技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

原薬・製剤の規格設定・判定基準と安定性評価

3極要求・違いをふまえた

原薬・製剤の規格設定・判定基準と安定性評価

~元審査官による照会事項例及び回答例 / 3極申請を考慮した判定基準の考え方~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、新原薬・新製剤の安定性に関する照会事項例、承認申請資料作成の留意点、3極要求・違いをふまえた規格設定・判定基準と有効期間設定について詳解いたします。

開催日

  • 2011年7月26日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品・製剤に関連する技術者、管理者、品質担当者

修得知識

  • 新原薬・新製剤の安定性に関する照会事項例
  • 原薬・製剤の承認申請資料作成の留意点
  • 3極要求・違いを踏まえた規格設定・判定基準と有効期間設定

プログラム

第1部 新原薬・新製剤の安定性に関する照会事項例及び承認申請資料作成の留意点 (10:30~12:15)

~審査経験をふまえ解説~

 公開されている審査報告書の「品質に関する資料<機構における審査の概略>」において、安定性に関する項目が比較的多く記載されている。
 本講では、安定性に関する照会事項例及び回答例を紹介する。

  1. はじめに
    • 安定性試験に関するガイドライン
    • 安定性に関する申請資料
  2. 原薬の安定性に関する照会事項例
    • 長期保存試験
    • 加速試験
    • 苛酷試験
    • その他
  3. 製剤の安定性に関する照会事項例
    • 長期保存試験
    • 加速試験
    • 苛酷試験
    • その他
  4. 安定性に関する承認申請資料作成の留意点
  5. まとめ
    • 質疑応答・名刺交換

第2部 3極要求・違いをふまえた規格設定・判定基準と有効期間設定 (13:00~16:30)

~申請規格の設定と治験薬の品質規格並びに有効期間の設定と安定性試験~

  1. 規格設定の考え方~分析法バリデーションの結果とロット分析
    1. 規制
    2. 原薬並びに製剤の品質 (規格)
    3. 設定における注意点
    4. 規格設定の考え方
      • 規格設定の考え方 (申請)
      • 出荷のための判定基準 (Release Criteria) と
        有効期間を考慮した判定基準 (Shelf-life Acceptance Criteria)
    5. 治験薬の品質規格
    6. 報告が必要な閾値 (Reported Threshold)
    7. 不純物の構造決定並びに安全性の確認のためのフローチャート
    8. 報告データと構造決定並びに安全性確認の要/不要の判定
      • 原薬中の不純物 (ICH Q3A) 例示
      • 製剤中の分解生成物 (ICH Q3B)
    9. 分解生成物の構造決定並びに安全性の確認のためのフローチャート
    10. 原薬中の不純物の判定基準の設定
    11. 製剤中の分解生成物の判定基準の設定
  2. 有効期間の設定~有効期間 (リテスト期間) と安定性試験
    1. 治験薬の有効期間と安定性
    2. 治験薬の貯法・有効期間
    3. 使用期間,リテスト日の設定
    4. Q1E 安定性データの評価に関するガイドライン
      • 含量データに基づいた両側判定基準による有効期間の推定
      • 分解生成物に基づいた上限判定基準による有効期間の推定
    5. 使用期間,リテスト日の延長・更新
  3. 医薬品開発において考慮すべきポイント
    1. 治験薬製造におけるバリデーションの考え方
    2. HPLC法におけるシステム適合性
    3. 試験室管理
      • Laboratory Control
      • 技術移転
      • 異常・逸脱管理
      • 変更管理
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 浅田 隆太
    国立大学法人 岐阜大学医学部附属病院 先端医療・臨床研究センター
    准教授 / 副センター長
  • 伊東 雅夫
    大杉バイオファーマ・コンサルティング 株式会社
    代表取締役社長 / CMCコンサルタント

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4階 研修室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/27 希少疾患治療薬開発にむけた治療薬開発の最新戦略とアプローチ オンライン
2025/1/28 遺伝子治療薬の開発・薬事戦略と承認取得 オンライン
2025/1/28 分析法バリデーション超入門講座 オンライン
2025/1/28 QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策 オンライン
2025/1/29 製造管理/品質保証担当者の質を高めるための教育訓練 オンライン
2025/1/29 洗浄バリデーションの基礎と残留許容値、回収率設定の科学的根拠の示し方 オンライン
2025/1/29 細胞培養 超入門講座 オンライン
2025/1/29 凍結乾燥製剤の基礎、スケールアップ技術とバリデーション実施のポイント オンライン
2025/1/29 炎症性腸疾患における治療・薬剤選択の実際と今後の展望 オンライン
2025/1/29 再生医療等製造施設におけるGCTP (製造管理・品質管理) 対応のポイントと査察対応 オンライン
2025/1/29 医薬品企業における英文契約書読み方基礎講座 オンライン
2025/1/30 医薬品凍結乾燥の条件設定、設備、バリデーション、スケールアップおよび失敗事例と対策 東京都 会場・オンライン
2025/1/30 一般医薬品向け: CTD-M2作成 / 規格及び試験方法と分析法バリデーション / 技術移転と同等性評価 (全3コース) オンライン
2025/1/30 CTD-M2 (CMC) 作成セミナー オンライン
2025/1/30 一般医薬品における有効期間を考慮した規格及び試験方法の設定と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2025/1/30 一般医薬品における技術移転 (製法・試験法) の手順と同等性の評価方法 オンライン
2025/1/30 変更管理・逸脱管理 (リスクのクラス分類と運用の留意点) オンライン
2025/1/30 導入品 (アカデミアへの委託試験も含む) の信頼性基準対応と信頼性基準試験の生データの取扱い オンライン
2025/1/31 リスクベースのGCP監査 オンライン
2025/1/31 データインテグリティ (DI) における各手順書への落とし込み・作成と記載レベル オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版) (製本版+ebook版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情