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スラリーの挙動と制御技術および評価方法

スラリーの挙動と制御技術および評価方法

~なぜスラリーの挙動は複雑なのか? 複雑さを支配している因子は何か? 複雑な挙動をどのように評価し制御するか?~
愛知県 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、微粒子分散系を議論する上で必要な基本事項を説明し、なぜスラリーの挙動は複雑なのか、複雑さを支配している因子は何か、複雑な挙動をどのように評価し制御するかについて詳解いたします。

開催日

  • 2024年10月8日(火) 10時00分 16時00分

受講対象者

  • スラリーの制御・評価で課題を抱えている方
  • スラリーを扱う技術者、品質担当者
    • ペイント
    • コーティング
    • 印刷
    • 機能性薄膜
    • 塗料
    • 顔料 など

修得知識

  • スラリーの基礎
  • 粒子の分散・凝集機構
  • 流動挙動と評価
  • 粒子集合状態の評価

プログラム

 スラリーの挙動の複雑怪奇さは、多くの技術者を悩ませている。しかし、スラリーに関する専門書はレオロジーと濾過・脱水に限られ、無機材料プロセスで役に立つ専門書は皆無と言って良い。
 本セミナーでは、講師の現場技術との交流をベースに蓄積された学術研究の成果に立って、なぜスラリーの挙動は複雑なのか、複雑さを支配している因子は何か、複雑な挙動をどのように評価し制御するか講義する。

  1. 粉体工学とスラリー工学
  2. スラリー工学の現状と課題
    1. 微粒子はなぜスラリーとして扱われるか
    2. スラリーの挙動はなぜ複雑か
    3. 問題解決の道筋
    4. 材料プロセスで重要な評価項目
  3. 粒子特性
    1. 粒子径、比表面積、密度
      1. 粒子径
      2. 比表面積、密度
    2. 粒子径分布、粒子構造
  4. 粒子と媒液の界面
    1. 粒子と分散媒の親和性
      1. 溶媒和 (水和)
      2. 濡性
    2. 粒子の帯電
      1. 帯電機構
      2. 電気二重層
      3. ゼータ電位測定
    3. 界面活性剤の吸着
      1. 界面活性剤
      2. 吸着機構
      3. 吸着量の測定
      4. アルミナ粒子とポリカルボン酸アンモニウムの吸脱着挙動
  5. 粒子間に働く力
    1. DLVO理論
      1. 静電ポテンシャル
      2. ファンデルワールスポテンシャル
      3. 全相互作用 (DLVO理論)
    2. 疎水性相互作用
    3. 吸着高分子により生じる力
    4. 高分子枯渇作用
    5. 粒子間力測定法
      1. 表面間力測定装置 (SFA)
      2. 原子間力顕微鏡 (AFM)
  6. 粒子の分散・凝集
    1. 親液・疎液性 (濡性)
    2. 粒子の接近・衝突
      1. 粒子濃度
      2. ブラウン (Brown) 凝集
      3. 沈降凝集
      4. 剪断凝集
    3. 凝集機構と凝集形態
      1. 反発力がない場合 (急速凝集)
      2. 反発力がある場合 (緩慢凝集)
    4. 分散・凝集状態の評価
      1. 濁度、透過光強度測定
      2. 粒子径分布測定
      3. 直接観察
  7. スラリー流動特性
    1. 流動特性
    2. 流動特性に影響を及ぼす諸因子
      1. 粒子濃度
      2. 粒子径と粒子帯電の影響
      3. pH、分散剤添加の影響
      4. 経時変化
    3. 流動特性評価法
      1. 共軸二重円筒形回転粘度計
      2. 円錐ー平板形回転粘度計
      3. 単一円筒形回転粘度計 (B型粘度計) と振動粘度計
    4. 流動特性と成形
  8. 粒子の沈降・堆積挙動
    1. 粒子の沈降挙動
      1. 自由沈降
      2. 水平方向の運動
      3. 遠心場における運動
      4. 干渉沈降
      5. 成相沈降・集合沈降
      6. 回分沈降試験
      7. 沈降パターンの観察例
    2. 堆積層の固化
  9. 粒子の充填特性
    1. 回分沈降試験による評価・解析
      1. 目視
      2. 沈降静水圧法
      3. 充填特性に及ぼす粒子間力の影響
    2. 定圧濾過法による評価・解析
    3. 流動特性と充填特性
  10. スラリー調製
    1. スラリー化
    2. 均質化
    3. スラリー特性の最適化

会場

愛知県産業労働センター ウインクあいち

11F 1107

愛知県 名古屋市中村区 名駅4丁目4-38
愛知県産業労働センター ウインクあいちの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 54,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 27,000円 (税別) / 29,700円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
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  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 54,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 81,000円(税別) / 89,100円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 54,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 108,000円(税別) / 118,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 162,000円(税別) / 178,200円(税込)

配布する書籍

テキストとして、「 基礎スラリー工学 」 を配布いたします。

基礎スラリー工学

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 ミーティングテスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。電子媒体での配布はございません。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
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  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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