破損・トラブル防止の観点から見る
プレフィルドシリンジの材質選定と設計・機能評価
~摺動性不良、破損、シリコン由来異物など市場クレーム防止策~
東京都 開催
会場 開催
概要
本セミナーでは、プレフィルドシリンジの基礎から解説し、ガラスシリンジ・樹脂シリンジの破損事例・クレーム事例と対策について詳解いたします。
また、プレフィルドシリンジ材質の選定、設計、機能付加のポイントについて解説いたします。
開催日
-
2011年11月17日(木) 10時30分
~
16時20分
受講対象者
- プレフィルドシリンジに関連する技術者、品質担当者、管理者
修得知識
- プレフィルドシリンジのメリット・デメリット
- ガラスシリンジの破損とその他クレーム事例と対策
- 樹脂シリンジの破損とその他クレーム事例と対策
- クレーム事例から見た部材選定のポイント
- 安全性向上製品
- プレフィルドシリンジ材質の品質基準
- プレフィルドシリンジの設計のポイント
- プレフィルドシリンジの機能付加のポイント
プログラム
第1部
プレフィルドシリンジの破損・トラブル事例と防止に向けた部材選定基準
プレフィルドシリンジ採用前に、発生し得るトラブルを知ることにより、部材選定の段階から、トラブル防止を行うことが出来ます。
- プレフィルドシリンジとは
- プレフィルドシリンジのメリット・デメリット
- ガラスの特性
- 樹脂の特性
- 破損事例 (ガラスシリンジ)
- ユーザー (製薬企業) で発見された事例
- 市場クレーム
- 破損原因と対策
- ガラス加工痕
- ひずみ
- ガラス表面積
- 包装方法
- 先端破損対策 (仮定) … オーバーキャップ
- 破損事例 (樹脂シリンジ)
- ユーザー (製薬企業) で発見された事例
- 市場クレーム
- 破損原因と対策
- その他のトラブル事例
- 摺動性不良
- 異物
- シリコン由来異物
- その他
- クレーム内容から見る部材選定ポイント
- 安全性向上製品の紹介
- 針刺し事故防止
- バイアルキット
- ファシール
- まとめ
第2部
プレフィルドシリンジ材質の品質基準と設計・機能付加のポイント
プレフィルドシリンジ製剤は、薬液との安定性の面からガラスが一般的であったが、バレルに使用可能な樹脂が見出されて以来、破損防止や加工のしやすさからプラスチックバレルのプレフィルドシリンジが普及してきた。
今回シリンジ材質選定に必要な試験項目とプレフィルドシリンジに汎用されてきたプラスチック材質の特性と品質基準、市場でトラブルを発生させないための設計時の留意点ならびに品質・機能の評価方法について演者の経験を踏まえて紹介する。
- キット製剤の定義とプレフィルドシリンジの利点
- プレフィルドシリンジの材料特性と設計
- シリンジ材質の品質基準
- ガラス容器試験,プラスチック容器試験
- 新規バレル樹脂の生物学的試験
- プラスチックバレルの材質
- シリンジバレルに使われる樹脂の特性
- プレフィルドシリンジのバレルに使われる樹脂の特性
- ガスケット材質
- バレル (ガラス、プラスチック) 設計上の留意点
- バレル設計上の留意点
- 硝子シリンジの破損部位と防止策 (例)
- 使用性に関する設計時の留意点
- プラスチックバレルの滅菌による寸法変化
- ガスケット、トップキャップ設計上の留意点
- ガスケット径と密封性
- シリコン塗布量の使用性 (摺動性・微粒子) への影響
- トップキャップの密封性
- トップキャップのシリコン塗布量と開封性
- 設計時の主な品質・機能評価
- プレフィルドシリンジ製剤の製造方法
- プレフィルドシリンジへの機能付加
- 機能付加の事例紹介
- 無針注射
- ICタグ、磁気ラベル貼付シリンジ
講師
田口 勝也 氏
創作メディカル株式会社
代表取締役
前原 隆 氏
株式会社 タケトモ
営業推進課
技術アドバイザー
主催
お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。
お問い合わせ
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)
受講料
1名様
:
45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
:
38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)
複数名同時受講の割引特典について
- 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
- 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)