技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

誘電エラストマーの基本物性と革新的な応用例

誘電エラストマーの基本物性と革新的な応用例

~筋肉を超えたエラストマー~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、誘電エラストマーの物性解説からセンサ、発電システム等の応用例の紹介いたします。

開催日

  • 2013年8月8日(木) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 高分子アクチュエータ・ EAP ・誘電エラストマー・人工筋肉の応用分野の技術者、開発者、研究者
    • 機械
      • アクチュエータ
      • ポンプ
      • モータ
      • ブレーキ
      • ロボット
      • 位置決め
    • 電子機器
      • センサ
      • 携帯用オートフォーカス・ズーム機構
      • 大型平面ディスプレィ
      • スピーカー
      • 携帯電話向けバイブレータ
      • ノイズリダクション・システム
      • MEMS/MEMS EAPスイッチ
      • EAPアパチャー
      • EAPバルブ
    • 医療機器・医療用器具
      • 内視鏡
      • カテーテル
      • 使い捨て器具
    • エネルギー・ハーベスティング
      • 高効率人工筋肉発電システム
      • エナジーシューズ
      • 化学反応を利用した人工筋肉発電
      • 潮力発電・風力発電 など
  • 高分子アクチュエータ・ EAP ・誘電エラストマー・人工筋肉に関連する技術者、研究者
  • 高分子アクチュエータで課題を抱えている方
  • これから高分子アクチュエータに携わる方

修得知識

  • 人工筋肉型アクチュエータの基礎と応用例
  • 誘電エラストマーアクチュエータの基礎と応用例
  • 誘電エラストマーセンサーの基礎と応用例
  • 誘電エラストマーを用いた高効率発電システム

プログラム

 原子力エネルギーのあり方が国内外で見直されている中、地球環境に配慮しながら産業を発展させ人々の生活を向上させるには、社会全体を高度に省エネ化するとともに、高効率な再生可能エネルギーシステムなどの導入が不可欠である。
 これらの新しい技術を支える新素材として、ポリマーをベースにした素子の研究が急速に進歩しており、その中でも誘電エラストマートランスデューサーは、製作コストが安く、また柔軟で生物と同じような動きができることから、人の身近で使用されるロボットや医療用器具などのキーデバイスになると考えられている。
 最新の実験データでは、0.1gの誘電エラストマーで1kgの重りを持ち上げられ、介護や医療機器等への応用や、パワースーツ・ロボット用筋肉の開発が進み、ヘビーユーズへの応用も期待されている。また、誘電エラストマーは、センサーとして使用することも可能で、医療用として開発されたセンサーシステムは、来年度に向けて商業化への準備が進められている。
 さらに、本セミナーで紹介する誘電エラストマーを用いたアクチュエーターを逆駆動することにより得られる電気エネルギーは、人や動物の動きから電気エネルギーを得られることから、医療用をはじめ各種携帯機器の電源としても期待されている。波力・水力・風力・太陽熱などの再生可能エネルギーの新しい回収手段としても注目を集めており、波・水流・風等の周期・大きさに依存しない発電システムを実現することも可能である。
 本セミナーでは、誘電エラストマーの現状や様々な応用、今後の展開などを最新の実験結果の解説やデモを交えて徹底解説します。この機会に、是非、実物をご覧ください。

  1. 人工筋肉型アクチュエータの現状
    1. エレクトロアクティブポリマー (EAP) 概論
    2. イオンや磁気などを利用するEAP
    3. 世界の研究開発動向
  2. 誘電エラストマーアクチュエータの動作原理、製作方法および使用時のポイント
  3. 誘電エラストマーアクチュータの応用例
    1. ロボット、ポンプ、モータなどへの応用
    2. スマートマテリアルなどへの応用 (マイクロ工場への応用など)
    3. 医療用器具や介護器具などへの応用
    4. 指向性を有したスピーカ、ソナー、ノイズリダクション・システムなどへの応用
    5. センサーへの応用
    6. スーパー人工筋肉の可能性 (ハイパワー誘電エラストマーの研究開発状況)
  4. 誘電エラストマーを用いた高効率発電システムとその応用
    1. 発電原理
    2. 小型発電システムとワイヤレスシステムへの応用
    3. ウエアラブル発電システム
    4. 波発電システムと船舶発電システムの水産業への応用。最新の実験状況。
    5. 水車発電システムと農業分野への応用
    6. 風や太陽熱を利用した発電システム
  5. 誘電エラストマーアクチュエータと発電システムの駆動体験

  • 質疑応答

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5階 第2講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/5/12 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション 業務者教育コース オンライン
2025/5/12 医療機器の日欧米市販後安全対策と不具合報告・添付文書の作成方法 オンライン
2025/5/12 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション 業務者教育コース Aコース (初心者コース) オンライン
2025/5/12 永久磁石同期モータ駆動システムにおけるインバータの過変調領域の利用 オンライン
2025/5/12 医療機器に使用される包装システム (梱包箱なども含む) の試験方法と基準解説 オンライン
2025/5/13 適格・適切・効率的・効果的な医療機器品質マネジメントシステム (QMS省令) 構築・運用とリスクマネジメントの手法 オンライン
2025/5/15 薬事承認・保険適用・診療報酬改定に関する理解とそれらを総合した戦略の重要性とその要点 (実践・戦略編) オンライン
2025/5/16 画像認識技術入門 オンライン
2025/5/16 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション 業務者教育コース Bコース (実務者コース) オンライン
2025/5/23 医療機器ソフトウェア、遺伝子関連技術などの従来と異なる特徴を持つ医療機器の保険収載・戦略上の重要ポイント オンライン
2025/5/29 医薬品/医療機器等へのQMSの具体的な構築フロー オンライン
2025/5/29 再生医療産業分野における新規事業・研究開発テーマ企画の心得と市場参入戦略 オンライン
2025/5/29 薬事承認・保険適用・診療報酬改定に関する理解とそれらを総合した戦略の重要性とその要点 (実践・戦略編) オンライン
2025/5/30 医療機器・プログラム医療機器の保険戦略 オンライン
2025/6/6 医療機器ソフトウェア、遺伝子関連技術などの従来と異なる特徴を持つ医療機器の保険収載・戦略上の重要ポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2015/6/26 2015年版 民生機器用蓄電池市場の実態と将来展望
2015/5/29 2015年版 水素燃料市場・関連技術の実態と将来展望
2015/4/24 2015年版 HEMS市場・関連機器の実態と将来展望
2015/3/27 2015年版 再生可能エネルギー市場の実態と将来展望
2015/2/27 2015年版 車載用・産業用蓄電池市場の実態と将来展望
2015/1/30 2015年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2014/12/19 2015年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2014/11/25 リチウムイオン電池〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/11/25 リチウムイオン電池〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/11/21 2015年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2014/8/29 2014年版 風力発電市場・技術の実態と将来展望
2014/7/25 2014年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2014/6/30 熱電発電システム技術 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/30 熱電発電システム技術 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/30 マイクロセンサ 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/27 2014年版 スマートハウス市場の実態と将来展望
2014/5/30 コンタクトレンズ〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/5/30 コンタクトレンズ〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/5/30 コンタクトレンズ用洗浄・殺菌消毒剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/5/30 コンタクトレンズ用洗浄・殺菌消毒剤 技術開発実態分析調査報告書