技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

プラスチックの破壊機構と強度設計

プラスチックの破壊機構と強度設計

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、プラスチックの破壊の機構を学び、それに基づいたプラスチックの強度設計、特に不安定破壊を抑制するタフネスニングついて分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2015年9月17日(木) 10時30分 ~ 16時30分

受講対象者

  • プラスチック製品の設計、成形、品質、評価に関連する技術者
    • 自動車・自動車内装
    • 家電
    • 携帯電話・スマートフォン
    • PC
    • 食品容器
    • 部品トレー
    • 建材
    • 看板 など
  • プラスチックの破壊、強度設計で課題を抱えている方

修得知識

  • プラスチックの破壊の基礎
  • 構造材料の脆性破壊
  • タフニングのアプローチ
    • デザインの調整
    • 微細構造の調整
    • 複合構造の調整

プログラム

プラスチックの強度は勿論高分子材料の構造とその構造の安定性に依存する。どのようにプラスチックの構造を設計すれば、信頼性の高い製品を作ることが出来るかは、プラスチックの破壊のメカニズムを理解することが基本的である。本セミナーではプラスチックの破壊の機構を学び、それに基づいたプラスチックの強度設計、特に不安定破壊を抑制するタフネスニングついて解説する。

  1. はじめに
  2. 高分子材料の塑性変形
    1. 結晶性高分子材料の塑性変形
    2. 非晶性ガラス状高分子材料の塑性変形
    3. ソフトニングとネッキング
    4. 配向硬化
    5. 延性破壊
    6. 変形速度が塑性変形に及ぼす影響
    7. クリープ負荷での塑性変形
  3. 構造材料のぜい性的破壊の機構
    1. ひずみの拘束による応力集中の機構
    2. 弾性変形による応力集中
    3. 塑性変形による応力集中
    4. ボイドの形成によるぜい性的な破壊
    5. 非晶性高分子のぜい性的な破壊
    6. 結晶性高分子のぜい性的な破壊
    7. 変形速度が破壊挙動に及ぼす影響
    8. 切り欠きを持つ結晶性高分子のクリープによるぜい性破壊
    9. アルミニュウム合金の破壊との比較
    10. 高分子材料の破壊条件と破壊力学
  4. デサインの調整によるタフニング
    1. 構造体のひずみの拘束と変形の安定性
    2. 非晶性ガラス状高分子 (ポリカーボネィト (PC) ) の強度設計
      1. PCの真応力-ひずみ曲線の推定
      2. PC構造体の破壊条件の推定
      3. 種々の境界条件でのPC構造体のタフネスの予測
        1. 切り欠き先端半径の効果
        2. リガメントの厚さの効果
        3. 試験片の幅の効果
    3. 結晶性高分子 (ポリオキシメチレン (POM) ) の強度設計
      1. POM の真応力-ひずみ曲線とボイドの形成と拡張状態の推定
      2. POMの破壊条件の推定
      3. 種々の境界条件でのPOM構造体のタフネスの予測
        1. 切り欠きの先端半径の効果
        2. リガメントの厚さの効果
        3. 試験片の幅の効果
  5. 微細構造の調整によるタフニング
    1. 高い数平均分子量はクレイズ強度を改善する
    2. 低い粘度で高いクレイズ強度を実現するには分子量分布の幅を狭くすれば良い
    3. イソタクチック-ポリプロピレン (i-PP) の立体規則性の欠陥を少なくするとクレイズ強度は改善される
    4. 共重合によるクレイズ強度の降伏応力に対する比を改善してぜい性破壊を抑制する
  6. ブレンドによる複合構造の調整によるタフニング
    1. ブレンドによるタフニングの機構
      1. ボイドの分散状態が塑性不安定に及ぼす効果の検討
      2. Gurson モデルを用いた非線形解析 (関連流動則) によるポリマーアロイのタフネス
      3. 修正Gurson (非関連流動則) モデルよるポリマーアロイのタフネスの予測
    2. ひずみの拘束の解放によるタフニングの例
      1. 分散相の強度を小さくすればタフニングの効率は改善される
      2. マトリツクス樹脂の配向硬化は適切に
      3. 熱可塑性エラストマーを分散相にするときには相溶性は程々に
      4. 熱可塑性エラストマーとマトリックス樹脂の粘度比は適度に大きく、 相溶性は等方の分散相の形成に必要な程度にする
      5. 表面劣化によるぜい性化のエラストマーブレンドによる抑制
  7. 高い剛性とタフネスが両立したプラスチック複合材料の強度設計
    1. 無機微粒子のブレンドによるタフニング
    2. 繊維の充填によるタフニング
      1. 繊維と樹脂が強い界面強度を持つ場合
      2. 繊維と樹脂の界面が適切な強度ではく離
        1. はく離強度がタフネスに及ぼす効果
        2. 繊維長のアスペクト比がタフネスに及ぼす効果
        3. 繊維長への締め付け力がタフネスに及ぼす効果
      3. 界面強度の調整によるタフネスの改善の例
        1. 酸変性低分子量PE改質材によるガラス繊維充填PCのタフニング
        2. アラミド繊維によるPLAの弾性とタフネスの改善
  8. 終わり

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/10/13 UV硬化の基礎と硬化不良対策および影部の硬化 東京都 会場
2026/10/14 トライボロジーの基礎とプラスチック材料の摩擦摩耗特性向上 オンライン
2026/10/14 低誘電樹脂の開発動向と他特性との両立 オンライン
2026/10/14 5G/6G高速通信・ディスプレイ基板材料の開発動向 オンライン
2026/10/15 品質保証のためのデザインレビューの効率的・有効な進め方 東京都 会場・オンライン
2026/10/15 業務手順書、作業手順書の作成・運用によるノウハウの継承 オンライン
2026/10/15 EU包装/包装廃棄物規則 (PPWR) の重要事項・最新動向と国内企業に求められる実務対応 オンライン
2026/10/16 シランカップリング剤の分析技術 オンライン
2026/10/19 ポリマーへのフィラーのコンパウンド技術およびナノコンポジット化技術の基礎と応用 オンライン
2026/10/19 国内外のプラスチック・容器包装をめぐる法規制・規格・リサイクルの最新動向と今後の展望 オンライン
2026/10/19 品質管理の基礎 (4日間) オンライン
2026/10/19 品質管理の基礎 (2) オンライン
2026/10/19 人工皮革・合成皮革の基礎知識 オンライン
2026/10/19 基礎から学ぶ「人工皮革・合成皮革」入門セミナー オンライン
2026/10/20 ラジカル重合の基礎と分子量・立体構造の制御および最新重合法 オンライン
2026/10/20 高分子・ポリマー材料の合成、重合反応の基礎とそのプロセス及び工業化・実用化の総合知識 オンライン
2026/10/20 不良予測と設備の予兆保全へのAIおよびデジタル技術の導入と活用のポイント オンライン
2026/10/20 基礎から学ぶ「人工皮革・合成皮革」入門セミナー オンライン
2026/10/20 デジタル画像相関法の原理と変位、ひずみ測定への活用方法 オンライン
2026/10/21 CAE解析ステップアップセミナー 東京都 会場・オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/5/30 AI、シミュレーションを用いた劣化・破壊評価と寿命予測
2025/3/31 板ガラスの破壊、強度、強化
2024/7/31 ポリウレタンの材料設計、環境負荷低減と応用事例
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望 [書籍 + PDF版]
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/6/30 加速試験の実施とモデルを活用した製品寿命予測
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/12/31 容器包装材料の環境対応とリサイクル技術