療医従事・患者からの評価を交え、当該包装の何が現場で問題なのかを具体的に提示する。さらに、治験薬の管理状況や薬剤部とCRCの役割分担を俯瞰し、現行「白箱」包装の問題点とその解決策を考えたい。同時に、医療現場で評価される医薬品包装や現場で今後必要とされる医薬品包装のヒントについて、5ヶ月間の実務実習を現場で経験した薬学生からの問題提起や患者の声を元に提示したい。

  1. 医療現場における調剤から服薬までの流れとリスク発生場所
    1. 患者の視点から捉えた医薬品包装・デザインの問題点
    2. 薬学生が感じる調剤ミスを誘発しやすい医薬品包装・デザインの事例
  2. 高齢者を中心とした患者の身体的、精神的、社会的特徴とメディケーションエラーの実態
  3. 医療現場で問題となる医薬品包装・表示デザイン事例
    1. 現行医薬品の包装・表示ラベルの問題点
      • 外見が類似している医薬品
      • 包装形態に問題がある医薬品
      • ラベル表示に問題がある医薬品
      • 使用期限の表示に問題がある医薬品
      • PTPシートの表示に問題がある医薬品
      • ブリスター表示に問題がある医薬品
    2. ジェネリック薬品の問題点
      • 薬用量の表記方法とメディケーションエラー
      • 誤解を生みやすいラベル、商品名
    3. アドヒアランスに悪影響を及ぼす可能性のあるディバイスの例
  4. 医療現場で評価される医薬品包装・表示デザインの例
    1. キット製剤・プレフィルド製剤の医療現場での評価
    2. ピッチ印刷によりリスク軽減が期待できる経口製剤の例
    3. カードブリスターによりリスク軽減が期待できる経口製剤の例
    4. イラストやシンボルマークの導入によりリスク軽減が期待できる経口製剤の例
  5. 治験薬における包装形態の問題点 ~脱落症例回避のための改善策~
  6. 医薬品包装・表示デザイン改善策のヒント
    • 質疑応答・名刺交換

講習会のねらい

  • 医療現場における調剤から服薬までの流れとリスク発生場所を理解し、患者や調剤者の視点から見た包装形態の問題点を知る
  • 患者が求める服薬アドヒアランスの改善に効果的な包装形態を知る
  • 医療現場におけるメディケーションエラーの発生原因とその回避策を理解する
  • 医療現場でメディケーションエラーを誘発する可能性のある医薬品包装・表示デザインを知る
  • 医療現場における薬剤部とCRCの役割分担を理解し、治験薬管理のリスク回避策を考える
  • 治験薬における包装形態の問題点を把握し、脱落症例を回避するためのポイントを知る
  • 医療現場で必要とされる医薬品包装・表示デザインは何かを考える

講師

  • 下枝 貞彦
    東京薬科大学 薬学部 臨床薬剤学教室
    教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 第2特別講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/10/30 バイオ医薬品 (CMC) マスターコース (全6コース) オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品における製法・試験法変更と担保すべき同等性/同質性評価 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品における規格及び試験方法の設定と安定性試験 (長期保存試験) による有効期間の設定 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品 (抗体医薬品) の特性解析・構造決定と得られたデータの品質管理への活用 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品の不純物管理 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品における各種試験方法の適切な精度管理と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品のCTD (CMC) :妥当性の根拠とまとめ方 (2日間) オンライン
2024/10/30 製品品質照査の活用による製造工程、原料・資材及び製品規格の妥当性検証 オンライン
2024/10/30 PPWR対応を図る国内外の包装技術開発の最近事例と包装トレンド オンライン
2024/10/30 医薬品・バイオ技術のライセンスイン・アウトの実務ポイント オンライン
2024/10/30 海外当局査察にむけた準備すべき (したほうがよい) 翻訳文書とSOPの英文翻訳例・査察対応 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2024/10/30 専門の知識をもたない初級担当者のためのCTD-Qのまとめ方 (入門講座) オンライン
2024/10/30 日米欧等各国の安全対策管理法規制の違いをふまえた安全性情報を取り扱う際のMedDRA活用/Codingの留意点 オンライン
2024/10/31 CSV手順の最適化 (省力化・効率化・改善) へのヒント オンライン
2024/10/31 品質管理のための統計的モデリングと予測手法 オンライン
2024/10/31 信頼性基準適用試験における運用への落とし込みと (国内外) 委託時の信頼性保証 オンライン
2024/10/31 再生医療等製品・遺伝子治療薬開発のための生物由来原料基準/カルタヘナ法 徹底解説 オンライン
2024/10/31 軟包装を巡る国内外のリサイクル促進の法制化とリサイクル手法の開発動向および関連特許動向 オンライン
2024/10/31 体外診断用医薬品 (診断薬) の市場動向をふまえたマーケティング戦略 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