技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

GMP初級者向け教育訓練コース 3日間講座

GMP要件をじっくり学ぼう

GMP初級者向け教育訓練コース 3日間講座

~教育訓練担当者へ"わかりやすくGMP教育をする"ポイントがわかります~
東京都 開催 会場 開催 演習付き

概要

本セミナーでは、薬事法、GMPの基礎から解説し、演習とGMP評価試験の通信教育で実践的な知識を身に付けていただきます。

開催日

  • 2011年9月29日(木) 10時30分 16時30分
  • 2011年9月30日(金) 10時00分 16時30分
  • 2011年10月28日(金) 10時30分 16時45分

受講対象者

  • 医薬品・製剤に関連する技術者、担当者、管理者

修得知識

  • 薬事法・GMPの基本事項
  • 衛生管理
  • 保管管理
  • 設備管理
  • 製造管理
  • 品質管理
  • バリデーション管理
  • 逸脱管理
  • 変更管理
  • 諸要件とその相互の関連

プログラム

 医薬品の生産に係るすべての人がGMPを理解し、これを日々の作業で実現することである。そのためには、GMP全般 (GMPの必要性、GMP3原則、衛生管理、保管管理、製造管理、設備管理、試験室管理とその相互関係) に必要される知識と活用能力が求められます。
 GMPに必要な諸要件をわかりやすく解説するとともに、演習及び評価試験を通してGMPに対する感性を高めます。

  • 医薬品に係るGMPの基本事項の学習と演習
  • 学習したことの評価試験及び添削

第1部 薬事及びGMPの基本事項の理解

  • 医薬品は他の製品とどのように違うか。また製造にはどのようなプロセスが必要か?
  • よい医薬品の条件とは?
  • なぜ、GMPが必要か?
  • GMPが生まれた背景とGMP3原則とは?
  • 医薬品の製造・品質管理にGMPはどのように役立つか?
  • 医薬品の製造過程で起こりやすい代表的事例で考えられることは?
  • 国内GMPの変遷と改正薬事法のポイント
    (製造業と製造販売業の分離など) は何か?
  • 製造販売業許可の要件であるGQPの導入とGMPとの関係は?
  • GMP省令 (基準) のポイントは?
  • GMPに要求される組織と業務
  • GMPを構成する6サブシステム及び必要な文書類
  • 製品標準書作成上の留意点
  • 原薬GMPラインの概要

第2部 GMP各論の習得

  1. 衛生管理
    1. レギュレーションが要求する衛生管理に必要な要件とは?
    2. 衛生管理基準書に必要な記載要件
    3. 衛生管理に必要な文書・記録類
    4. 交叉汚染・異物制御管理のポイント
    5. 微生物汚染防止管理の基本
    6. 清浄度区分とゾーニング
    7. 衛生管理の留意点
    8. 防虫・防そ管理
  2. 保管管理
    1. レギュレーションが要求する保管管理 (医薬品原料・資材、中間製品、製品) に必要な要件とは?
    2. 施設での製造・保管システムの業務フロー
    3. 保管管理で要求される手順書類
    4. 原材料・中間製品の搬入における塵埃防止 (事例)
    5. 入荷 (検収) ・保管・入出庫・出荷・原材料運搬作業の留意点
    6. 保管条件 (温度) の留意点
    7. 保管・搬入中での昆虫混入に対する注意事項
    8. 保管に係る帳票類
  3. 製造管理
    1. レギュレーションが要求する製造管理に必要な要件とは?
    2. 製造管理 (表示・包装管理を含む) に必要となる管理要件
    3. 製造管理基準作成上の留意点
    4. 運転操作手順書作成上の留意点
    5. 製造指図書原本作成上の留意点
    6. 製造記録書作成の留意点
    7. ロット管理の留意点
    8. 製薬用水管理の留意点
    9. 空調設備及びユーティリティ管理の留意点
    10. 工程管理の留意点
  4. 設備管理
    1. レギュレーションが要求する設備管理に必要な要件とは?
    2. 設備管理のベースとなる設備適格性評価の目的
    3. 設備管理に必要な手順書、文書及び記録類
    4. ゾーニングで考慮すること
    5. 動線計画のポイント清浄度基準
    6. 室間差圧管理のポイント
    7. 製薬用水設備
    8. 機器校正のポイント
  5. 試験室管理
    1. レギュレーションが要求する試験室管理に必要な要件とは?
    2. 品質管理に必要な重要管理項目
    3. 日本薬局方の基本事項 (通則)
    4. 日本薬局方の基本事項 (製剤総則)
    5. 日本薬局方の基本事項 (一般試験法)
    6. サンプリンクのポィント、
    7. 試験検査作業の留意事項、
    8. 規格外結果の処理の留意事項、
    9. 生データ処理及び数値の丸め方の留意点、
    10. 試薬・試液・標準品の管理
  6. 品質保証管理
    1. 品質保証管理のポイント
    2. GMP運営に該当するGMP対象文書・記録類

