技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

探索IND申請に要求される非臨床試験データと安全性確保

FDA、EMEAが求めるデータとその安全性確保を詳解する

探索IND申請に要求される非臨床試験データと安全性確保

~早期探索的臨床試験を目指した創薬ストラテジー~
東京都 開催 会場 開催

必要とされる非臨床試験項目とその評価法を解説する特別セミナー!

開催日

  • 2011年1月20日(木) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品・創薬に関連する管理者
  • FDA査察、EMEA査察対応の担当者

修得知識

  • 医薬品開発のプロセスの基礎
  • 探索的IND申請に要求される評価項目
  • 早期臨床試験、非臨床試験
  • 加速評価の実施要領とポイント

プログラム

 医薬品開発の変遷に伴い、欧米では開発早期に従来の第一相臨床試験よりも低い用量での臨床試験を少人数で実施してヒトでの有効性と安全性を確認することが主流となってきた。日本でもこの考えに則って開発プロセスをシフトし、探索的な薬効確認をヒトで得る手法POCが定着しつつある。この手法は被験物質のオプティマイズが確実となり成功確率を高めるといわれている。何よりも必用なことは開発スピードであり、レギュレタリーサイエンスの基盤を遵守した開発が望まれる。
 医薬品開発プロセスをダイナミックに改革し、迅速且つ過不足ない非臨床試験を完結しCTD / eCTDに従ったIND申請フォーマットを作成して、FDAあるいはEMEAへ登録し速やかな早期臨床試験を実施することが必須となる。
 本講座は、このプロセスを理解し早期探索的臨床試験実施が可能となるように必要とされる非臨床試験項目とその評価法および申請資料作成について解説する。

  1. 第1部 医薬品開発プロセスの変遷
    1. 従来型の医薬品開発プロセス
    2. 現代型の医薬品開発プロセス
    3. 医薬品開発における評価技術
    4. IND申請に必要なCTD作成技術
  2. 第2部 探索的IND申請に必要な評価項目
    1. ICH-M3 (R2) 非臨床安全性試験の実施ガイダンス
    2. ガイダンスの適用範囲と一般原則
    3. 一般毒性で推奨される最高用量の選択
    4. 薬理試験
    5. トキシコキネティク・薬物動態試験
    6. 急性毒性試験・反復投与毒性
    7. 遺伝毒性試験
  3. 第3部 早期探索的臨床試験
    1. マイクロドーズ臨床試験
    2. 薬理作用評価のための早期臨床試験
    3. 作用機序 (MOA) 検討のための早期臨床試験
    4. 高感度分析技術と必用とされるCMC
    5. 準薬効用量・推定薬効域での非臨床試験
    6. 毒性試験
      1. 反復投与臨床試験
      2. 局所刺激性試験
      3. 遺伝毒性試験
      4. がん原性試験
      5. 生殖発生毒性試験
      6. 小児における臨床試験
      7. 免疫毒性
      8. 光安全性試験
      9. 薬物乱用に関する非臨床試験
      10. 配合剤のための非臨床試験
  4. 第4部 加速評価の実施要領
    1. 代謝予測評価法
    2. バイオマーカー
    3. 動物からヒトへの外挿評価
    4. 非侵襲性計測技術
    5. 漸増投与・複合試験評価
    6. 安全性薬理を含めた短期毒性評価
    7. データマイニングの活用
    8. レギュラトリーサイエンス
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 野村 護
    (株)イナリサーチ
    試験研究センター長

会場

機械振興会館

B3-6

東京都 港区 芝公園3-5-8
機械振興会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 42,000円 (税込)
複数名
: 33,000円 (税別) / 34,650円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/29 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2023 オンライン
2024/7/1 ASEAN各国の医薬品申請のための薬事制度と申請資料作成方法 オンライン
2024/7/2 試験検査室管理におけるGMP対応の重点チェックポイント オンライン
2024/7/2 GMP/GQP-QAが行うべき逸脱管理とCAPAの適切性の評価とチェックリストの活用 オンライン
2024/7/2 GMP省令改正における原材料供給者管理への対応と原薬・原料・資材各々の取決め事例 オンライン
2024/7/2 ICH Q3D/日局をふまえた元素不純物管理 (新薬・既存薬) のための分析・試験法設定のポイント オンライン
2024/7/3 医薬品QA業務 実務講座 オンライン
2024/7/3 医薬品の知財制度と特許戦略 入門講座 オンライン
2024/7/3 「バイオ医用高分子」入門 東京都 会場・オンライン
2024/7/3 変更管理・逸脱管理コース (2日間) オンライン
2024/7/3 仮想医薬品例示で基本レギュレーションを理解し、効率的にCMC申請資料を作成するポイント オンライン
2024/7/3 適正なCAPA実現につながる逸脱・OOS処理フロー及び原因・試験室調査の進め方と処置事例 オンライン
2024/7/3 免疫性血栓性血小板減少性紫斑病の歴史、病態、治療の新たな展開と残された課題 オンライン
2024/7/3 オンコロジー領域における医薬品売上予測手法とデータ収集及び注意点 オンライン
2024/7/4 抗体医薬品の品質管理 オンライン
2024/7/4 リスクマネジメント/ワーストケースアプローチに基づく洗浄バリデーション実施 (残留限度値・DHT/CHT設定など) と残留物の評価法 オンライン
2024/7/4 バイオ医薬品製造におけるGMP対応をふまえたプロセス開発からの設備設計・スケールアップ オンライン
2024/7/5 医薬品製造現場における少人数体制のQC/QA業務効率化/コスト削減 オンライン
2024/7/5 改正GMPに対応する技術移転/移管での同等性評価とバリデーション/作業者教育 オンライン
2024/7/5 製造サイトにおけるデータインテグリティの実務対応のポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望