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異種材料の接着・接合技術の基礎と強度特性評価

異種材料の接着・接合技術の基礎と強度特性評価

~信頼性の高い接着接合を実現するために~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、接着・接合技術を理解する上での学術的基礎から始まり、様々な研究者によって研究が進められている先端接合技術についてわかりやすく解説いたします。

開催日

  • 2023年1月16日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 異種材料接合の技術者
    • 特に電気や熱伝導性を考慮した接合技術
  • 機能性接着剤の開発者、技術者

修得知識

  • 接着・接合強度に影響を及ぼす因子と強度測定法
  • 異種材料の接合現象を理解するための化学結合や熱力学の基礎
  • 有機高分子系接着剤を用いた接着の基礎
  • 金属系接合材料を用いた接合技術の基礎
  • 異種高分子間の溶着の基礎
  • 表面活性化接合技術の概要
  • 接着・接合継手の寿命予測の考え方

プログラム

 エレクトロニクスやメカトロニクスなどの分野では、デバイスの進化に伴い、異種材料の接着・接合技術の重要性は益々高まりつつあります。接着・接合技術には、有機系接着剤やはんだ等の金属系接合材料を用いるものだけでなく、表面活性化接合や分子接着技術など様々な手法が研究されています。しかし、これらの接着・接合技術の全体を見通せるような教科書は存在しておらず、それぞれの技術について個別に考えていくしかないのが実情です。
 本セミナーでは、接着・接合技術を理解する上での学術的基礎から始まり、様々な研究者によって研究が進められている先端接合技術についてわかりやすく解説します。最低限の数式は用いますが概念的な理解につながるように説明するとともに、質疑応答にできる限り時間を取りますので、奮ってご参加ください。

  1. 異種材料の接着・接合技術の全体像を理解するために
    1. 微細接合技術の研究動向をわかりやすく整理する
    2. 界面相互作用の3つのレベル
    3. 接着強度を決める諸因子
    4. 今後の微細接合技術における界面ナノ構造制御の重要性
  2. 接着・接合を考える前提としての化学結合論
    1. 化学結合は実態ではなく概念である
    2. 分子軌道法から考える化学結合の概念 ~共有結合性とイオン結合性~
    3. 金属結合とは何か
    4. van der Waals力とは何か ~一般化van der Waals理論とLifshitz理論~
    5. 水素結合とは何か ~拡張Fowks式と酸・塩基説の意味を理解するために~
    6. 界面での化学結合形成を考える
  3. 高分子系接着剤を用いた接着
    1. 濡れ性の評価 ~静的評価と動的評価~
    2. 平衡接触角を用いた表面自由エネルギー解析
    3. van der Waals力や水素結合形成に基づく接着理論
    4. 界面相互作用を考えるための基礎 ~正則溶液近似~
    5. 拡張Fowks式と酸・塩基説 ~実は同じ現象を別の視点からモデル化したもの~
    6. 溶解度パラメータの考え方と推算法
    7. カップリング剤 ~相溶性と化学反応性の2つの考え方~
    8. 分子接着技術への展開
    9. 界面化学反応挙動解析に基づく接着性評価技術
  4. 金属系接合材料を用いた接合
    1. 溶融金属の固体表面への濡れ ~物質移動・化学反応を伴う濡れ~
    2. 原子の拡散 ~相互拡散,カーケンドール効果を理解するために~
    3. 界面反応層形成を考えるための基礎 ~正則溶体近似~
    4. 相互作用パラメータの導入
    5. 状態図から得られる界面反応に関する情報
    6. 界面反応層成長の速度論
  5. 樹脂/樹脂間の接着・溶着
    1. 有機高分子/有機高分子界面での拡散現象 ~界面層の形成~
    2. ポリマーアロイの熱力学
    3. 金属の合金とポリマーアロイの熱力学理論の比較
    4. 溶解度パラメータの適用限界
  6. ナノテク関連技術を用いた接合
    1. バルクの熱力学とナノ粒子の熱力学
    2. 金属ナノ粒子の融点降下現象と低温焼結現象の違い
    3. 樹脂バインダ中での金属ミクロ粒子の低温焼結現象
    4. 金属ナノ・ミクロ粒子ペーストにおける界面化学現象の重要性
  7. その他の接合技術
    1. 各種の表面活性化による常温接合
    2. 吸着種により促進される界面接着・接合現象
    3. ナノスケール・ミクロスケールのアンカー効果
    4. ナノスケールインターロッキング
  8. 複数の加速因子を考慮した寿命予測法の構築に向けて
    1. 強度の確率的性質
    2. 反応速度論モデルの基本的な考え方
    3. アレニウスモデルの考え方 (温度加速)
    4. アイリングモデルの考え方 (複数の加速因子が同時に加わる場合)
  9. まとめ
    • 質疑応答

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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