技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

導電性樹脂コンパウンドの高性能化と混練・分散技術

導電性樹脂コンパウンドの高性能化と混練・分散技術

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、導電性カーボンブラックの種類や特徴、分散機種、導電性評価技術について基礎から解説いたします。
また、フィラー混練における二軸押出機の役割を分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2015年12月16日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 導電性素材やその応用分野に携わる研究員や販売員
  • フィラー複合材料の研究・開発者
  • 機能性炭素フィラー配合コンパウンドの研究者・開発者・製造者並びにコンパウンドユーザー

プログラム

第1部 導電性カーボンブラックの特徴とカーボン系導電性コンパウンドの高性能化

(2015年12月16日 10:30〜14:30) 昼食休憩を含みます

本セミナーでは、まず、導電性カーボンブラックの種類や特徴、分散機種、導電性評価技術といった基礎を学びます。更に、分散性・導電性に影響を及ぼす因子を理解することにより、導電性コンパウンドの高性能化に関する技術的内容を分かりやすく、かつ詳細に解説します。

  1. 導電性カーボンフィラーとは?
    1. カーボンブラック
    2. カーボンナノチューブ:各種カーボンナノチューブの特徴、SWCNT,MWCNT
    3. カーボンナノファイバー:VGCF、グラフェンプレートレット
    4. 炭素繊維、グラファイト
    5. 導電性フィラーの用途 (導電性マップ)
  2. 導電性カーボンブラックとは? ~構造、種類と特性~
    1. 構造、物理・化学的性質
      • 一次粒子
      • アグリゲート
      • アグロメレート
      • 表面官能基
      • 結晶性
      • DBP吸収量
      • 凝集体径
    2. 導電性発現機構
      • パーコレーション
      • 各種導電性カーボンブラックの特徴と特性値 (粒子数、アグロメレート径)
    3. 各種導電性カーボンブラックの種類と特性
      • ケッチェンブラック
      • アセチレンブラック
      • オイルファーネスブラック
  3. 最適混練技術 ~高導電性、最適分散化技術~
    1. 分散、導電化機構
      1. 分散機構
      2. 混練・分散機種類
      3. 分散状態評価方法、導電性評価方法
    2. 高導電化、最適分散技術
      1. 分散状態 (凝集塊量) と導電性
      2. 樹脂の影響
        • 単一樹脂系
        • 二成分樹脂系
      3. 充填材の影響
      4. 成形条件の影響
      5. 界面活性剤の影響
  4. 導電性複合製品の用途事例
    • エレクトロニクス
    • 樹脂複合製品分野
    • 半導体包装材料
    • 自動車分野

第2部 二軸押出機によるフィラーの混練・分散

(2015年12月16日 14:45〜16:15)

各種混練装置の中で、押出機は高い生産性、品質安定性が期待できる連続装置です。特に二軸押出機は、フィラー混練を始め幅広い用途に活用可能な対応力と、高い混練性能を備えた装置です。本講座では、二軸押出機とフィラー混練の基礎について説明します。

  1. 押出機の種類と選定
    1. 押出機の種類と傾向
    2. 二軸押出機の分類
    3. 二軸押出機TEMの優位点
  2. 押出機の部品と対策
    1. スクリュエレメントの種類と役割
    2. ベント対策
    3. ヘッド対策
    4. フィード対策
    5. カッティング対策
  3. フィラー混練
    1. フィラーの種類と役割
    2. カーボンブラック
    3. ガラスファイバー

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 会議室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/22 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) における変色劣化の機構とその防止技術 オンライン
2024/4/24 高分子の絶縁破壊メカニズムとその劣化抑制技術 オンライン
2024/4/24 スラリーの挙動と制御およびリチウムイオン電池電極スラリー化技術と評価方法 オンライン
2024/4/26 押出機内の樹脂挙動および溶融混練の基礎と最適化 東京都 会場
2024/4/26 ポリマーアロイの基本、構造・物性および新規ポリマーアロイの材料設計の必須 & 実践知識 オンライン
2024/5/9 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) における変色劣化の機構とその防止技術 オンライン
2024/5/10 エポキシ樹脂用硬化剤の種類、反応機構、選び方、使い方 オンライン
2024/5/10 スラリーの分散状態の制御と調製、評価技術 オンライン
2024/5/13 車載用プラスチックの基礎と最新動向 オンライン
2024/5/13 微粒子の分散安定化の基礎と実際 オンライン
2024/5/14 ポリマーアロイの基本、構造・物性および新規ポリマーアロイの材料設計の必須 & 実践知識 オンライン
2024/5/15 UV硬化樹脂における硬化不良対策と硬化状態の測定・評価 オンライン
2024/5/16 二軸押出機による混練技術とプロセス最適化 オンライン
2024/5/16 金属・セラミックスの焼結技術 オンライン
2024/5/16 導電性カーボンブラックの使用テクニック オンライン
2024/5/16 誘電エラストマの最新技術 (基礎を含む) 及び最新応用事例について オンライン
2024/5/16 高分子材料における添加剤の基礎知識と分析法、変色の特徴と分析技術 オンライン
2024/5/17 エポキシ樹脂の構造、特性と硬化剤の選び方・使い方、トラブル対策 オンライン
2024/5/17 化粧品粉体の基礎と表面処理 オンライン
2024/5/20 導電性高分子の基礎と最新の研究動向・応用 オンライン

関連する出版物

発行年月
2023/8/31 分散剤の選定法と効果的な使用法
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2021/12/31 導電性材料の設計、導電性制御および最新応用展開
2021/10/29 金属ナノ粒子、微粒子の合成、調製と最新応用技術
2021/2/16 ポリマーアロイ/ブレンドにおける相溶性・分散条件の最適設計、評価応用の最新技術
2020/1/31 溶解度パラメータ (SP値・HSP値) の求め方と微粒子の分散安定化への活用術
2018/12/27 押出成形の条件設定とトラブル対策
2018/11/30 複雑高分子材料のレオロジー挙動とその解釈
2018/2/28 顔料分散の基礎講座
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2016/11/29 二軸押出機
2016/3/31 エポキシ樹脂の化学構造と硬化剤および副資材の使い方
2015/7/31 最新フィラー全集
2015/6/30 導電性フィラー、導電助剤の分散性向上、評価、応用
2014/8/25 粉砕・分散技術の基礎と応用・トラブルシューティング
2014/4/30 微粒子最密充填のための粒度分布・粒子形状・表面状態制御
2014/4/25 導電性接着技術 技術開発実態分析調査報告書
2013/8/28 化粧品・医薬部外品およびその原料の安全性評価と規格・試験法設定
2013/8/20 導電性ポリマー技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/8/20 導電性ポリマー技術 技術開発実態分析調査報告書