技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

GMPハードの維持管理の基礎

GMPハードの維持管理の基礎

~査察を念頭においた日常業務ノウハウ~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年1月21日(木) 11時00分 16時30分

プログラム

第1部. 製薬用水の基礎と維持管理

(2016年1月21日 11:00〜12:30)

製薬用水には、そのシステムが健全で、十分な水質の製薬用水が継続して得られるていることが要求されます。そのために、 ・設備面 (ハード) は、どのように考えるべきか ・運用面 (ソフト) では、何に留意をしていけばよいのか? これらを理解しておく必要がります。これらをわかりやすく説明します。

  1. 製薬用水の選択
    1. 三極における製薬用水の選択
  2. 製薬用水システムの概要
    1. 製薬用水システムとは
    2. 精製水製造
    3. 精製水供給
    4. 注射用水製造
    5. 注射用水供給
  3. 製薬用水に存在するリスク
    1. 微生物、有機物質、無機物質、異物、エンドトキシン
  4. リスクに対応した構造要件
    1. 材質、表面仕上げ
    2. 配管
    3. 貯槽
    4. 機器類
      • 熱交換器
      • UV
      • ポンプ
      • 計器
  5. リスクに対応した運用要件
    1. 運転条件 (温度・流速)
    2. サニタイゼーション方法 (薬品・熱)
  6. 運用時のポイント
    1. モニタリング (品質、物理的パラメータ)
    2. 傾向分析
    3. 消耗品の交換
    • 質疑応答

第2部. 査察を考慮したGMP工場におけるCSVの基礎 (超入門編) とQ&A

(2016年1月21日 13:15〜14:45)

  1. 規制体系の基礎理解
    1. 医薬品医療機器等法と各種規制 (法省令) の体系
    2. 医薬品ライフサイクルと規制
    3. システム (設備) を取り巻く人と役割
  2. バリデーションとCSV
    1. バリデーションの目的
    2. プロセスバリデーションとCSVの関係
  3. コンピュータ化システム適正管理ガイドライン
    1. ガイドライン施行の背景
    2. ガイドラインの目的
    3. CSV対象のシステムとカテゴリ分類
    4. ガイドライン用語解説
      • システム開発計画と役割分担
      • CSVの流れ
      • 成果物 (文書) 名と時間軸の関係
      • 文書作成 (管理) の役割分担
  4. 査察に備えた日々の文書・記録管理 (実践編)
    ~日々の活動時に注意したい文書管理の注意点~
    1. (稼働前) 開発文書/CSV文書の管理
    2. 手順書の準備
    3. ユーザ管理
    4. 障害対応と変更管理記録
  5. 質疑応答
    1. 日々の事例で質問がある方に参考事例を紹介
    2. 過去のセミナーであげられた質問事項に対する参考事例を紹介
    • 質疑応答

第3部. GMP査察のハード面の指摘事項とその対策

(2016年1月21日 15:00〜16:30)

今後GMP査察の対応をする方を対象に、実際の査察のイメージや、対応方法、 おさえておくポイントを分かりやすく説明します。

  1. 武州製薬の紹介
  2. 設備の維持管理
    • 工場に存在するユーティリティー設備、生産設備などの膨大な数の設備を効率的に維持管理するためのポイント。
  3. GMP査察対応方法
    1. 査察の事前準
      • ツアー対象場所の事前確認
      • 関連書類の準備
      • システムの概要図、レイアウト図等の準備
      • ツアーに必要小物の準備
    2. 査察の対応
      • ツアーでの説明、回答
      • 査察室での回答
    3. 査察をスムーズに進めるためのコツ
    4. 査察でよく聞かれる質問
      • 空調設備関連に関すること
      • 精製水設備に関すること
      • 設備全体のメンテナンスに関すること
    5. 最近の査察でよく聞かれる質問
      • 停電時の対応方法について
      • リスクアセスメントについて
    • 質疑応答

講師

  • 原田 尚
    オルガノ 株式会社 環境安全品質保証部 バリデーショングループ
    部長
  • 倉谷 康子
    有限会社 サイバーコミュニティ
    医薬・医療機器コンサルタント
  • 中島 英雄
    武州製薬 株式会社 川越工場 エンジニアリング部 設備管理課
    課長

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策