技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ポリマーアロイの設計・制御技術と相容化剤の選定方法

ポリマーアロイの設計・制御技術と相容化剤の選定方法

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、ポリマーアロイ設計の基礎から、現実的な相容化剤の選定・設計方法、資源材料に関わる技術課題について解説し、材料設計に役立つ知識と考え方を習得していただきます。

開催日

  • 2015年12月7日(月) 13時00分16時30分

受講対象者

  • ポリマーアロイの応用製品に関連する技術者
    • 航空機用CFRP
    • 半導体パッケージ用接着剤
    • 多孔質材料
    • スーパーオレフィンポリマー
    • PC/ABS、PBT/PCアロイ
    • 熱可塑性エラストマー
    • ABS樹脂
    • 耐衝撃性樹脂
    • 耐熱樹脂
    • 耐メルトダウン性エンプラ など
  • ポリマーアロイに関連する技術者

修得知識

  • ポリマーアロイ設計の基礎
  • 現実的な相容化剤の選定・設計方法
  • 資源材料に関わる技術課題

プログラム

 高分子材料の改良・開発工業化において、異種高分子材料の混合・複合化は通常の手段となっている。1980年代以降各種のポリマーアロイが開発され、2010年代に入って新世代 (第四世代) ポリマーアロイの実用化が始まっており、関連技術も広範囲に及び複雑化してきたため、新たにポリマーアロイの開発を担当する若手技術者にとっては、技術分野の全体像が見え難くなっている。
 本講座では、ポリマーアロイ設計の考え方の基礎から説き明かし、40年間余の技術進展の経過を辿りながら、現実的な相容化剤の選定・設計方法についても解説し、更に、将来に向けた資源材料に関わる技術課題にも触れることにより、現実の材料設計に役立つ知識と考え方を身につけることを目的とする。

  1. 混合について – 混ぜる、混ざる、溶け合う
  2. ポリマーブレンド/ポリマーアロイとは? … 相溶性と相容性
  3. ポリマーアロイのモルフォロジーとは?
    1. ミクロ分散とナノ分散、分散粒径を決定する要因
    2. ポリマーアロイ設計におけるトップダウン戦略とボトムアップ戦略
    3. 樹脂の耐衝撃強度に対する分散粒径と粒径分布の影響
    4. ポリマーアロイのモルフォロジーの測定・観察
    5. ポリマーアロイのモルフォロジーと動的粘弾性の温度依存性
  4. 相容化剤の種類と活用事例
    1. 相容化の考え方と相容化剤の利用
    2. 相容化の機構 … 分子論・熱力学的解析事例
    3. ゴム工業における相容化剤の利用例
    4. 「最適」相容化剤の分子設計
  5. リアクティブプロセッシング
    1. リアクティブプロセッシングの特徴
    2. リアクティブプロセッシングのプロセス解析
    3. 耐衝撃強度/耐熱性/耐薬品性の同時改良樹脂材料の設計
  6. ポリマーアロイ技術を応用した樹脂ゴム特性改良
    1. 樹脂ゴム材料 表面外観特性の改良
    2. ブリード・ブルーム改良技術への応用
  7. 最近のポリマーアロイ技術の動向と将来的技術課題
    1. 高せん断によるナノモルフォロジーの制御
    2. 植物由来樹脂への応用
    3. ナノレベルのモルフォロジー・物性粘弾性解析手法の進歩
    4. 新規リアルブロック共重合体の合成技術の進歩
  8. Q&A、個別案件のコンサルテーション

講師

  • 今井 昭夫
    テクノリエゾン事務所
    代表 / 研究開発・技術提携・事業企画コンサルタント

会場

東宝土地 株式会社 高橋ビルヂング
東京都 千代田区 神田神保町3-2
東宝土地 株式会社 高橋ビルヂングの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 43,200円 (税込)
複数名
: 30,000円 (税別) / 32,400円 (税込)

案内登録割引・複数名同時申込割引

S&T出版からの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。

  • STbook会員登録を希望する方
    2名様まで 37,963円(税別) / 41,000円(税込) で受講いただけます。
    追加1名あたり 27,963円(税別) / 30,200円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 37,963円(税別) / 41,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 37,963円(税別) / 41,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 65,926円(税別) / 71,200円(税込)
  • STbook会員登録を希望しない方
    2名様まで 40,000円(税別) / 43,200円(税込) で受講いただけます。
    追加1名あたり 30,000円(税別) / 32,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 70,000円(税別) / 75,600円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/12/19 シランカップリング剤の基礎、反応メカニズム、各種応用、その評価 オンライン
2025/12/19 架橋剤を使うための実際的知識 オンライン
2025/12/19 UV硬化とEB硬化の基礎と技術比較および応用技術 オンライン
2025/12/19 架橋技術によるポリマーの性能向上と物性・特性改良方法 オンライン
2025/12/19 マテリアルズ・プロセスインフォマティクスの基礎とポリマー材料設計への応用 オンライン
2025/12/22 高剪断成形加工技術の原理・新材料創製・量産化 オンライン
2025/12/22 光学用透明樹脂の基礎、屈折率制御および光吸収・散乱メカニズムと高透明化 オンライン
2025/12/22 熱分析の基礎、応用と測定・解析技術 オンライン
2025/12/22 高感度化フォトレジスト材料の合成・設計・開発技術 オンライン
2025/12/22 マテリアルズ・プロセスインフォマティクスの基礎とポリマー材料設計への応用 オンライン
2025/12/22 リビング重合の基礎知識とリビングラジカル重合を用いた応用技術 オンライン
2025/12/23 次世代リソグラフィ技術の最新動向と今後の展望 オンライン
2025/12/23 EUの包装・包装廃棄物規則 (PPWR) の動向と日本への影響 オンライン
2025/12/23 高分子の延伸における分子配向・配向結晶化と物性制御のメカニズム オンライン
2025/12/24 高分子・ポリマー材料の合成、重合反応の基礎、プロセスと工業化・実用化のための総合知識 オンライン
2025/12/25 プラスチック・ゴムにおける劣化の調べ方・耐久性評価法・寿命予測法 東京都 会場・オンライン
2026/1/8 EUの包装・包装廃棄物規則 (PPWR) の動向と日本への影響 オンライン
2026/1/9 チクソ性の基礎、制御、測定・評価と実用系への活用方法 オンライン
2026/1/13 二軸スクリュ押出機を用いたリアクティブプロセシング技術の基礎から応用へ オンライン
2026/1/13 架橋技術によるポリマーの性能向上と物性・特性改良方法 オンライン