技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

OECD GLP要件と日本のGLP基準の特徴、並びに信頼性保証のポイント

OECD GLP要件と日本のGLP基準の特徴、並びに信頼性保証のポイント

~試験計画書や最終報告書の記載範囲、試験の効率化、信頼性保証範囲~
東京都 開催 会場 開催

GLP (Good Laboratory Practice)

概要

本セミナーでは、海外を見据えたGLPの概念や対象試験とともに、実際の試験計画書や最終報告書の記載方法や、施設査察へ信頼性保証の範囲、信頼性保証の範囲を通して試験の効率化への対策を解説致します。

開催日

  • 2013年9月27日(金) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 非GPL試験に関連する担当者、管理者
  • 医薬品の委託試験に関連する担当者、管理者
  • 申請用の薬理、薬物動態試験の担当者、管理者

修得知識

  • 日本におけるGLP基準をふまえたOECD GLP
  • OECD非臨床試験データ相互受け入れ制度 (MAD)
  • GLPの基本的考え方と各種GLPの特徴 (違い)
  • GLP試験実施並びに施設の組織における役割並びに責任分担
  • GLP標準操作書の作成・改訂・教育
  • GLP生データにおける信頼性保証の確保
  • 試験実施施設の運営と試験の委託
  • 信頼性保証部門の役割と範囲
  • GLPに対応した試験の効率化

プログラム

 GLPは化学物質の非臨床試験を行うための信頼性基準であり、試験成績の根冠に係わる。海外を見据えたGLPの概念や対象試験とともに、実際の試験計画書や最終報告書をどこまで記載すれば良いのか、施設査察へ信頼性保証の範囲、信頼性保証の範囲を通して試験の効率化への対策を示す。
また、試験の管理や委託のために試験施設の選択、効率的な試験の運営・標準操作並びに生データを含めた資料の管理、施設査察のための資料作成について、医薬品のGLPに基づいてOECDのGLPを解説する。

  1. GLPの概要と適用範囲
    • 国際的なGLP制度の経緯と我が国のGLP
    • GLPの適用範囲と基本構成
    • GLP適合性調査と非臨床試験
    • OECD非臨床試験データ相互受け入れ制度 (MAD)
  2. 非臨床毒性試験の一般的な流れ
  3. 医薬品・医療機器GLP固有の運営管理者の役割と責務/範囲
    • ヒトとモノの導線と管理 (主計画表、GLP組織図、職務経歴、教育・訓練)
    • 標準操作手順書 (SOP)
  4. 試験責任者の役割と責務/範囲
    • 試験計画書の作成
    • 試験現場における指導・管理
    • 最終報告書の作成
  5. 信頼性保証部門責任者の役割と責務/範囲
    • 試験計画書・試験の実施状況・最終報告書の調査
    • 試験施設・設備・機器 (コンピュータを含む) の調査
    • 信頼性保証システムの構築・管理
  6. 試験委託者の役割と責務/範囲
  7. 効率的なGLP試験の実践
    • 試験実施施設及び機器の取扱などのSOP
    • 飼育管理並びに被験物質の取扱
    • 試験従事者の役割
    • 資料保管管理者
    • 複数場所試験の取扱
  8. GLP適合性調査とポイント
    • 我が国のGLP試験施設査察と事前審査票の作成のポイント
  9. 信頼性保証の範囲と試験の効率化
    • 我が国のGLP適合性実地調査事例
    • 試験の実施とQC並びにQA
  10. GLPにおけるOECD用語と我が国との関係
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 飯島 護丈
    AEIC研究所
    代表 非臨床開発コンサルタント

会場

大田区産業プラザ PiO

6F E会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)
複数名
: 31,000円 (税別) / 32,550円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/18 CTD形式でのマスターファイル (MF) 関連の資料作成・試験データの纏め方と変更登録申請の留意点 オンライン
2025/2/18 PV・MA・マーケティング部門における医療情報データ (RWD) 活用の実践 オンライン
2025/2/18 2025年最新の疼痛治療戦略および求める薬剤のプロファイル オンライン
2025/2/18 医薬品ライセンスにおける契約交渉のポイント オンライン
2025/2/19 わかりやすい製造指図書およびSOP作成のポイント オンライン
2025/2/19 GMPで必須となる英語表現と対応エラー事例 オンライン
2025/2/19 医薬品工場建設におけるURS作成時の留意点およびトラブル防止・バリデーションのポイント オンライン
2025/2/19 核酸医薬品・メッセンジャーRNA医薬品を対象とするドラッグデリバリーシステムの現状と将来展望 オンライン
2025/2/19 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発 オンライン
2025/2/19 医薬品製造設備におけるクリーンルームの基礎と空調設備の設計・維持管理 オンライン
2025/2/20 非臨床試験: 各治験段階における規格とバリデーション実施の具体的ポイント オンライン
2025/2/20 医薬分野におけるモダリティー開発視点からのイノベーション発掘と事業化戦略 オンライン
2025/2/20 費用対効果 (日本版HTA) 評価の基礎講座 オンライン
2025/2/20 PMDA審査官から高評価が得られる非臨床領域のメディカルライティング オンライン
2025/2/21 ヒューマンエラー防止に必要なSOPの書き方の工夫と文書管理 東京都 会場・オンライン
2025/2/21 製造/ラボにおける監査証跡の具体的な運用方法・管理と効率的なレビュー手順・頻度 (どこまですべきか) ・記録の残し方 オンライン
2025/2/21 非臨床試験 (基礎研究、信頼性基準試験) における電子データ完全性確保・電子ノート使用とクラウド利用でのデータ管理 オンライン
2025/2/21 コンピュータ化システムバリデーション (CSV) の基礎とデータ・インテグリティ確保 オンライン
2025/2/21 デジタルを基盤としたニューモダリティー医薬品/ヘルスケアの探索・初期評価と事業性検討 オンライン
2025/2/21 GMPにおける (製造・試験) 外部委託業者管理・監査の留意点とチェック項目 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門
2010/4/20 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析
2009/11/30 eCTD (基礎から応用まで)