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ウェブハンドリング技術の必須知識とフィルム搬送&巻き取りプロセスの最適化

大阪開催

ウェブハンドリング技術の必須知識とフィルム搬送&巻き取りプロセスの最適化

大阪府 開催 会場 開催

2日間コースの同時申し込みで特別割引にて受講いただけます。
「フィルム静電気&ウェブハンドリングセミナー」との同時受講
(通常受講料 : 84,700円 → 割引受講料 59,800円)

概要

本セミナーでは、ウェブハンドリングの基礎から搬送や巻取りでのトラブル対策 (シワ、ズレなど) 、最新動向までを演習事例を混じえながら詳しく解説いたします。

開催日

  • 2014年1月10日(金) 10時00分 16時00分

受講対象者

  • フィルムを中心としたロールtoロールプロセスに関わる研究や製造の方

修得知識

  • ウェブハンドリングに関する基礎知識 (シワや巻き取り欠陥の防止対策他)

プログラム

 コンバーティングプロセスには、コーティング・乾燥、押出成形、印刷、スリッティングなど多くのプロセスがあります。これらのコンバーティングプロセスの基礎になるのがウェブハンドリング技術です。ロールtoロールプロセスでフィルムを搬送して巻き取るまでには、シワやカール、巻き取り欠陥など多くの欠陥に遭遇することがあります。
 本講座では、ウェブハンドリング技術の必須知識に加えて、演習事例も交えながら、解説をおこなっていきます。本講座が、フィルム搬送や巻き取りプロセスで諸問題を抱える方々の問題解決のきっかけになれば幸いです。

  1. ウェブハンドリングとは?
  2. ウェブハンドリングの力学
    1. 応力、歪、弾性率についての基礎からの理解
      • ウェブ張力をどのように決めるか?
    2. トラクション (摩擦) のコントロール、及び摩擦係数の測定方法
    3. スリップ及びスクラッチの防止方法
    4. より大きなトラクション (摩擦) を得る方法
  3. シワの防止
    1. シワの形態とウェブ搬送における基本法則の理解
    2. シワの発生条件、及びウェブの面内応力分布の計算例
    3. シワ発生条件の予測
    4. ウェブの各種拡幅技術 (各種シワ取り技術の紹介)
  4. 搬送時のウェブ浮上量とトラクションの変化
    1. 空気層厚みとトラクションの関係
  5. 巻取ロールにおける空気層厚みの解析
  6. 蛇行防止、巻きズレ防止
    1. 空気層厚み制御による安定走行の実現
  7. 多層フィルムのラミネートのポイント
  8. ウェブ搬送におけるローラー径の考え方
    1. ウェブ厚み方向の応力分布を考慮したローラー径の計算例
  9. 巻き取りにおける諸問題 (巻き取りの基礎と各種欠陥及び対策)
    1. 巻品質-主な欠陥と発生要因
    2. ロール内部応力の概念
    3. ロール内部応力の解析モデル
    4. 基材幅方向厚み斑への対応
    5. 巻取モデル
    6. テレスコープ解析例
  10. 最近のウェブハンドリングの研究例
    1. ウェブハンドリングリサーチセンターの紹介
    2. 「IWEB」に見る最近の研究例
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 後藤 義光
    旭化成 株式会社 生産技術本部 生産技術センター 加工技術部
    部長

会場

株式会社 オフィスヴィレッジ

セミナールーム

大阪府 大阪市 中央区北浜東6-6 アクアタワー8F
株式会社 オフィスヴィレッジの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,667円 (税別) / 44,800円 (税込)
複数名
: 35,667円 (税別) / 37,450円 (税込)

全2コース申込割引受講料について

  • 全2コース割引受講料 通常受講料 : 84,700円 → 割引受講料 59,800円

対象セミナー

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

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