技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品原料粉体の受入確認試験と分析法バリデーション

PIC/S GMPおよびGMP事例集をふまえた

医薬品原料粉体の受入確認試験と分析法バリデーション

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、PIC/S GMPやリスク低減などの受入試験に対応するために分析法バリデーションに基づいて受入確認試験を実施した結果を解説いたします。

開催日

  • 2014年5月23日(金) 13時00分16時30分

受講対象者

  • 製剤開発に関わる担当者、研究者、管理者

修得知識

  • 振動分光法の装置の特徴
    • 近赤外分光法
    • ラマン分光法
  • 分析法バリデーションの実践方法および結果
  • 非接触、非破壊 (作業者の被曝無し) による医薬品原料粉体の全数受入確認試験の情報

プログラム

 PIC/S GMPガイドラインAnnex8における出発原料の完全なバッチの同一性は、通常、個々のサンプルを全ての容器から採取し、また同一性試験が各サンプルについて実施された場合のみ保証される。また我国のGMP事例集 (2013年版) においては、採取する検体はそのロット又は管理単位を代表するものとなるようにし、採取の対象となる容器の数、対象容器中の採取箇所及び各容器からの採取量に関しては、製品のリスクを考慮して採取の方法を定めること。と記述されている。
 本セミナーでは、まずPIC/S GMPやリスク低減などの受入試験に対応するために、分析法バリデーションに基づいて医薬品原料粉体の受入確認試験を実施した結果を解説する。次に近赤外分光法およびラマン分光法に注目し、多種類の医薬品原料粉体の受入確認試験を行った結果を述べる。特にラマン分光法では携帯型装置を採用し、主薬・賦形剤・結合剤や無機の添加剤ならびに結晶形の異なる原料粉体の受入確認試験を非接触・非破壊で行った結果について紹介する。これらの結果から、医薬品原料粉体の全数受入確認試験が迅速で簡単に実施できることを述べる。

  1. PIC/S GMPとGMP事例集 (2013年版) 、および振動分光法
    1. PIC/S GMPとGMP事例集における受入確認試験の概要
    2. 近赤外分光法とラマン分光法の特徴
    3. 卓上型装置、携帯型装置
    4. 近赤外分光法とラマン分光法を用いた固形製剤工程の評価・理解の概説
    5. ヘパリン事件の教訓
  2. 分析法バリデーションによる受入確認試験
    1. 分析能パラメータ
    2. スペクトルのt-検定
    3. 受入確認試験結果 (ラマン分光法、携帯型)
  3. 多種類の医薬品原料粉体の受入確認試験 (近赤外、ラマン)
    1. 識別および受入確認試験のための主成分分析
    2. 包装材料の種類および内包装材料の厚み
    3. 主薬、賦形剤、結合剤、無機の添加剤、健康食品粉体
    4. 原料粉体の製造会社および産地に注目した受入試験
    5. 主成分分析による原料粉体の識別
    6. 包装フイルムの識別および受入
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 研修室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名同時申込みで1名分無料
    • 1名あたり定価半額の20,000円(税別) / 21,600円 (税込)
    • 2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
    • 同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
    • 3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で受講できます。
    • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
    • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
      申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
    • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/9/25 ICH Q2 (R2) /Q14・AQbDをふまえたバイオ医薬品の分析法バリデーションと判定基準の設定方法・許容範囲の考え方 オンライン
2025/9/26 ヒューマンエラー・逸脱・GMP違反を防ぐSOP・製造指図記録書の作成とは? 教育訓練とは? GMP記録とは? オンライン
2025/9/26 粉体ハンドリング 入門 オンライン
2025/9/29 三極 (日米欧) の違いを踏まえた治験薬の設備管理・品質管理の留意点とバリデーション・ベリフィケーションの考え方 オンライン
2025/9/30 CTD・照会回答で学ぶメディカルライティング実践と適切なレビューアプローチ オンライン
2025/9/30 医薬品GMP・部外品・化粧品製造現場における「人為的誤り」管理戦略と「ミス削減」の実践成功事例 東京都 会場・オンライン
2025/10/2 グローバルに伝わる英文メディカルライティングの基礎と頻出表現 オンライン
2025/10/3 改正QMS省令に伴う滅菌製品製造における外部委託先管理/施設監査の注意すべきポイントと滅菌バリデーション基準の要求事項 オンライン
2025/10/6 GMPヒューマンエラー防止・削減コース オンライン
2025/10/6 医薬品製造におけるヒューマンエラーの防止そして削減するための効果的な対策・工夫・改善と有効性評価方法 オンライン
2025/10/6 開発初期段階・市場データが不足している場合の売上予測・調査方法 オンライン
2025/10/9 ICH Q2 (R2) /Q14・AQbDをふまえたバイオ医薬品の分析法バリデーションと判定基準の設定方法・許容範囲の考え方 オンライン
2025/10/10 ヒューマンエラー・逸脱・GMP違反を防ぐSOP・製造指図記録書の作成とは? 教育訓練とは? GMP記録とは? オンライン
2025/10/10 再生医療等製品の不純物等を含むCMC薬事文書、CTD-Q作成のポイントと製造・品質試験の実際 (2日コース) オンライン
2025/10/13 三極 (日米欧) の違いを踏まえた治験薬の設備管理・品質管理の留意点とバリデーション・ベリフィケーションの考え方 オンライン
2025/10/14 医薬品GMP・部外品・化粧品製造現場における「人為的誤り」管理戦略と「ミス削減」の実践成功事例 オンライン
2025/10/15 CTD・照会回答で学ぶメディカルライティング実践と適切なレビューアプローチ オンライン
2025/10/17 塗料・塗膜における微粒子の挙動と分散状態制御、解析・評価方法 オンライン
2025/10/30 脂質ナノ粒子 (LNP) 、リポソームによる核酸・遺伝子DDSと製剤設計 オンライン
2025/10/31 塗料・塗膜における微粒子の挙動と分散状態制御、解析・評価方法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集