医療機器を米国に輸出するためには、FDAの品質システム規則 (21
CFR Part 820 :QSR) を遵守しなければなりません。
QSRでは、ISO-13485 (QMS省令) にはない、要件が存在します。
QSRは、一般的で抽象的な書き方となっており、具体的な対応方法やレベルを知ることができません。また1997年の発行以来、改定がされていません。
FDA対応のためには、医療機器のクラス毎に、最新のFDAの期待や指導を、ワーニングレターの指摘事項等からくみ取る必要性があります。
また、貴社が製造する医療機器 (体外診断薬を含む) の潜在的なリスクに合わせて、プロセスを設計する必要性もあります。
FDA査察では、CAPAに関する指摘が最も多く、苦情処理、設計管理、プロセス管理、マネージメントの責任などが指摘に上がる傾向にあります。
あらかじめ、FDAの指摘を理解した上で、QMS (
SOP) を作成しなければなりません。
本セミナーでは、設計管理、CAPA、リスク管理 (
ISO-14971) 、MDR等を中心に、難解なQSRを初心者にもわかりやすく解説いたします。
またQMS (
SOP) のサンプルを配布し、具体的に説明いたします。
- FDAによる法的措置の統計と概要
- FDA査察のトピック事項
- FDAの査察の傾向
- ワーニングレターの傾向
- FDA査察の行われ方と対応
- 典型的なFDA査察の行われ方
- FDA査察準備の留意点
- FDA査察対応の要点
- 15分ルールとは
- 遵守していない場合のペナルティ
- FDA Form 483について
- FDA Form 483を受取ったら
- 21 CFR Part 820 QSR入門
- QSRとは
- QSRとISO-13485 (QMS省令) の相違点
- 経営者の責任
- マネージメントレビュ
- 管理責任者について
- 監査について
- デザインコントロール (設計管理)
- 設計管理で大切なこと
- DHFとは
- DMRとは
- DHRとは
- 設計移管とは
- CAPAについて
- CAPAで大切なこと
- FDAが要求するCAPA
- CAPAのインプット
- 教育管理・変更管理・文書管理とのリンク
- リスク管理について
- リスクとは
- ISO 14971概要
- リスク管理とは
- リスクアセスメントとは
- リスクベースドアプローチとは
- MDR (21 CFR Part 803)
- MDR報告のクライテリア
- MDR報告手順
- ワーニングレターの傾向
- サンプルQMS解説
- 品質マニュアル解説
- 設計管理SOP解説
- 苦情管理SOP解説
- CAPA SOP解説