技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ロール・ツー・ロール製造プロセス構築の要点と運用時のトラブル対策

ロール・ツー・ロール製造プロセス構築の要点と運用時のトラブル対策

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、ロールtoロールの基礎から、プロセス開発のポイントまでを網羅して解説いたします。

開催日

  • 2014年4月17日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • ロール・ツー・ロールプロセスに関連する製品の技術者
    • フィルム (光学フィルム・太陽電池関連フィルム・包装など)
    • シート (発泡シートなど)
    • パイプ・ホース・チューブ
    • 土木・建材用異形押出品
    • 電池セパレータ
    • 高機能複合材料 (ナノコンポジット)
    • 機能性薄膜・フィルム
    • 食品
    • トイレタリー分野
    • 押出機 など

修得知識

  • ロール・ツー・ロールの基礎
  • ロール・ツー・ロールの導入のメリット・デメリット
  • ロール・ツー・ロールによるスケールアップの考え方
  • 実際に製造プロセスを構築していくうえでの注意点
  • 運用している際に生じやすいトラブルと対策
  • ロール・ツー・ロールの課題と解決の手がかり

プログラム

 要求される性能と耐久性を満足する枚葉での開発結果を、ロールtoロール方式に拡張する場合、単なるスケールアップだけでなくロール状のプラスチック フィルムを使用することによる装置やプロセスなどに大きな課題に直面する。これらの課題は実務経験の科学的分析を通して普遍的な知識として体系化すること により克服できるものと考えるが、現時点では現場のノウハウや暗黙知により行われることが多い。
 本セミナーにおいては、ロールtoロール方式による機能性フィルムの研究から生産にいたる技術開発、現場における製造管理など30数年におよぶ経験に基づく知見を整理・分析することで、ロール・ツー・ロールの概要、導入のメリット・デメリット等の基礎的な事項から、ロール・ツー・ロールによるスケールアップの考え方、実際に製造プロセスを構築していくうえでの注意点、また運用している際に生じやすいトラブルとその対策等,本分野の課題と解決の手がかりを解説する。

  1. プラスチックへの成膜技術
    1. プラスチックへの成膜技術が拓く世界
    2. プラスチックと無機材料
    3. プラスチック基板への成膜技術~成膜法の種類と特徴・長所/短所
      1. ドライコーティング
      2. ウェットコーティング
  2. ロール・ツー・ロールの概要
    1. ロール・ツー・ロールによる成膜とは
    2. ロール・ツー・ロールのメリット、デメリット
  3. ロール・ツー・ロールプロセス構築の要点と問題点
    1. ロール・ツー・ロールプロセスの構築の要点
    2. 膜形成プロセスと基本パラメタ制御
    3. 大面積基板への拡張
    4. 付着力の改善
  4. ロール・ツー・ロール成膜要素技術
    1. 巾方向・流れ方向の膜厚、組成、構造の均一性制御
    2. 基板への熱流解析
    3. 成膜中のフィルム挙動,熱負け制御
  5. ロール・ツー・ロールプロセス運用時のトラブル対策
    1. 成膜シミュレーション技術
    2. カソードおよびターゲット設計
    3. 成膜速度の限界、コスト、収率
    4. 欠陥 (膜外観や膜無し部分) の発生対策
    5. インライン測定による検査
    • 質疑応答

講師

会場

大田区産業プラザ PiO

6階 E会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名同時申込みで1名分無料
    • 1名あたり定価半額の22,500円(税別) / 24,300円 (税込)
    • 2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
    • 同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
    • 3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で受講できます。
    • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
    • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
      申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
    • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/7 ペロブスカイト太陽電池における塗工・乾燥のスケールアップ オンライン
2024/5/9 溶融製膜/溶液製膜によるフィルム成形技術の基礎と実際 オンライン
2024/5/10 高分子材料の粘弾性の基礎と応力/ひずみの発生メカニズムとその制御・評価技術 オンライン
2024/5/13 車載用プラスチックの基礎と最新動向 オンライン
2024/5/14 ポリマーアロイの基本、構造・物性および新規ポリマーアロイの材料設計の必須 & 実践知識 オンライン
2024/5/15 ヒートシールのくっつくメカニズムと不具合対策、品質評価 オンライン
2024/5/16 二軸押出機による混練技術とプロセス最適化 オンライン
2024/5/21 ラミネート技術の基礎・トラブル対策とヒートシール技術のポイント オンライン
2024/5/22 ポリフェニレンサルファイド (PPS) 樹脂の基礎と応用技術の総合知識 オンライン
2024/5/28 プラスチックフィルムにおける各樹脂特性、添加剤・成形加工技術および試験・評価方法 オンライン
2024/5/29 フィルムへの塗工技術とプロセス最適化、トラブル対策 オンライン
2024/5/30 ガスバリア技術の基礎と活用動向およびウェットプロセスによるウルトラ・ハイバリア技術 オンライン
2024/5/31 Tダイ成形機の基礎とフィルム成形トラブル対策 東京都 会場
2024/6/6 ウェブの連続搬送におけるテンション制御の必須基礎知識とトラブル対策 大阪府 会場
2024/6/7 二軸押出機における樹脂流動解析の基礎と AI/IoT 活用展開 大阪府 会場
2024/6/10 塗工 (スロットダイ、グラビア、バー、コンマ) の基礎と応用およびトラブル対策 オンライン
2024/6/10 プラスチックフィルムにおける各樹脂特性、添加剤・成形加工技術および試験・評価方法 オンライン
2024/6/12 フィルムの乾燥プロセス技術とトラブル対策 オンライン
2024/6/12 自動車塗料、塗装工程のCO2削減 オンライン
2024/6/19 塗工 (スロットダイ、グラビア、バー、コンマ) の基礎と応用およびトラブル対策 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2018/12/27 押出成形の条件設定とトラブル対策
2016/11/29 二軸押出機
2014/6/25 断熱フィルム 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/25 断熱フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/8/5 透明導電性フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/8/5 透明導電性フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2013/7/25 正しい分散剤の選定・使用方法と、分散体の塗布性を上げる添加剤技術
2013/4/5 高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2012/5/7 機能性ポリエステルフィルム市場の徹底分析
2012/1/30 水処理膜の製膜技術と材料評価
2012/1/15 光学フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2010/7/28 柔軟媒体ハンドリング
2009/10/1 国際化時代のポリエステル樹脂総合分析