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高分子膜 / フィルムにおける透過性およびバリア性発現メカニズムの基礎と応用

高分子膜 / フィルムにおける透過性およびバリア性発現メカニズムの基礎と応用

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、高分子膜/フィルムの透過、透湿、拡散、収着挙動などの基礎原理を網羅し、高分子透過膜、分離膜、バリア膜についての問題や現状についても解説いたします。

開催日

  • 2013年7月22日(月) 10時30分16時30分

受講対象者

  • 高分子フィルム / 高分子膜に関連する技術者
    • 太陽電池バックシートの酸素・水蒸気バリア材
    • LEDの酸素・水蒸気バリア材 など

修得知識

  • 高分子膜/フィルムの基礎
    • 透過
    • 透湿
    • 拡散
    • 収着挙動 など
  • バリア性を左右する要素

プログラム

 高分子透過膜,分離膜やバリア膜 (材料) を通した気体や,蒸気 (水蒸気) 等の低分子の透過性の基本を原理に基づいて説明し,それぞれの高分子膜の透過・拡散・収着機構を概説する。
 ガラス状高分子膜、結晶性高分子膜等の透過・拡散・収着挙動を各論的に紹介し、高分子透過膜、分離膜やバリア膜 (材料) の問題点や現状について紹介する。

  1. 序論
  2. 気体透過性と透湿性
    • 気体の収着・拡散・透過性
  3. 収着 (吸収+吸着)
    • 吸収
    • 溶解度
    • 溶解度パラメータ
    • 高分子-気体・水蒸気の親和性
    • 相互作用パラメータ
  4. 収着機構
    • ヘンリー収着
    • ラングミュアー収着
    • 二元収着
    • BET収着
    • Flory-Huggins型の溶解
  5. 拡散
    • 気体・水蒸気のサイズ
    • 自由体積
    • 自由体積分率
    • 占有体積
  6. 透過
    • 透過測定法
    • ガラス状高分子膜
    • 部分不動化モデル
    • 結晶性高分子膜
    • スマートメンブレン
  7. バリア性
    • 凝集エネルギー密度
    • 水素結合形成
    • イオン結合形成、
    • 結晶部分の活用
    • 高分子鎖の配向
    • sub Tg annealing
    • 複合化

  • 質疑応答

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5階 第4講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,667円 (税別) / 44,800円 (税込)
複数名
: 35,667円 (税別) / 37,450円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
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