技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

MIとPIをつなぐデータ統合基盤の構築と連携の進め方

MIとPIをつなぐデータ統合基盤の構築と連携の進め方

オンライン 開催

開催日

  • 2026年4月21日(火) 10時00分17時15分

プログラム

第1部 材料・プロセスデータ統合と高度活用による開発効率化

(2026年4月21日 10:00〜11:30)

 素材・材料開発は、原料配合の最適化に加え、材料形成プロセスを精緻に制御することで実現される。そこで生み出される材料・プロセスデータを統合し、有効に活用することは、高品質な材料を効率的に創出するうえで不可欠である。材料を作るプロセスには多様な因子が複雑に絡み合い、目的の物性を得るための適切な制御は容易ではない。
 本講演では、プロセスインフォマティクスを軸に、膨大で複雑なデータを前処理・可視化し、解析へとつなげる実践的な手法を紹介する。あわせて、当社での材料製造プロセスの最適化事例を通じ、品質向上・ばらつき低減・開発リードタイム短縮につながるデータ活用のポイントを示す。

  1. はじめに
    1. 当社R&Dの目指す姿
    2. 素材・材料開発へのインフォマティクス活用とその期待
  2. 反応制御におけるインフォマティクス活用
    1. 材料開発における反応プロセス制御の重要性
    2. 反応プロセス制御の課題とインフォマティクス活用
  3. 事例から見る反応プロセスへのインフォマティクス活用
    1. 複数の反応プロセスからなる材料の品質設計
    2. データ可視化の基本とその重要性
    3. 良品を見るか、不良品を見るか
    4. データ解析は反応プロセスのどこまで考慮するか
    5. 反応プロセスを制御するための特徴量側の工夫
    6. 制御可能なプロセス変数からのモデル化
  4. 材料・素材開発へのMI活用に向けた仕組み作り
    1. 成果につながるMI推進に必要な要件
    2. MI人材の育成と仕組み化
    3. 事業貢献につながるテーマ選定
    4. 成果刈取りの仕組み化
  5. 今後
    1. 実験自動化による自律的な開発サイクルの構築
    • 質疑応答

第2部 MIとPIのデータ連携による材料開発 / 製造の効率化

〜データの価値を最大化する次世代研究DX〜

(2026年4月21日 12:15〜13:45)

 化学・材料分野での機械学習やAIの活用は主として新規材料・有機低分子化合物の開発に関心が集まっているが、何を作るかを考えるときにすでにそれをどう作るか、そして品質管理を伴いながらどのように安定製造を行うかに大きな関心がシフトしている。このために生産プロセスの監視と制御を目的としたソフトセンサー (仮想計測技術) の開発と実装が進められている。
 本セミナーでは、ソフトセンサーの基本概念を述べるとともに、様々なニーズに合わせて考案されてソフトセンサーの多様な姿をご紹介する。ソフトセンサーはプロセスインフォマティックスを支える重要な概念であると同時に、材料の特性を観察し制御する手法としても注目されている。その一例として今回は近赤外線スペクトルを利用した濃度及び特性の定量モデルの構築と運用事例の紹介を行う。

  1. プロセスインフォマティクスとは
  2. 何を作るかはどうつくるかに通じる
  3. プロセスの監視のためのソフトセンサー
  4. 近赤外線スペクトルで何が分かるか
  5. 近赤外線スペクトルを用いた濃度や特性の定量モデルの構築
    1. y=f(x)の形式の定量モデル
    2. y=f(x)の形式を使わない定量モデル
    3. Iterative optimization technology (IOT)
    4. 波長領域選択 (GAWLS)
    5. IOT+GAWLS
  6. 今後のソフトセンサーとプロセスインフォマティクスのビジョン
    • 質疑応答

第3部 MIとPIをつなぐデータ連携の進め方と部門間の壁の克服

(2026年4月21日 14:00〜15:30)

 本講演では、コニカミノルタ社内でどのようにマテリアルズインフォマティクス (MI) およびプロセスインフォマティクス (PI) を推進しているのかの事例を中心に、DXを推進する体系や部門間連携の仕方等を説明していきます。
 また、MIとPIを繋げると共に開発の質を上げられるキーパーツの一つと考えているハイスループット実験についても言及します。
 私達の考えるハイスループット実験の位置づけ、実験を進めるうえで重要な考え方、実験の進め方やデータの取り方等、 実際に行われている様々な取り組みについてもご紹介します。

  1. 自己紹介・会社紹介
    1. 発表者略歴
    2. コニカミノルタの紹介
  2. DX推進体系
    1. 私のチームの役割
    2. DXの推進 : 協力を得るために
  3. MI事例
  4. PI事例
  5. MIとPIをつなげるために
    1. 両者の違い
    2. 繋げるための考え方
  6. ハイスループット実験について
    1. 実験の考え方
    2. 開発事例にみる効果
  7. まとめ
    • 質疑応答

第4部 MI×PI統合基盤による材料・プロセスデータの活用

(2026年4月21日 15:45〜17:15)

