技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

イオン伝導の基礎と測定

イオン伝導の基礎と測定

~イオン伝導の向上に向けて~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、イオン伝導のメカニズムから薄膜作製法、電気的特性の測定方法と解析法までを徹底解説いたします。

開催日

  • 2012年12月18日(火) 13時00分 16時00分

プログラム

 イオン導電体とは固体でありながらイオンが伝導する物質の事である。イオン導電体は次世代型リチウム二次電池、燃料電池、センサー、表示素子等の電気化学デバイスとして幅広い応用が期待されている。
 これらの概要についてイオン伝導の基礎を説明するとともに、その薄膜作製法、電気的特性の測定方法と解析法、リチウムイオン導電体を中心にした具体例などについて解説する。

  1. 固体内のイオン伝導の基礎 ~イオン導電体とは~
    1. 熱活性型のイオン伝導
    2. 一次元周期ポテンシャル中のイオン伝導
  2. イオン導電体薄膜の作製 ~物理蒸着法~
    1. 真空蒸着法
    2. スパッタリング法
    3. PLD法
  3. イオン導電体のインピーダンス
    1. 測定試料の構成~バルクと薄膜~
    2. 測定系の構成
    3. インピーダンススペクトルから何がわかるか?
      1. イオン伝導におけるDebyeの緩和式
      2. 等価回路とインピーダンススペクトル
  4. イオン導電体のイオン伝導 ~リチウムイオン導電体を中心に~
    1. 結晶・バルクのイオン伝導
      1. 結晶構造とイオン伝導の異方性
      2. 絶縁体分散効果 (Liang効果)
      3. 高圧力下でのイオン伝導
    2. 薄膜のイオン伝導
      1. 薄膜の経時効果
      2. 薄膜の熱処理効果
      3. イオン導電体薄膜のイオン伝導の例
      4. イオン伝導度の膜厚依存性とLiang効果
  5. イオン伝導の向上とイオン導電体の実用化に向けて
    1. 高イオン伝導に要求される要素
    2. Liイオンの伝導経路を増すような構造
    3. キャリアの数密度の最適化
    4. イオン導電体材料の選定について

  • 質疑応答

講師

  • 古澤 伸一
    群馬大学 大学院 工学研究科
    准教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5階 第4講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)
複数名
: 31,000円 (税別) / 32,550円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/17 電子機器における実践的な熱設計・熱対策技術 オンライン
2025/1/21 固体酸化物形セルを用いた水素製造・利用技術の基礎と最新動向 オンライン
2025/1/21 自動車用を中心とした半導体技術の現状・最新動向と今後の展望 オンライン
2025/1/21 全固体リチウム二次電池の最新動向と今後の展望 オンライン
2025/1/23 リチウムイオン電池の高性能化、安全性確保のための最新技術動向と業界動向・市場展望 オンライン
2025/1/24 リン酸鉄 (LFP) 系リチウムイオン電池の開発動向と電極特性 オンライン
2025/1/27 リチウムイオン電池のリサイクル、リユースの技術や関連法規制の動向と課題 オンライン
2025/1/30 LIBの劣化メカニズムと評価法およびLIBリユース産業の動向 オンライン
2025/1/30 テラヘルツ波デバイスの基礎と産業応用への新展開 オンライン
2025/1/31 EV用リチウムイオン電池のリユース・リサイクル技術の動向と課題、今後の展望 オンライン
2025/1/31 EVなどリチウムイオン電池のリユース & リサイクル オンライン
2025/2/4 リチウムイオン電池の性能・安全性評価手法 オンライン
2025/2/4 全固体リチウム二次電池の最新動向と今後の展望 オンライン
2025/2/4 電子機器における防水設計技術 (中級編) オンライン
2025/2/5 LIBの劣化メカニズムと評価法およびLIBリユース産業の動向 オンライン
2025/2/6 廃リチウムイオン二次電池からの電極分離・精製とその再生 オンライン
2025/2/7 リチウムイオン電池のリサイクル、リユースの技術や関連法規制の動向と課題 オンライン
2025/2/12 脱炭素で注目の水素エネルギーその活用のための「水素取り扱いの基礎」 東京都 会場・オンライン
2025/2/12 EV用リチウムイオン電池のリユース・リサイクル技術の動向と課題、今後の展望 オンライン
2025/2/13 汎用リチウムイオン電池の特性・健全度 (劣化度) ・寿命の評価手法の詳細 オンライン

関連する出版物

発行年月
2015/8/17 バッテリー関連技術〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2015/8/17 バッテリー関連技術〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2015/6/30 導電性フィラー、導電助剤の分散性向上、評価、応用
2015/6/26 2015年版 民生機器用蓄電池市場の実態と将来展望
2015/5/29 2015年版 水素燃料市場・関連技術の実態と将来展望
2015/2/27 2015年版 車載用・産業用蓄電池市場の実態と将来展望
2014/12/19 2015年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2014/11/25 リチウムイオン電池〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/11/25 リチウムイオン電池〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/11/21 2015年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2014/7/25 2014年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2014/6/30 マイクロセンサ 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/4/15 自動車向け燃料電池〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/15 燃料電池車 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/4/15 燃料電池車 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/15 自動車向け燃料電池〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/1/6 Liイオン電池の規格・特性試験・安全性試験・輸送手順
2013/12/13 2014年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望