技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

洗浄バリデーションの残留限度値設定と具体的洗浄方法

PIC/S 査察対応

洗浄バリデーションの残留限度値設定と具体的洗浄方法

~洗浄のコツとリスクベースに基づく洗浄バリデーションの実施・査察対応まで~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2014年3月25日(火) 10時30分 16時30分

修得知識

  • PIC/S GMPの位置付けと概要
  • 各製造品目ごとの具体的洗浄手順
  • 洗浄作業手順書作成方法
  • 目視検査員教育訓練方法
  • 洗浄バリデーションのリスクベースアプローチの概要
  • リスクベースの洗浄バリデーションの考え方
  • 洗浄バリデーションにおけるCQAとCPPを取り入れたデザインスペース構築の方法
  • EU-GMPに基づく新しい残留許容限度値設定の概要
  • 洗浄バリデーションのためのサンプリングと分析法バリデーションの概要

プログラム

第1部:医薬品製造設備の洗浄方法と洗浄作業手順書作成及び目視検査員教育

(2014年3月25日 10:30~13:00)

 医薬品は少量、多品種の生産が多く製造設備も専用設備が少なく共用設備が多い。
 このため製造設備の品種切替洗浄が頻繁に実施されるがこの洗浄を確実に実施しないと次製品とのコンタミネーションが発生する。このコンタミネーションを防止するために洗浄バリデーションに基づいた洗浄作業手順書の作成が必要である。また許容基準設定に「0.1%基準、10ppm基準、目視基準」の3法があるが目視基準については目視検査員の教育訓練が必要である。
 本講座では医薬品製造設備の洗浄の基本的な考え方、原薬・内服固形製剤・軟膏剤・注射剤各製造設備の洗浄方法及び留意点について解説する。また洗浄作業手順書作成、目視検査員教育訓練について実例を挙げて説明する。

  1. 洗浄方法の決定
    • 洗浄の基本的な考え方
    • 手動洗浄と装置洗浄について
    • 洗浄の構造と要素
  2. 製造装置の洗浄方法
    • 製薬用水の選定
    • 空気のクリーン度
    • 原薬製造設備の洗浄方法と留意点
    • 内服固形製剤製造設備の洗浄方法と留意点
    • 軟膏剤製造設備の洗浄方法と留意点
    • 注射剤製造設備の洗浄方法と留意点
  3. 洗浄作業手順書作成のポイント
    • 作業手順書とは
    • 手順書を作成する必要性
    • 作業管理と作業標準
    • 作業手順書作成ポイント
    • 実際の作業への落とし込み方法
    • 洗浄作業手順書フォーマットとその解説
  4. 目視検査員の教育訓練
    • 目視検査員の適性評価用サンプルの作成
    • 教育計画の作成
    • 教育訓練の実施
    • 目視検査員としての適性評価
    • 教育訓練完了確認評価表の作成
    • 質疑応答

第2部:残留限度値の設定と分析法バリデーション

(2014年3月25日 14:00~16:30)

 この講座では初めにPIC/S GMPの基での医薬品製造における洗浄バリデーション要件の理解と洗浄バリデーションを構築するためのリスクベースのアプローチ方法について例を挙げて紹介する。その上で洗浄性を担保するために設定される残留許容基準値の科学的根拠とEU-GMPに取り入れられているNOEL (最大無作用量) を基本としたPDE (曝露限度値) に基づく残留限度値の設定法を紹介する。
 また、リスクベースに基づいた残留基準値の設定に関して実際の例を紹介し、これまで一般的に行われている考え方との違いを紹介する。最後に洗浄バリデーションに関するPIC/Sの査察ポイントを概説する。

  1. GMPと洗浄バリデーションの位置付け
  2. 各国のレギュレーションと洗浄バリデーションの考え方
  3. PIC/S GMPと品質管理のパラダイムシフト
  4. リスクベースに基づく洗浄バリデーションの計画と実際
  5. リスクベースに基づく残留限度値の設定方法と分析法バリデーション
  6. 洗浄バリデーション後の管理
  7. 洗浄バリデーションにおけるPIC/S の査察ポイント
    • 質疑応答

講師

会場

大田区産業プラザ PiO

6F D会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,667円 (税別) / 44,800円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 23,625円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名同時申込みで1名分無料
    • 1名あたり定価半額の22,500円(税別) / 23,625円 (税込)
    • 2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
    • 同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
    • 3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で受講できます。
    • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
    • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
      申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
    • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/8 超音波洗浄のメカニズム、条件設定と効果的な活用法 オンライン
2024/11/8 情報不足な開発初期段階において事業性評価を適切に進める為のデータ活用と売上予測の方法 オンライン
2024/11/8 希少疾患における治療薬開発の最新戦略とアプローチ オンライン
2024/11/11 品質管理のための統計的モデリングと予測手法 オンライン
2024/11/11 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2024/11/11 医薬品製造・試験における電子化・DXの推進による課題解決、MES・LIMS等の導入と活用、データインテグリティの確保 オンライン
2024/11/12 ICH M7変異原性不純物/ニトロソアミン不純物対応コース オンライン
2024/11/12 ICH M7 (変異原性不純物) ガイドラインとエキスパートレビューにおける変異原性評価・判断の考え方 オンライン
2024/11/12 医療データ (RWD) 活用時の100の落とし穴 オンライン
2024/11/12 意思決定にむけたターゲットプロダクトプロファイルの設定 オンライン
2024/11/12 非GLP試験における信頼性確保 オンライン
2024/11/12 医薬品R&D段階でのNPV活用と課題解決策 オンライン
2024/11/13 QA/QCが知っておくべき (開発段階を含めた) 分析法バリデーションの基礎 オンライン
2024/11/13 実務に役立つ医薬品GCP入門講座 オンライン
2024/11/13 実験室における高薬理活性物質の取り扱い/封じ込め対応と区分による要求レベル オンライン
2024/11/13 超音波洗浄の基礎と効果的な活用方法 オンライン
2024/11/13 ニトロソアミン不純物/NDSRI分析・評価手法と留意点 オンライン
2024/11/13 希少疾患における治療薬開発の最新戦略とアプローチ オンライン
2024/11/14 GMP管理ではない (non-GMP) 原材料供給業者の製造・品質管理の要求事項/監査 (書面・実地) のポイントと監査時のチェックリスト・着眼点 オンライン
2024/11/14 責任役員 (上級経営陣) にむけたGMP、GQP教育訓練と法令順守体制の整備 オンライン