第3部 GMPスキルアップ

  1. バリデーション管理
    1. バリデーション管理に関連した法的要求事項
    2. 製品ライフサイクルにおけるバリデーションの位置づけ
    3. 工業化研究とバリデーションとの関係
    4. バリデーションの目的
    5. バリデーションの実施対象
    6. バリデーションの種類
    7. DQ/IQ/OQを検証するために必要な要件 (事例)
    8. PQを検証するために必要な要件 (事例)
    9. 実生産規模の確認
    10. 工程管理の定期的照査
    11. バリデーション計画・報告書の記載内容
    12. 逸脱・バリデーション・変更管理の相関
  2. 逸脱管理
    1. 逸脱に関連した法的要求事項
    2. 逸脱とは、変更とは?
    3. 逸脱管理及び変更管理サイクル
    4. 逸脱管理の必要性
    5. 逸脱管理の対象
    6. 逸脱におけるランク区分
    7. 逸脱処理のフローチャート、
    8. 逸脱管理の帳票 (様式及び記載要領)
    9. 逸脱管理の帳票 (記載事例)
    10. 逸脱事例
  3. 変更管理
    1. 変更に関連した法的要求事項
    2. 変更管理の必要性
    3. 変更管理の対象
    4. 変更におけるランク区分
    5. 変更処理のフローチャート、
    6. 変更管理の帳票 (様式及び記載要領)
    7. 変更管理の帳票 (記載事例)
      (一部、変更のある場合がございますがご承知ください)

第4部 演習

  • 演習1:
    第1,2部で学んだことをベースに演習問題 (応用も含む) に取り組んで頂きます。
    演習は個人演習、グループ演習、ロールプレーからなります。
  • 演習2:
    第2日目終了後、課題をお渡しします。
    後日、解答を作成し送付下さい (すべてE-mailでのやり取りになります) 。
    添削及び採点・講評は第3日目にお渡しします。
  • 演習3:
    第3部で学んだことをベースに演習問題に取り組んで頂きます。
    演習は個人演習、グループ演習、ロールプレーからなります。
  • 評価試験:
    第2日目終了後、評価試験問題をお渡しします。
    後日、解答を作成し、送付下さい (すべてE-mailでのやり取りになります) 。
    添削及び採点・評価後返却します。なお、評価基準は70%とする。
評価試験の流れ
  • 開催当日、評価試験問題をお渡しします。
    ※第3日目終了後に受講者のE-mailアドレスに
    評価試験問題データ (Word形式) を送信いたします
  • 2週間後までに解答しご返信ください。
  • 講師より添削・採点・評価し、再度ご送信いたします。
    注) やり取りは全てE-mailで行います。
    E-mail環境のない方は、演習2、評価試験のみご参加できませんので予めご了承ください。

