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UV硬化技術の基礎と硬化不良対策

UV硬化技術の基礎と硬化不良対策

目次

第1章 UV硬化の種類と特徴

  • 1. はじめに~“UV硬化技術とはどんな技術か、なぜ興味がもたれるか”
  • 2. UVラジカル硬化
    • 2.1 光源と開始剤
    • 2.2 深部光硬化
    • 2.3 UV硬化における光の有効利用法
    • 2.4 UV硬化物の硬さと軟らかさの制御
    • 2.5 UVラジカル硬化における課題と対策
    • 2.6 チオール-エンUV硬化
  • 3. UVカチオン硬化
  • 4. UVアニオン硬化
  • 5. 最近の話題
    • 5.1 UV-LEDの話題と課題
    • 5.2 Dual (二方式) 硬化の現状と展望
  • 6. おわりに

第2章 UV硬化樹脂

第1節 モノマー、オリゴマーの種類・特性と設計
  • 1.はじめに
  • 2.アクリレートモノマー
  • 3.アクリレートオリゴマー
    • 3.1 ウレタンアクリレート
    • 3.2 エポキシアクリレート
    • 3.3 ポリマーアクリレート
    • 3.4 ポリエステルアクリレート
  • 4.デンドリマー・ハイパーブランチアクリレート
  • 5.有機・無機ハイブリッド材料
  • 6.非アクリレート系材料
    • 6.1 マレイミド
    • 6.2 チオール化合物
  • 7.光カチオン重合系材料
    • 7.1 脂環式エポキシ
    • 7.2 オキセタン
    • 7.3 ビニルエーテル
  • 8.おわりに
第2節 光重合開始剤・増感剤等
第1項 光重合開始剤の種類と特徴
  • 1.はじめに
  • 2.光重合開始剤と光硬化組成物
  • 3.光重合開始剤への要求特性と選定の仕方
  • 4.光重合開始剤の種類と特徴1-ラジカル型光重合開始剤
    • 4.1 アセトフェノン型光重合開始剤の種類と特徴
    • 4.2 α-アミノアセトフェノンの分光増感反応の利用
    • 4.3 アシルフォスフィンオキサイド型光重合開始剤
    • 4.4 O-アシルオキシム型光重合開始剤
    • 4.5 2分子反応型光重合開始剤-分子間水素引き抜き型光重合開始剤
  • 5.光重合開始剤の種類と特徴2-カチオン型光重合開始剤
    • 5.1 カチオン型光重合開始剤の構造および光酸発生機構
    • 5.2 カチオン型光重合開始剤の感光特性および増感反応
  • 6.おわりに
第2項 増感剤の特徴と評価方法・応用例
  • 1.緒言
  • 2.アントラキュアーの特徴
  • 3.増感剤の評価方法
  • 4.ラジカル重合
    • 4.1 深部層へのUVS-581の添加効果 (Photo DSC)
    • 4.2 最表面層へのUVS-581の添加効果 (Real-time FTIR)
  • 5.カチオン重合
  • 6.ハイブリッド重合
  • 7.新たな取り組み
  • 8.結言
第3項 光塩基発生剤を用いたUVアニオン硬化
  • 1.概要
    • 1.1 はじめに
    • 1.2 PBGが得意とする重合系
  • 2.PBGで促進できる反応
    • 2.1 連鎖重合反応
    • 2.2 逐次重合反応
    • 2.3 結合切断反応
    • 2.4 異性化反応
    • 2.5 酸の中和
  • 3.PBGの種類
  • 4.UVアニオン硬化
    • 4.1 エポキシ・チオール系
    • 4.2 イソシアネート・チオール系
    • 4.3 エポキシ・カルボン酸系、およびエポキシ・フェノール系
    • 4.4 シラノール樹脂
  • 5.ラジカルと塩基を併用する応用事例
    • 5.1 チオール・エン反応とシラノールの重縮合を組み合わせたUV硬化
    • 5.2 アクリレートの光潜在化Redoxフロンタル重合
  • 6.おわりに

