技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

抗体(バイオ)医薬品CMCノウハウ

抗体機能解析と安定性と製剤化の課題とその対策を詳解する

抗体(バイオ)医薬品CMCノウハウ

東京都 開催 会場 開催

マスターセルバンク、ワーキングセルバンクの管理と試験実施範囲を詳解する特別セミナー!

開催日

  • 2011年1月26日(水) 10時30分 16時15分

受講対象者

  • 医薬品の製造、分析の技術者、研究者

修得知識

  • 抗体医薬品の機能解析と安定性制御
  • 抗体医薬品におけるMCB/WCBの管理と試験実施範囲
  • 微生物・細胞培養プロセスの最適化とスケールアップ手法

プログラム

第1部 抗体医薬品の機能解析と安定性制御 (10:30~12:00)

 近年、ゲノム創薬の発展と共に、バイオ医薬品、特に抗体医薬品への期待は非常に高いものとなっております。抗体を医薬品 (製剤) 化する上では、抗体の安定性を制御することは、重要な課題です。
 本講座では、主に、たんぱく質安定化方法 (日本特許登録番号:4063769) について、ご紹介させて頂くと共に、課題発見・解決に至る経緯も併せて御説明させて頂く予定です。

  1. 抗体医薬品の発展
  2. 抗体医薬品の作用メカニズム
  3. 抗体の機能と解析方法
    • 抗原結合活性の評価
    • 抗体のFcR結合領域の機能解析
      (免疫細胞活性化機能の評価)
  4. 抗体医薬品の安定性と製剤化の課題
  5. 抗体の分解経路
  6. 抗原結合活性低下要因の解析
  7. CDRアミノ酸の脱アミド化抑制の検討
    • 質疑応答・名刺交換

第2部 バイオ医薬品製造におけるMCB/WCBの作製と管理 (13:00~14:30)

 バイオ医薬品の出発物質と定義されるセルバンクの作製および管理に関して、関係する法令も含めて、まとめてみたい。また、再生医療、バイオ後発品製造の際のMCB/WCBについても少し言及したいと思う。本講座によりセルバンク管理の手助けになれば幸いです。

  1. はじめに
  2. セルバンクシステム
    1. 関係法令
    2. セルバンクシステムとは
    3. セルバンクに関するCTD記載事項
  3. MCB/WCBの作製と管理方法
    1. MCB/WCB作製の考え方
    2. MCB/WCB作製方法
    3. MCB/WCB特性解析試験
    4. GMPにおけるMCB/WCB管理
  4. 再生医療・バイオ後発品におけるセルバンク
    • 質疑応答・名刺交換

第3部 最新の微生物・細胞培養プロセスの最適化とスケールアップ手法 (14:45~16:15)

 バイオ医薬品分野では、抗体、ワクチン、バイオシミラ-等実用化されるプロセスが増加している。ここではそこで実際に利用されている、微生物、細胞培養プロセスについて、最適化とスケールアップの手法を紹介する。

  1. バイオ医薬品の現状
  2. 微生物培養プロセスの概要
  3. 細胞培養プロセスの概要
  4. 培養法の分類
  5. 培養槽のスケールアップの基本
    1. 酸素供給速度
    2. 混合時間
    3. 通気方法の違い
  6. 微生物用培養槽のスケールアップの実際
  7. 細胞培養用培養槽のスケールアップの実際
  8. バイオ医薬精製プロセスの概要及びスケールアップ手法
    1. 微生物、細胞分離
    2. カラムクロマトグラフィー
    3. UF濃縮、ダイアフィルトレーション
    4. ウイルス除去
    5. 原薬保存方法
  9. 運転スケジュールの最適化
  10. シングルユース機器の利用の長所、短所
  11. シングルユース機器の最適化
  12. シングルユース培養槽のスケールアップ
  13. バイオ医薬品プロセスのバリデーション
  14. コンピュータシステムバリデーション
  15. 無菌設計手法
  16. 製造室環境の考え方 (開放系、閉鎖系)
  17. サステーナブル設計とは
  18. バイオハザードの考え方
  19. 製造用水の設計
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 周郷 泉
    中外製薬(株) 製薬本部 製薬企画部
    課長
  • 勝村 泰彦
    旭硝子(株) ASPEX事業推進部 開発センター
    主席
  • 菅谷 和夫
    株式会社IHIプラントエンジニアリング 医薬・ファインケミカル事業部
    顧問

会場

大田区産業プラザ PiO

6階 C会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/7/12 CMC開発での生データの取り方・管理とDI及びQC実施 オンライン
2024/7/12 海外当局GMP査察に対するプレゼン、翻訳、バックルーム対応 オンライン
2024/7/12 医薬品ライフサイクルマネジメントから考える特許戦略と知的財産権の考え方 オンライン
2024/7/16 QC (試験部門) における効果的な電子化、電子化後のデータファイルの保管・管理における実務ポイント オンライン
2024/7/17 開発早期段階における患者数、売上、薬価予測 オンライン
2024/7/17 ヒューマンエラー・逸脱・GMP違反を防ぐSOP・製造指図記録書の作成とは? 教育訓練とは? GMP記録とは? オンライン
2024/7/19 医薬品市場予測・マーケティング 基礎と応用 オンライン
2024/7/19 マイクロバイオーム創薬における生菌製剤化/開発技術と品質管理・有効性評価 オンライン
2024/7/19 医薬品不純物管理のための許容量 (PDE) 設定の基礎と実践 オンライン
2024/7/22 品質不正事案を踏まえたGMP手順書および記録書の管理体制の見直し オンライン
2024/7/22 改正GMP省令で求められているGMP文書・記録の作成・管理のポイント オンライン
2024/7/23 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (実践編) オンライン
2024/7/23 非GLP試験での信頼性基準試験におけるリスクベースドアプローチを用いた信頼性保証 オンライン
2024/7/24 CMC開発での生データの取り方・管理とDI及びQC実施 オンライン
2024/7/24 海外当局GMP査察に対するプレゼン、翻訳、バックルーム対応 オンライン
2024/7/24 海外製品導入/導出品のCTD-Q (CMC申請資料) 作成の留意点 オンライン
2024/7/24 医薬品品質リスクマネジメントセミナー オンライン
2024/7/25 凍結乾燥製剤の設計とスケールアップ対策ならびにトラブル防止の具体的ポイント 東京都 会場・オンライン
2024/7/25 製造管理/品質保証担当者の質を高めるための教育訓練/文書管理における逸脱防止のノウハウ オンライン
2024/7/25 現場事例から学ぶCSV (コンピュータ化システムバリデーション) の基礎と実務理解・考え方 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/2/26 核酸医薬・mRNA医薬の製造分析の基礎と基盤技術開発
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/10/26 バイオ医薬品の製剤安定化/高品質化のための不純物の規格設定と評価・管理手法 (製本版 + ebook版)
2022/10/26 バイオ医薬品の製剤安定化/高品質化のための不純物の規格設定と評価・管理手法