講演の進め方

初級者向けとしてGMPを理解する上で必須事項として、薬事及びGMPの基本事項、衛生管理、保管管理、設備管理、製造管理、品質管理、スキルアップとしてバリデーション管理、逸脱管理、変更管理などの諸要件とその相互の関連について学びます。
このセミナーでは、このテキストには約50個の空欄及び約10の設問が設けてあります。
講師と受講者、受講者と受講者がお互いにキャッチボールしながら基本事項を身に付けます。
また、受講生からのQ&Aコーナー、演習問題、添削にて応用力を身に付けます。
この講座の締め括りとして評価問題に取り組んで頂きます。

スケジュール

  • 第1日目 (2011年9月29日):
    第1部 + 第2部
  • 第2日目 (2011年9月30日):
    第2部 + 演習1 + Q&A
  • 課題 :
    演習2 (提出期限 : 2週間以内)
  • 第3日目 (2011年10月28日):
    第3部 + 演習3 + Q&A
  • 課題 :
    評価試験 (提出期限 : 2週間以内)

注) 課題のやり取りは全てE-mailで行います。

講師

  • 若山 義兼
    高槻医薬品GMP/食品ISOリサーチ
    代表

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
  • 2011年9月29日(木) 10:30~16:30 : 4階 研修室
  • 2011年9月30日 (金) 10:00~16:30 : 4階 研修室
  • 2011年10月28日 (金) 10:30~16:45 : 5階 第3講習室
東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 90,000円 (税別) / 94,500円 (税込)
複数名
: 83,000円 (税別) / 87,150円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/26 製造員、試験検査員、品質保証員のGMP教育訓練と実効性評価 オンライン
2024/4/26 製品品質照査の活用による製造工程、原料・資材及び製品規格の妥当性検証 オンライン
2024/4/26 GMP監査と当局査察・無通告査察対応セミナー オンライン
2024/4/26 改正GMPに対応した製品品質照査とCAPAの具体的進め方 オンライン
2024/5/7 GMP査察の指摘事項をふまえたQA・バリデーションの考え方と対応/回答時の留意点 オンライン
2024/5/8 国内外査察指摘をふまえたGMP記録の残し方・管理と逸脱・OOS・OOT発生時の対応 (処理手順/フロー/線引き) オンライン
2024/5/8 フロー合成・連続生産・マイクロリアクター/スケールアップコース (2日間) オンライン
2024/5/9 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション業務者教育コース (初級・入門 Aコース + 中・上級 Bコース) オンライン
2024/5/9 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション業務者教育コース (初級・入門 Aコース + 中・上級 Bコース) オンライン
2024/5/9 滅菌バリデーションの深堀と見落としがちな滅菌バリデーションの留意点、最新米国FDA等EO環境問題と代替滅菌プログラム動向、無菌性保証とパラメトリックリリース (PIC/S ANNEX17) とその推奨 オンライン
2024/5/9 滅菌の基礎と滅菌バリデーション入門 オンライン
2024/5/10 データインテグリティに対応した紙ベースのGMP文書・記録の作成、保管、管理、廃棄のポイント オンライン
2024/5/10 具体的データ事例を用いた安定性試験の統計解析と規格設定 オンライン
2024/5/14 入門者のための基本から学ぶGMP オンライン
2024/5/17 データインテグリティを踏まえたGMP文書・SOP・記録の作成と管理 オンライン
2024/5/20 改正GMP省令を踏まえたGMP適合性調査対応 効率的なGQP/GMP - QA連携とQA/QC業務範囲の明確化 オンライン
2024/5/20 滅菌バリデーションの深堀と見落としがちな滅菌バリデーションの留意点、最新米国FDA等EO環境問題と代替滅菌プログラム動向、無菌性保証とパラメトリックリリース (PIC/S ANNEX17) とその推奨 オンライン
2024/5/21 GMP工場の設備設計および維持管理のポイント オンライン
2024/5/21 FDA査察対応セミナー 入門編 オンライン
2024/5/23 化粧品における薬機法・景品表示法・公正競争規約の留意点 オンライン

関連する出版物

発行年月
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/10 改正GMP省令対応 QA (品質保証) 実務ノウハウ集
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法