技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

外観不良を低減するポイントと外観検査 (目視・検査機) の進め方

製剤技術研究者 教育訓練コース (Cコース)

外観不良を低減するポイントと外観検査 (目視・検査機) の進め方

東京都 開催 会場 開催

以下、製剤の関連セミナーとの同時申し込みで特別割引にて受講いただけます。

開催日

  • 2011年5月23日(月) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 製剤における品質担当者、管理者
  • 外観検査の担当者、管理者
  • 外観検査の品質向上を求める方

修得知識

  • 異物混入防止の基礎
  • 異物同定と混入経路の解明法
  • 異物に関連する薬事法、日本薬局方での規定
  • 外観検査の進め方
  • 検査結果の評価法とフィードバック

プログラム

 医薬品の品質上の問題で回収される原因としては、異物が多く、異物としては、虫、毛髪などがある。製剤の外観検査は、不良品を市場に流出することを防ぐことを目的に実施される。
 本講座では、毛髪の混入防止および防虫対策、錠剤の工程別、異物混入の原因とその改善策、さらには、異物の同定と混入経路の解明にも触れたい。
 異物に関する薬事法、日本薬局方について解説し、外観検査の進め方と目視による外観検査および検査機での外観検査、それぞれの問題点と解決法について、説明する。
 さらに、検査結果の評価法と結果のフィードバックについても説明する。

  • 国内の苦情事例
  • 医薬品回収の原因
  • 錠剤の異物汚染特性要因図
  • 毛髪の混入防止管理
  • 持込防止対策
    (服装条件や毛髪除去作業手順など網羅した入退室基準を定める)
  • 防虫対策
  • 昆虫相調査
    (捕獲された昆虫を同定し、虫の分布状態、発生場所、発生原因、侵入箇所などを推定)
  • 侵入経路別グループと防虫対策等
  • 錠剤の外観不良
  • 錠剤製造における異物混入の原因
    (原料~コーティング、錠剤印刷まで工程別)
  • 錠剤製造における異物混入の改善策
    (原料~コーティング、錠剤印刷まで工程別)
  • キャッピング、スティッキングなど打錠障害の原因とその改善策
  • 異物の同定と混入経路の解明
  • 外観検査とは
  • 異物に関する薬事法
  • 異物に関する日本薬局方
  • 錠剤の異物について (日本薬局方には?)
  • 錠剤の製造プロセスと検査工程
  • 不良錠の種類と発生原因
  • 目視の問題点
    • 異物の大きさと検出率
    • 目視の時間と能力
  • 外観検査機の問題点
    • 白色と黄色
    • 割線と欠損
    • 錠剤印刷と汚れの識別
  • 外観検査
    • 検査段階の設定
      • 原料資材の受け入れ
      • 製剤の選別 (検査) 工程
      • 最終製品検査
    • 検査項目の選定と製剤の欠点分類
      • 致命欠点
      • 重欠点
      • 軽欠点
    • 外観検査基準の設定:
      限度見本 (合格限度の基準) の作成
    • 検査員の教育訓練と認定
    • 検査結果の評価
    • 検査結果のフィードバック
  • 品質管理手法の推移
    • 製品試験
    • バリデーション
    • PAT
    • デザインスペース
  • PATの最近の動向と具体的な実施例
  • 日米EU医薬品規制調和国際会議 (ICH) の医薬品品質に関するガイドラインの1つ、
    製剤開発に関するガイドライン (Q8) :デザインスペース
  • 最近の外観検査技術
    • 画像処理技術
    • X線CTシステム
  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 阪本 光男
    秋山錠剤 株式会社 品質保証部 製剤開発課
    顧問

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4階 研修室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 42,000円 (税込)
複数名
: 33,000円 (税別) / 34,650円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/24 動物用医薬品開発の為の医薬品試験データの活用法と評価 オンライン
2024/5/24 将来の環境や戦略を踏まえた医薬品売上予測 オンライン
2024/5/24 GCP調査に向けたSOPの作成と管理並びにTMFの整備 オンライン
2024/5/27 外観検査へのAI導入と生成AIによるトレーニングデータ不足への対応 オンライン
2024/5/27 神経障害性疼痛の最新治療とメディカルニーズ オンライン
2024/5/27 非臨床試験における信頼性基準適用のための着眼点 オンライン
2024/5/27 mRNA/LNP (脂質ナノ粒子) 医薬品コース オンライン
2024/5/27 事例・Excel演習で学ぶ管理図の作成方法と合理的なOOTの判断方法 オンライン
2024/5/27 mRNA/核酸用DDS技術におけるLNP設計・調製とLNP製剤の品質評価法 オンライン
2024/5/28 GMP超入門 オンライン
2024/5/28 医薬品品質試験における生データの取扱いとQC実施のポイント 東京都 会場・オンライン
2024/5/28 バイオ医薬品で起こる蛋白質凝集メカニズム、凝集体形成防止・製剤安定化に関する取組み方、品質管理、ストラテジー オンライン
2024/5/28 ラボと製造におけるCSVとデータインテグリティの実務速習 オンライン
2024/5/28 新規モダリティ分野における各事業性評価手法と不確実性要素の注意点 オンライン
2024/5/28 ICH E6 (R3) に見る臨床開発におけるCSVの最新情報 オンライン
2024/5/28 インドの医薬品産業の最新規制と知的財産制度 オンライン
2024/5/28 メディカルライティング講座 (中級) オンライン
2024/5/28 メディカルライティング講座 (初級・中級) オンライン
2024/5/29 GxP領域データの (完全) 電子化プロセスとデータインテグリティ対応のポイント オンライン
2024/5/29 駄目なSOPと、あるべきSOPから学ぶヒューマンエラー防止に必要なSOPの具体的書き方の工夫と文書管理の実践 東京都 会場・オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/11/14 外観検査技術 (CD-ROM版)
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/5/23 クリーンルーム〔2022年版〕(CD-ROM版)
2022/5/23 クリーンルーム〔2022年版〕
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2022/3/10 改正GMP省令対応 QA (品質保証) 実務ノウハウ集
2022/1/12 製造DX推進のための外観検査自動化ガイドブック
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)