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ダイコーティングによる精密塗工技術の基礎と最近の動向、精密塗布における流体解析

ダイコートの基礎と流体解析を同時に習得できる

ダイコーティングによる精密塗工技術の基礎と最近の動向、精密塗布における流体解析

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーは、以下2つのセミナーをセットにしたコースでございます。
ダイコートの基礎と数値流体解析について、2日間で習得していただきます。
特別割引キャンペーン中! (通常受講料: 94,500円 → 割引受講料 78,750円)

開催日

  • 2010年10月13日(水) 10時30分 16時30分
  • 2010年10月14日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 精密塗工に関連する技術者
  • ダイコーティングに関連する技術者
  • 電極コーディングなど厚膜塗布に関連する技術者
  • 光学フィルムなど薄膜塗布に関連する技術者
  • 数値流体解析を基礎から学びたい技術者
  • 電子材料に関連のある技術者
    • FPD
    • レジスト
    • フィルム
    • リチウムイオン二次電池
    • 粘着テープ
    • セラミックス
    • 磁性体キャパシタ
    • 光学素子
    • 電池電極
    • インクジェット
    • 有機トランジスタ など

修得知識

  • レオロジーの基礎知識
  • 塗布のメカニズム
  • 乾燥の基礎知識
  • ダイコートの基礎知識
  • 流体解析の基礎
  • 塗布方式とコーティング解析の事例
  • ダイコーティング解析の基礎

プログラム

 ダイコーティングは密閉&前計量方式のメリットから、厚膜塗布から薄膜塗布に至るまで様々な用途で用いられています。先端分野にも用いられ、技術的にも確立されてきております。しかしながら、生産、製造現場でのダイコート技術の実用化にはケースバイケースの課題が発生します。
 そこで今回は実用化、現場でのスキルアップを図っていただきたく、ダイコーティングを「 基礎と乾燥理論 」、「 設計・開発期間の短縮の為の流体解析 」、「 現場でのトラブルとその対策 」の観点から3つのセミナーを企画いたしました。 段階的に目的にあったスキルアップを図っていただけます。
 全コースに参加することで、生産・製造のみならず、研究・開発の現場でもすぐ役立つ知識とスキルを身につけていただけると確信しております。もちろん特にご興味があるセミナーのみの参加も可能です。

2010年10月13日「ダイコーティングによる精密塗工技術の基礎と最近の動向」

 ダイコーティングは密閉&前計量方式のメリットから、電池デバイスへの電極コーティングといった厚膜塗布から、光学フィルムへの薄膜塗布まで様々な用途に用いられております。
 本セミナーでは、このダイコーティングを理解するために必要なレオロジーの基礎から塗布メカニズム、厚膜&薄膜塗布における最近の動向、ならびに乾燥の基礎理論までの塗工プロセス全般について解説いたします。

  1. 塗布方式の分類と動向
    1. 機能からみた分類と動向 = 開放/密閉、後計量/前計量 =
    2. 塗布形状からみた動向 = 薄膜化、パターン塗布 =
    3. 各種塗布方式のベンチマーク
  2. 基礎のレオロジー
    1. 粘度を近似する
    2. 流れを数式化する
  3. ダイコーティングのメカニズム
    1. コーティング原理と基礎式
    2. オペレーティングウィンドウの考え方
    3. 薄膜化に向けての最近の研究
  4. Tダイの設計方法
    1. ユーザーの視点とメーカーの視点
    2. 基本流路寸法の決め方・考え方
    3. 粘度データの重要性
    4. ダイにおける流量ムラの発生原因とその影響
  5. ダイコーティングにおけるトピックス
    1. 薄膜コーティング
    2. 厚膜コーティング
    3. 平板枚葉コーティング
    4. ダイレクトドライブ化
  6. 乾燥の基礎
    1. 乾燥に必要な基礎知識 = 湿度、含水率 =
    2. 乾燥速度を数式化する
    3. 簡易実験による定量化
    4. 乾燥のシミュレーション
    5. 乾燥炉の構造
    6. 電極デバイスにおける乾燥
  7. コーティング欠陥と不良対策
    1. コーティングにおける欠陥
    2. 乾燥における欠陥
    3. フィルムハンドリングにおける欠陥
  8. まとめ
    • 質疑応答・名刺交換

2010年10月14日「ダイコーティングを中心とした精密塗布における流体解析」

 近年、流体解析 (CFD) は重工、化学、電気、自動車、航空宇宙等幅広い分野で使われており設計および研究開発のための重要なツールとなっております。コーティングの分野においても同様に、多くの企業が流体解析を行って設計・開発期間の短縮を実現しています。
 本セミナーでは、流体力学の基礎および流体解析の基礎方程式、物理モデル等を説明しダイコータ―を中心とした解析事例を紹介いたします。

  1. 流体解析について
    1. 流体力学の基礎
    2. 流れの基礎方程式
    3. CFDについて
    4. 物理モデルについて
  2. 流体-構造連成解析 (FSI) について
  3. 最適化について
  4. 塗布方式とコーティング解析事例
    1. 塗布方式について
    2. コーティング解析事例
  5. ダイコータ内部流体解析
    1. ニュートン流体と非ニュートン流体
    2. 固体粒子を考慮した解析
    3. 液替え時の置換解析
  6. ダイコーティング解析
    1. 2次元コーティング解析
    2. 3次元コーティング解析
    3. 2次元レべリング解析
    4. 3次元間欠コーティング解析
  7. その他の解析事例
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 綾部 守久
    旭化成 株式会社 生産技術本部 生産技術センター 産機システム技術部
    主幹技師
  • 横山 卓也
    アンシス・ジャパン 株式会社 西日本オフィス技術部 流体ビジネスユニット 西日本グループ
    エンジニアリングマネージャー

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
  • 2010/10/13 東京・品川区大井町 きゅりあん 5F 第2講習室
  • 2010/10/14 東京・品川区大井町 きゅりあん 5F 第1講習室
東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 75,000円 (税別) / 78,750円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

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