技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

CSVの基礎と関連文書の作成

日米欧三極対応

CSVの基礎と関連文書の作成

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、PIC/S GMPに対応したCSV関連書類の作成方法とポイントを具体的事例を交えながら解説いたします。

開催日

  • 2013年8月27日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • コンピュータバリデーションCSVに興味のある製薬、医療機器の関係者

プログラム

 厚労省が加盟申請を行ったPIC/Sから本年1月にEU-GMP ANNEX11 Computerized Systemと同様の新たな指針が示されています。日本のGMPがPIC/S基準に移行することから、これらへの対応はEUに輸出品目を有する製薬企業やサプライヤだけではなく、国内全ての医薬関連企業において対応が必須となります。
 これらの基になっているのが国際的に広く利用されているGAMPガイドです。GAMPガイドは2008年に最新版であるGAMP5が発行されています。500ページに近い膨大な内容であるためポイントを理解することが重要です。また、厚労省からは新ガイドラインが発行され昨年4月より施行されています。これらの要件を正しく理解することが必要です。
 CSVに取り組みにあたってはまず必要となるのが「CSV管理規程」です。自社の取組みの基本となるものです。正しい「CSV管理規程」の策定がCSV取組みの近道であり必須となります。
 本セミナーではGAMP5や厚労省ガイドラインを始めとするCSVの要件を踏まえた上で、正しい「CSV管理規程」の策定のポイントを解説します。また、実際のCSV関連書類の作成方法とそのポイントについて具体的事例を交えながら解説を加えます。

  1. CSVの基本的な要件とそのポイント
    1. CSVの背景と経緯
    2. CSV関連規制と指針の概要
    3. コンピュータシステムとコンピュータ化システムの違い
  2. GAMP5の概要とポイント
    1. GAMPガイドの生い立ち
    2. GAMP4からGAMP5に改定された重要な背景
    3. 「原則と枠組み」の解説
    4. 付属資料「M」の主要部分の解説
    5. 付属資料「D」の主要部分の解説
    6. 付属資料「O」の主要部分の解説
    7. 付属資料「S」における表計算ソフトのCSVについて解説
    8. GAMP GPGにおける回顧的バリデーションの説明
  3. PIC/S GMP (EU-GMP) Annex11 Computerized Systemのポイント
    1. GMP Annex11の概要とそのポイント
    2. ITインフラの適格性の確認とは?
  4. PIC/S GUIDANCE GOOD PRACTICES FOR COMPUTERISED SYSTEMS IN REGULATED “GXP” ENVIRONMENTSの要点の解説と理解
    1. PIC/S GUIDANCEの構成
    2. PIC/S GUIDANCEの概要とそのポイント
    3. PIC/S GUIDANCEにおける回顧的バリデーションの要求内容
  5. CSV関連書類のあり方とその事例
    1. GAMP5をベースとしたCSV管理規程体系とは
    2. CSVにおける管理関係の管理規程の内容と事例
      1. 要求仕様書の作成方法とポイント
      2. サプライヤ評価の計画書・報告書の作成方法とポイント
      3. リスクアセスメント計画書・報告書の作成方法とポイント
    3. CSVにおける開発関係の管理規程の内容と事例
      1. IQト計画書・報告書の作成方法とポイント
      2. OQト計画書・報告書の作成方法とポイント
    4. CSVにおける運用関係の管理規程の内容と事例
      1. インシデント管理の作成方法とポイント
      2. 変更管理の作成方法とポイント
      3. 自己点検・システム監査のチェックリスト作成方法とポイント
  6. 演習問題
  • 質疑応答

会場

江東区産業会館

第2会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/29 動物用医薬品・体外診断薬における薬事規制と国内外市場動向 オンライン
2024/11/29 QMS構築によるオーバークオリティ判断と治験効率化にむけた活用 オンライン
2024/12/2 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発とスケールアップの留意点 オンライン
2024/12/3 GMPバリデーションのポイントと失敗事例 オンライン
2024/12/3 バリデーション入門講座 オンライン
2024/12/4 医薬品不純物 (有機不純物、無機不純物、残留溶媒) の化学的及び安全性評価と管理ポイント オンライン
2024/12/4 空調システムの維持管理とバリデーション オンライン
2024/12/4 GMP監査の基礎と実践 オンライン
2024/12/4 バイオ医薬品の製造におけるプロセスバリデーションと注意点 オンライン
2024/12/4 ISO9001:2015から化粧品GMP、ISO22716への適応、および原料に関するEFfCI GMP、一次容器に関するISO15378の要求の理解 オンライン
2024/12/4 エンドトキシン管理の要件と最新動向を踏まえた課題解決のアプローチ オンライン
2024/12/4 SDS・ラベル超基礎講座 オンライン
2024/12/4 承認申請プロセスに関わるPMDA提出資料 (CTD/照会事項回答) 作成のポイント オンライン
2024/12/4 無菌医薬品包装規制および完全性評価手順・各種漏れ試験方法のポイント オンライン
2024/12/4 mRNA医薬品の基礎および設計・合成と製造のポイント オンライン
2024/12/4 改正QMS省令に伴う滅菌製品製造 (委託滅菌の注意含む) 品の滅菌関連の留意点と滅菌バリデーション基準の要求事項/監査時の留意点 オンライン
2024/12/5 監査を1日で終わらせるコツ オンライン
2024/12/5 造粒・打錠・コーティング製造技術とスケールアップ/打錠障害・品質異変の防止・対策 東京都 会場・オンライン
2024/12/5 医薬品承認申請書のコンプライアンスとグレー部分への対応 オンライン
2024/12/5 ICH Q5A ウイルス安全性評価/外来性感染性物クリアランス評価コース オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門
2010/4/20 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析
2009/8/20 コンピュータバリデーション
2009/6/5 非GLP/GLP試験・医薬品製造の国内・海外委託と適合性調査対応
2009/2/23 社内監査の手引き
2009/2/10 臨床試験におけるEDCに関する信頼性調査への対応実践講座
2008/10/23 実践ベンダーオーディット実施の手引き
2007/3/16 臨床開発におけるER/ESの活用とコンピュータシステムバリデーション実践書