技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

洗浄剤処方設計の基礎と注意点

洗浄剤処方設計の基礎と注意点

~洗浄剤に求められる泡質 / 泡の安定化メカニズムとその対策~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2025年10月14日〜22日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2025年10月20日まで承ります。

概要

本セミナーでは、界面活性剤の基礎、洗浄剤の処方設計の基礎、アミノ酸洗浄剤の処方設計の基礎について詳解いたします。

開催日

  • 2025年10月10日(金) 12時30分16時30分

修得知識

  • 界面活性剤の基礎
  • 洗浄剤の処方設計の基礎
  • アミノ酸洗浄剤の処方設計の基礎

プログラム

 界面活性剤の特性を界面化学的見地から理解することで、スピーディーでかつ効率的な処方設計が可能となる。よって、スピード感のある開発が求められている昨今、安定な新規処方を効率的に開発する「処方設計の考え方」が重要になる。
 しかし、現状は、業界全体的な人材難、開発期間の短縮化により、人材育成に悩んでいる企業は多く、スピーディーでかつ効率的な処方設計に必要な知識・技術の伝承に悩む企業が多い。
 そこで、本講演では、処方開発者として日々の業務に追われがちで、処方開発中に直面する技術課題を理論的に考察する余裕がない方々のために、処方設計技術者が悩むポイントでもある界面化学的考え方を処方設計にどのように結びつけるのか?について、界面活性剤の基礎から順次紐解いていき、洗浄剤設計への応用の仕方について解説します。

  1. 最近の界面活性剤のトレンドについて
  2. 親水基構造の違いによる特性の違い
    1. 曇点について
      • 曇点メカニズム
      • 曇点現象が製剤に与える影響について
    2. 耐塩性
      • 構造による耐塩性の違い
      • 水和層の役割
    3. 多価アルコールの影響について
      • 作用部位の違い (メカニズム)
      • 製剤への影響とその対処方法
    4. 防腐剤への影響について
      • 防腐力を高めるテクニック
      • 構造による防腐力に及ぼす影響の違い (不活化メカニズム)
    5. 油剤への影響について
      • メカニズム
      • 乳化製剤へ与える影響
      • ミセル製剤へ与える影響
  3. 臨界ミセル濃度 (CMC)
    1. ノニオン界面活性剤とイオン性界面活性剤との比較
    2. CMCとモノマー溶解度との関係
  4. 水系クレンジング (ミセル製剤) における界面活性剤の役割
    1. クレンジングメカニズム
    2. 適した相面活性剤とは
  5. 油系クレンジングにおける界面活性剤の役割
  6. 洗浄剤の処方設計の基礎
    1. 全成分を読み解こう
    2. 皮脂の洗浄に求められる界面活性剤の特徴
    3. 求められる泡質を求めて
      • すすぎ易さ
      • 速泡性に適した界面活性剤の特徴
      • 気泡メカニズム
      • 界面活性剤の構造と速泡性との関係
    4. 濃密泡
      • 濃密泡と泡安定性の関係
    5. 泡の安定化メカニズムとその対策
      • 排液現象メカニズム
      • 泡膜と安定性との関係
      • 両性界面活性剤の添加効果とメカニズム
      • 電解質の添加効果とメカニズム
      • ノニオン界面活性剤の添加効果とメカニズム
    6. 処方設計の考え方まとめ
    7. 眼刺激性について
      • 眼刺激メカニズム
      • 眼刺激の原因
      • 眼刺激を低減させる方法
  7. 脂肪酸石鹸系洗浄剤の処方設計の課題について
    1. 石鹸カスの発生メカニズム
      • 石鹸カス (スカム) が泡立ちに及ぼす影響
      • 改善方法
    2. 調合時に生じるゲルについて
      • メカニズム
      • 改善方法
  8. アミノ酸系洗浄剤の処方設計の基礎
    1. アミノ酸系洗浄剤の種類
    2. アミノ酸系洗浄剤はpHに敏感、その理由とは?
    3. アミノ酸系洗浄剤の使い分け方
    4. 全成分を読み解こう
  9. 洗浄剤にクレンジング力を付与する方法
    1. 全成分を読み解こう
    2. クレンジングメカニズム
    3. 適した相面活性剤とは
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

  • 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年10月14日〜22日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/11/26 麹発酵物での有用物質生産法とその活用技術の開発について オンライン
2025/11/27 スキンケア化粧品のための乳化・可溶化技術 オンライン
2025/11/28 スキンケア化粧品のための乳化・可溶化技術 オンライン
2025/12/8 化粧品の微生物制御と保存効力試験・微生物試験の基礎と留意点 オンライン
2025/12/9 化粧品主要国成分規制と輸出入の留意点及び広告規制対応 オンライン
2025/12/10 化粧品主要国成分規制と輸出入の留意点及び広告規制対応 オンライン
2025/12/10 米国MoCRA・EU・中国・ASEANにおける化粧品規制の概要解説 オンライン
2025/12/23 製薬用水入門講座 オンライン
2025/12/23 化粧品の品質確保の為の微生物制御と防腐剤削減・パラペンフリー・防腐剤フリーを目指した防腐処方設計のポイント オンライン
2025/12/23 スキンケア化粧品開発の基礎および原料選択と処方設計のポイント オンライン
2025/12/24 スキンケア化粧品開発の基礎および原料選択と処方設計のポイント オンライン
2026/1/22 スキンケア化粧品開発における価値づくり オンライン
2026/1/26 化粧品規制 (EU、ASEAN、中国、米国、日本) と化粧品に影響する化学品規制解説・動向 東京都 会場
2026/1/27 医薬品・部外品・化粧品分野で必要な品質管理/検査に役立つ化学分析の基礎 オンライン
2026/1/28 化粧品業界におけるPFAS規制の国内外動向と今後の対応 オンライン
2026/1/29 透明化粧品 (化粧品・クレンジング) の処方設計に伴う安全性確保・成分選択・使用感および効能効果の評価 東京都 会場・オンライン
2026/2/6 スキンケア化粧品開発における価値づくり オンライン
2026/2/6 化粧品業界におけるPFAS規制の国内外動向と今後の対応 オンライン
2026/2/10 医薬品・部外品・化粧品分野で必要な品質管理/検査に役立つ化学分析の基礎 オンライン
2026/2/13 透明化粧品 (化粧品・クレンジング) の処方設計に伴う安全性確保・成分選択・使用感および効能効果の評価 オンライン