 本講座では、MI・PIの実践事例を通じて、研究活動で生じるデータの生成・蓄積・活用のサイクルについて知っていただき、特にデータ蓄積に必要な考え方・基礎知識について学んでいただきます。そして、材料・プロセスデータ活用のための解析技術や応用事例についても解説します。

  1. マテリアルズ・インフォティクス概要
    1. データ生成・蓄積・活用の循環サイクル
    2. MIとPI
    3. 情報処理の基本的な流れ
    4. 材料・プロセスデータの特徴
  2. データ生成
    1. ベイズ最適化の背後にある数理
    2. 自律実験装置とAIソフトウェア
    3. ロボット制御のための環境整備
    4. 機械学習ポテンシャル
  3. データ蓄積
    1. データの構造化
    2. データベースの種類
    3. ツリー構造を利用した実験データ蓄積
  4. データ活用
    1. 触媒インフォマティクス
    2. 結晶構造の自動推定
    3. スペクトル解析基礎、分類と低次元化
    4. スペクトルに適したEMアルゴリズムによる自動解析
    • 質疑応答

講師

  • 新明 健一
    積水化学工業 株式会社 先進技術研究所 情報科学推進センター
    センター長
  • 船津 公人
    奈良先端科学技術大学院大学 データ駆動型サイエンス創造センター
    センター長, 特任教授
  • 室田 和敏
    コニカミノルタ株式会社 技術開発本部 データサイエンスセンター データジェネレーション部 マテリアルサイエンスグループ
    マネージャー
  • 安藤 康伸
    東京科学大学 総合研究院 化学生命科学研究所
    准教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 66,000円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 220,000円(税別) / 242,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 250,000円(税別) / 275,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/3/30 IPランドスケープの推進ノウハウ オンライン
2026/3/30 研究開発テーマの創出とその決定方法 オンライン
2026/4/3 競合分析から学ぶコア技術選定と事業開発の実践 オンライン
2026/4/3 生成AIによるマルチモーダルデータからの情報抽出・モデリング オンライン
2026/4/7 ステージゲート法における研究開発テーマ評価とGO/STOPの判断基準 オンライン
2026/4/7 マテリアルズインフォマティクスの主幹となる計算科学シミュレーション オンライン
2026/4/10 研究開発 (R&D) テーマ創出・評価 2日間講座 オンライン
2026/4/10 数多くのテーマを継続的に創出する体系的・組織的仕組みの構築 オンライン
2026/4/10 データ駆動型の化学・材料関連研究の最新動向と小規模データの活かし方 オンライン
2026/4/13 パテントマップの作成と研究開発活動への有効活用 オンライン
2026/4/14 競合分析から学ぶコア技術選定と事業開発の実践 オンライン
2026/4/14 生成AI×シナリオプランニングによる研究開発テーマ・企画立案の実践 オンライン
2026/4/14 生成AIによるマルチモーダルデータからの情報抽出・モデリング オンライン
2026/4/14 トポロジカルデータ解析 (TDA) と材料設計への応用 オンライン
2026/4/14 医薬品事業におけるポートフォリオマネジメントのヒント オンライン
2026/4/15 技術ロードマップ作成入門と統合化・活用法 オンライン
2026/4/15 トポロジカルデータ解析 (TDA) と材料設計への応用 オンライン
2026/4/16 MI, 生成AIを活用した材料開発の高速化、効率化 オンライン
2026/4/16 技術ロードマップ作成入門と統合化・活用法 オンライン
2026/4/16 市場・製品・技術ロードマップの作成プロセスとその活動の全体体系 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/3/31 ベイズ最適化の活用事例
2025/3/31 生成AIによる業務効率化と活用事例集
2024/11/30 技術マーケティングによる新規事業・R&Dテーマの発掘
2024/10/31 自然言語処理の導入と活用事例
2024/1/12 世界のマテリアルズ・インフォマティクス 最新業界レポート
2023/12/27 実験の自動化・自律化によるR&Dの効率化と運用方法
2023/10/31 出口戦略に基づく研究開発テーマの設定と事業化への繋げ方
2023/4/28 ケモインフォマティクスにおけるデータ収集の最適化と解析手法
2022/8/31 研究開発部門と他部門の壁の壊し方、協力体制の築き方
2022/4/28 研究開発部門へのDX導入によるR&Dの効率化、実験の短縮化
2021/10/29 “未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方
2021/8/31 研究開発の "見える化" によるR&Dテーマ評価、進捗管理と進め方
2021/7/30 マテリアルズインフォマティクスのためのデータ作成とその解析、応用事例
2021/6/28 AI・MI・計算科学を活用した蓄電池研究開発動向
2021/3/31 研究開発テーマの評価と中止/撤退判断の仕方
2020/12/30 実践Rケモ・マテリアル・データサイエンス
2020/10/30 研究開発者のモチベーションの高め方と実践事例
2020/8/11 化学・素材業界におけるデジタルトランスフォーメーションの最新調査レポート
2020/8/1 材料およびプロセス開発のためのインフォマティクスの基礎と研究開発最前線
2019/1/31 マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集