技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品原料等のサプライヤー監査入門

業務歴一年未満でもわかる

医薬品原料等のサプライヤー監査入門

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、GMP監査の実施と対応について、業務歴一年未満の方にもわかりやすく解説いたします。

開催日

  • 2015年10月30日(金) 12時30分 16時30分

プログラム

 近年ますます国際化が進む医薬品業界では、ますますその製品品質が問われる時代となっている。しかし、GMPに準拠し、教育訓練が強化されてきているにも関わらず苦情や逸脱はなくならない。そのような中、2013年8月30日にGMP省令の施行通知が改定 (一般には「改正GMP」と呼称) され、「その他品質管理のために必要な業務」中に、「原料等の供給者管理」が明記された。 規制当局は製造所に対して、この改正GMPに対する適合状況をより厳しく確認することになる。特に、重大な逸脱に繋がる異物混入や表示ミス等に対する見る目は一段と厳しくなる。
 本講座ではこのような状況を踏まえ、今後如何にGMP監査を実施し対応してゆくべきか、業務歴1年未満の方にもわかりやすく解説する。

  1. GMPとは
    1. GMP3原則
    2. GMPと「5S」
    3. GMP関連規則 (GMP・GQP省令等、PIC/S GMPGL、ICH Q7等、) の概要の研鑽と理解
  2. 監査の必要性
    1. 監査とは – 監査はなぜ必要か (監査の目的と必要性)
      (サプライー任せになっていないか)
    2. 監査と査察は違う
    3. 相互理解で監査のレベルアップ
  3. 初期 (初度) 監査及び定期監査での留意点
    1. 初期 (初度) 監査の留意点
    2. 事前の準備 (教育・訓練、事前資料) 、監査の手順、日程
    3. 事前連絡、連絡責任者の確定 (相互に必須)
    4. 秘密保持契約
    5. 製造及び品質に係る取決め (改定GMP省令)
    6. チェックリスト作成 (初級者はチェックリストをどうする?)
    7. どこに目を付ける?/リスクベースで見る目を身につけるには (SOP作成状況と記録作成状況)
    8. ラップアップ、質疑応答、次回の予定
    9. 監査終了後のフォローアップ/効果的な監査のために
    10. 監査文書作成
      1. 理解されやすい監査報告書の作成
      2. 効果的な監査結果の報告
    11. 定期監査での留意点
    12. 監査の手順、
    13. 事前連絡
    14. ラップアップ、質疑応答、次回の予定
    15. 前回調査の指摘改善状況確認 (どこに目を付ける)
    16. 根本原因の究明と再発防止策実施状況確認
    17. 改善が期待されない場合の対応 (監査終了後のフォロー)
    18. 実監査で学ぶべきこと
  4. 供給業者レベルの設定法とその判断
    1. 供給業者レベルの設定法
    2. GMP対象分野の業者と食品・化学品系の違い
    3. 関係取引先はどの分野の業種か
    4. レベルの設定は何を根拠とするか (どこに重点を置くか)
    5. 誰が判断するか (品質部門のかかわり方)
    6. リスクベースでの判定と判断
    7. 供給者レベルの判断
    8. GMP対象業者か、食品・化学品系か
    9. 関係取引先との関係
    10. 医薬品GMPの教育・訓練実施状況
    11. 改善対応へのリスクベースでの判断
    12. 誰が判断するか
      • 製造部門、QA部門のかかわり
  5. 事例検討 (こういう時どうする / 45分程度)
    • 改正GMP後の当局指摘から学ぶ事例研鑽
      • 現場ツアー
      • 文書調査に係る指摘事例
  6. Q and A (15分程度)
    • 質疑応答

講師

  • 萬 弘太郎
    特定非営利活動法人 医薬品・食品品質保証支援センター
    顧問

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,500円 (税別) / 51,300円 (税込)
複数名
: 42,500円 (税別) / 45,900円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 42,500円(税別) / 45,900円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 47,500円(税別) / 51,300円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 85,000円(税別) / 91,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 127,500円(税別) / 137,700円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/13 ニトロソアミン不純物/NDSRI分析・評価手法と留意点 オンライン
2024/11/13 希少疾患における治療薬開発の最新戦略とアプローチ オンライン
2024/11/14 責任役員 (上級経営陣) にむけたGMP、GQP教育訓練と法令順守体制の整備 オンライン
2024/11/14 再生医療等製品/細胞加工製品の製造・QC担当者のためのGCTP入門 オンライン
2024/11/14 体外診断用医薬品/機器の開発・薬事・保険適用の基礎講座 オンライン
2024/11/14 海外当局査察にむけた準備すべき (したほうがよい) 翻訳文書とSOPの英文翻訳例・査察対応 オンライン
2024/11/15 医薬品・食品・化粧品工場における異物混入の具体的防止対策 東京都 会場・オンライン
2024/11/15 GMP省令が求める医薬品品質システム (PQS) と実行的な品質マネジメントシステムの構築 オンライン
2024/11/15 薬価算定/制度の要点と加算取得に向けた薬価戦略のポイント オンライン
2024/11/15 局方/GMPに対応する不純物の評価・管理及び原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン
2024/11/15 ライフサイエンス領域における医療トレンドとポストコロナビジネスに求められる対応手法 オンライン
2024/11/15 再生医療等製品・遺伝子治療薬開発のための生物由来原料基準/カルタヘナ法 徹底解説 オンライン
2024/11/15 治験・臨床研究に関わる補償・賠償の実務対応 オンライン
2024/11/16 CMC部門・研究部門での電子実験ノート利用における規制の実務対応 オンライン
2024/11/19 原薬製造のプロセスバリデーション実施方法とスケールアップ・MF登録申請 オンライン
2024/11/19 ICH Q12,Q14の要件と承認後変更管理 (PACMP) の具体的進め方 オンライン
2024/11/19 ラボと製造の現場におけるデータインテグリティ実務とCSV 監査証跡の定期レビューとQAレビュー オンライン
2024/11/20 製薬用水の基礎と実践知識を理解する オンライン
2024/11/20 ISO9001:2015から化粧品GMP、ISO22716への適応、および原料に関するEFfCI GMP、一次容器に関するISO15378の要求の理解 オンライン
2024/11/20 実務に役立つ医薬品GCP入門講座 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/6/28 治験の臨床検査値における軽微変動が意味するもの / 有害事象判定
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/6 日本での申請をふまえたアジアンスタディと各国の相違
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/10/28 薬物動態(「ヘ」項)試験におけるデータ・試験の信頼性確保・保証とQC・QA手法/タイミング
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門
2010/4/20 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析