技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

原薬輸入のリスク管理

超入門

原薬輸入のリスク管理

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、医薬品GMPに適合した製品を輸入する際に起こり得る諸問題をわかりやすく解説いたします。

開催日

  • 2012年5月23日(水) 13時30分 16時30分

受講対象者

  • 原薬の調達・輸入担当者、管理者

修得知識

  • GMP、GQP、医薬品開発に関する基礎知識
  • 医薬品の品質の重要性
  • 不純物プロファイル
  • 結晶多形
  • 原薬輸入のポイント
  • 原薬輸入のリスク
  • 海外製造メーカーのチェックポイント
  • 変更管理
  • GMP適合性調査
  • MF
  • 原薬輸入時の交渉方法

プログラム

 2005年、改正薬事法に基づき海外からの原薬調達も増えている。更に世界的経済危機の中で安い原薬を求めた動きも活発である。
 医薬品GMPに適合した製品を問題なく輸入するには海外製造所における製造管理及び品質管理の確保が前提であり、変更管理体制や品質保証体制の確立が必須である。更に製品輸送に関する取り決め、原薬メーカーの信頼性チェックや法的問題も含めた総合的見地からの対策が取られていない限り、安いコストと期待したことが思わぬトラブルに巻き込まれ製品そのものをだめにする危険性もはらむ。
 これらの諸問題を項目ごとにわかりやすく説明する。

  1. 原薬調達の現状と課題
    1. 原薬調達の目的
      1. コスト
      2. 医療上必要な薬
      3. 企業が欲している薬
      4. 委託製造品
      5. 競合品
    2. 原薬調達の方法
      1. 原薬メーカー
      2. 委託製造
      3. 商社
    3. 原薬のGMP管理
      1. GMPとは
      2. GMP組織と社内位置づけ
      3. GMP上の留意点
      4. GMP適合した原薬調達
    4. 原薬メーカーの決定
      1. 原薬メーカーの実力
      2. 品質契約
      3. GMP適合性調査
      4. MFと取扱い方
      5. 製造設備のチェック
      6. 納期―供給契約
      7. コスト
      8. クレーム発生時対応策:品質保証体制
      9. 良好なパートナーシップ
  2. 製造委託の問題点と留意点
    1. 委受託のメリットとデメリット
    2. 海外製造所のGMP適合性調査について
    3. 書面調査のポイント
    4. 実施調査のポイント
    5. 技術移転
    6. 製造設備と実績
    7. トラブル対応策―品質 (異物、不純物等) 、納期、逸脱
  3. 原薬の品質に関する問題点
    1. 不純物に関する問題点
      1. 規格設定と範囲
      2. 純度測定法
      3. 不純物とは
      4. 不純物プロファイル
      5. 新規不純物の取扱い
    2. 結晶多形に関する留意点
      1. 結晶多形とは
      2. 結晶多形判別法
      3. 結晶多形の原薬への影響
    3. 異物と容器破損
  4. 原薬輸入のリスクと回避策
    1. 原薬輸入手続き
    2. GMP適合性調査
    3. 受け入れ試験
    4. 価格と支払い方法
    5. 購入予測量
    6. 商社の役割
    7. 変更管理と品質保証体制
    8. クレーム発生時の対応
  5. 信頼される医薬品である為に
    1. 海外製造メーカーとの信頼関係
    2. Win-Winの関係
    3. GMP遵守の精神
    4. 情報の共有化

講師

  • 橋本 光紀
    医薬研究開発コンサルテイング
    代表取締役

会場

ハロー貸会議室 日本橋人形町
東京都 中央区 日本橋人形町1-5-12 萬武ビル2階
ハロー貸会議室 日本橋人形町の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,000円 (税別) / 31,500円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/25 CSV (コンピュータ化システムバリデーション) ・GAMP5の基礎知識および実施のポイント オンライン
2024/11/26 QC (試験部門) における効果的な電子化、電子化後のデータファイルの保管・管理における実務ポイント オンライン
2024/11/26 GMP/GDPにおける汚染管理戦略としてのペストコントロールの実態と査察指摘事項 オンライン
2024/11/26 QMS構築によるオーバークオリティ判断と治験効率化にむけた活用 オンライン
2024/11/27 医薬品品質システム実践のためのバリデーション文書/サイトマスターファイル作成時の必修事項と記載例 東京都 会場・オンライン
2024/11/27 PIC/S GMPをふまえた医薬品のサンプリング基礎知識 オンライン
2024/11/27 無菌医薬品包装規制および完全性評価手順・各種漏れ試験方法のポイント オンライン
2024/11/28 ICH Q12,Q14の要件と承認後変更管理 (PACMP) の具体的進め方 オンライン
2024/11/28 開発段階 (求められる要件) に応じたQbDによる製剤開発と品質規格・Validation実施範囲 オンライン
2024/11/28 安定性試験実施の留意事項と安定性試験結果の統計解析/安定性予測・評価方法および有効期間の設定 オンライン
2024/11/28 化粧品OEM/ODMにおける品質管理・保証とトラブル防止のリスクアセスメント オンライン
2024/11/28 医薬品品質試験における生データの取扱いとQC実施のポイント 東京都 会場・オンライン
2024/11/28 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2024/11/28 残留溶媒に関する規制と申請上の留意点、規格値設定の考え方 オンライン
2024/11/29 原薬製造のプロセスバリデーション実施方法とスケールアップ・MF登録申請 オンライン
2024/11/29 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2024 オンライン
2024/11/29 サプリメント (機能性表示食品) におけるGMP (製造・品質管理の基準) 実施にむけた理解と実践 オンライン
2024/11/29 動物用医薬品・体外診断薬における薬事規制と国内外市場動向 オンライン
2024/11/29 CSV (コンピュータ化システムバリデーション) ・GAMP5の基礎知識および実施のポイント オンライン
2024/12/2 局方/GMPに対応する不純物の評価・管理及び原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -