技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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本書は、軟質塩化ビニルの需要構造を分析し、他のソフトポリマーへの転換予測を行い、さらに新規のソフトポリマーの開発動向をまとめました。また、軟質塩ビの主要用途毎に塩ビと他のソフトポリマーの競合関係を分析し、需要構造変化予測を行い、まとめたものです。
塩化ビニルの世界平均成長率は4.5%で安定成長だが、アジアは8~9%の高成長で、その中で中国は15%~20%と突出している。これに対し、日本はこの数年間、世界で唯一マイナス成長である。日本の塩化ビニル需要が不振な理由は景気の低迷の影響もあるが、環境問題から他樹脂に代替しているという要素も大きい。パイプなど硬質塩ビは設備投資や住宅着工件数が回復したら再び上昇する可能性を秘めているが、軟質塩ビは展望が見いだせない。包装用は長期低落傾向が続いており、シュリンクフィルムなど将来消滅が予想される用途もある。 住宅産業は「健康・環境住宅」が共通のキーワードとして定着しつつあり、リサイクルが困難な軟質塩ビは他素材への転換が進んでいる。象徴的な事例は化粧用被覆フィルムで木材用はポリオレフィン系が主流となり、遅れて鋼板用も塩ビが主力の座を明け渡しつつある。一方、素材転換のニーズはあるが、加工性、コストなどから緩やかな転換が予想される用途も多い。
本書は第1編で、軟質塩ビの需要構造を分析し、他のソフトポリマーへの転換予測を行い、さらに新規のソフトポリマーの開発動向をまとめた。第2編では軟質塩ビの主要用途毎に塩ビと他のソフトポリマーの競合関係を分析し、需要構造変化予測を行った。
小社は (株) シーエムシー出版の市場情報部門であるプラネット事業部を母体として分離した会社で、プラネット事業部時代、「非塩ビ系ソフトポリマーの将来展望」 (1999年刊) 、「非塩ビ系ソフトポリマー・フィルムの新技術」 (2000年3月刊) を刊行し、好評を得た。この蓄積を生かし、業界取材を基に新たな視点から本書を刊行した。
2003年8月 シーエムシー・リサーチ 編集部
開始日時 | 会場 | 開催方法 | |
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発行年月 | |
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