第3章 UV照射装置の種類と選択

第1節 UV硬化装置の種類と特徴
  • 1.はじめに
  • 2.UVの基礎技術
    • 2.1 光エネルギー
    • 2.2 UV光源からのUV量 (エネルギー)
  • 3.UV硬化装置
    • 3.1 UV光源
    • 3.2 照射器
    • 3.3 電源装置
  • 4.大面積化・均一硬化について
  • 5.おわりに
第2節 UV-LED照射装置と照射プロセスの最適化
  • 1.はじめに
  • 2.UV-LED装置の概要
    • 2.1 UV-LEDの発光原理
    • 2.2 UV-LEDの発光波長
    • 2.3 UV-LEDの装置
  • 3.UV-LED照射プロセス
    • 3.1 UV-LEDの発光波長と光開始剤のマッチング
    • 3.2 赤外線を併用したUV-LEDの照射プロセスによる硬化反応の高効率化
  • 4.おわりに

第4章 UV硬化における硬化不良と対策

第1節 UV硬化における不良原因と対策
  • 1.はじめに
    • 1.1 UV硬化の概要
    • 1.2 UV硬化の形式
  • 2.UV硬化の構成成分
    • 2.1 UV硬化の構成成分
    • 2.2 光重合開始剤
    • 2.3 モノマー、オリゴマー、プレポリマー
    • 2.4 ラジカル発生とポリマー化
  • 3.UV硬化の課題と対策
    • 3.1 はじめに
    • 3.2 酸素による硬化阻害
    • 3.3 硬化収縮
    • 3.4 UV硬化過程で生じる臭い
  • 4.おわりに
第2節 光が届かない部分の硬化
  • 1.はじめに
  • 2.エン・チオール反応とは
  • 3.チオール化合物の複雑な反応
  • 4.エン・チオール反応のUV硬化挙動
  • 5.モノマー構造によるUV硬化挙動への影響
  • 6.モノマー構造による熱硬化挙動への影響
  • 7.顔料含有UV硬化組成物の硬化
  • 8.チオール化合物とエポキシ樹脂の混合組成物の硬化
  • 9.密着強度
  • 10.機械的特性
  • 11.熱的特性
  • 12.おわりに

第5章 UV硬化における硬化率測定と分析・評価

第1節 UV硬化樹脂の硬化過程のFT-IR測定
  • 1.UV硬化樹脂の硬化過程の測定法
  • 2.FT-IR法の概要
  • 3.FT-IRにおける3つの試料光学系
  • 4.FT-IR用の透過型水平試料光学系
  • 5.吸光スペクトルの変化
  • 6.官能基の反応率
    • 6.1 反応率の計算法
    • 6.2 紫外線の照射時間と反応率
    • 6.3 紫外線の照度と反応率
  • 7.まとめ
第2節 光DSC法によるUV硬化樹脂の硬化率測定
  • 1.はじめに
  • 2.光DSC装置
    • 2.1 概要
    • 2.2 2つの硬化率測定法
  • 3.外部硬化法による硬化率測定
    • 3.1 測定手順
    • 3.2 補正・確認の必須事項
    • 3.3 測定事例
  • 4.吸熱の影響
    • 4.1 概要
    • 4.2 吸熱分の補正
  • 5.DSC装置の光DSC装置化
    • 5.1 方法
    • 5.2 実施例
  • 6.おわりに
第3節 蛍光測定による硬化挙動の解析
  • 1.はじめに
  • 2.装置
  • 3.原理
  • 4.分析手法との比較
  • 5.運用例
    • 5.1 スマートフォン
    • 5.2 多層フィルム
    • 5.3 医療器具
  • 6.まとめ

執筆者

  • 角岡 正弘 大阪府立大学
  • 山田 駿介 DIC 株式会社
  • 倉 久稔 BASFジャパン 株式会社
  • 檜森 俊一 川崎化成工業 株式会社
  • 井内 啓太 川崎化成工業 株式会社
  • 緒方 裕子 川崎化成工業 株式会社
  • 酒井 信彦 和光純薬工業 株式会社
  • 木下 忍 株式会社 アイ・エレクトロンビーム
  • 河村 紀代子 ヘレウス 株式会社
  • 肥田 敬治 日本ペイント・インダストリアルコーティングス 株式会社
  • 室伏 克己 昭和電工 株式会社
  • 瀧 健太郎 金沢大学
  • 並木 陽一 積水ポリマテック 株式会社
  • 中宗 憲一 株式会社 アクロエッジ

出版社

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お問い合わせ

本出版物に関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(出版社への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

体裁・ページ数

B5判 並製本 174ページ

ISBNコード

978-4-905507-37-6

発行年月

2019年10月

販売元

tech-seminar.jp

価格

60,000円 (税別) / 66,000円 (税込)

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