技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

生活環境に即した抗菌・抗ウイルス性能の評価試験と国際標準化動向

生活環境に即した抗菌・抗ウイルス性能の評価試験と国際標準化動向

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、抗菌・抗ウイルスについて取り上げ、抗菌・抗ウイルス性能評価の具体的な進め方や安全性評価、持続性評価の試験方法を具体的に解説いたします。
また、国内規格と海外基準との相違点、今後の標準化の動向についても解説いたします。

開催日

  • 2021年9月22日(水) 10時30分 16時30分

プログラム

第1部. 生活環境における抗菌・抗ウイルス性能の試験方法と評価の現状

(2021年9月22日 10:30〜14:45) ※途中、昼食休憩を挟む

  1. 細菌・ウイルスの基礎知識
    1. 細菌の分類
    2. 細菌の増殖
    3. 細菌増殖制御
    4. 細菌とウイルスの違い
    5. ウイルスの分類
    6. ウイルスの増殖
    7. ウイルス不活化
  2. 生活環境での抗菌・抗ウイルス
    1. 抗菌剤
      1. 無機系抗菌剤
      2. 金属系抗菌素材・注目成分
      3. 有機系抗菌剤
      4. 天然系抗菌剤
      5. 光触媒系抗菌抗ウイルス剤
    2. 抗ウイルス剤
      1. 抗ウイルス成分の種類と特性
      2. 界面活性剤系抗ウイルス成分
    3. 物理的除菌・抗ウイルス技術
      1. 加熱
      2. 紫外線
      3. 高圧放電
      4. 電場除菌
  3. 抗菌・抗ウイルス性能評価試験方法の実際
    1. 細菌数測定法
    2. 抗菌性能試験法
    3. ウイルス感染価測定法
    4. ウイルス不活化の評価試験法
  4. 抗菌・抗ウイルス関連用語基準
    1. 全国家庭電気製品公正取引協議会
    2. 洗剤・石けん公正取引協議会
    3. 繊維評価技術協議会
    4. 抗菌製品技術協議会
    5. 光触媒工業会
  5. 抗菌・抗ウイルス製品安全性評価
    1. 抗菌・抗ウイルス技術のヒトに対する安全性試験
  6. 抗菌・抗ウイルス製品持続性評価
    1. 抗菌・抗ウイルス技術の持続性評価
    2. 抗菌・抗ウイルス製品と品質管理
    • 質疑応答

第2部. 抗ウイルス性能評価に関連した国際標準化動向とその展望

(2021年9月22日 15:00〜16:30)

 近年、日本国内においては、微生物やウイルス等の病原体の感染制御を目的として様々な抗菌・抗ウイルス材料を用いた素材や製品が開発されている。抗ウイルス製品としては、繊維素材、プラスチック素材、フィルム、抗ウイルスマスク、建材、塗料などが各種メーカーより発売されている。多くの製品は、国際標準化機構 (ISO) や日本工業規格 (JIS) 等に定められた試験方法により製品評価を実施している。抗ウイルス材料又は加工製品の抗ウイルス性能を評価するためには、感染性を持つウイルスを試験品に作用させた後、ウイルス量を定量的に測定し、ウイルスに及ぼす影響を調べる必要がある。
 本講座では、抗ウイルス材料・表面に関する科学技術の最近の動向と抗ウイルス製品に関する国際標準化の動向、今後の展望について概説する。

  1. 抗ウイルス材料・表面に関する最近の動向
    1. 科学技術動向と将来展望
    2. 科学技術政策の動向
  2. 国際標準化の動向
    1. 抗菌、防カビ
    2. 抗ウイルス
  3. バイオフィルムと国際標準化
  4. 今後の展望
    • 質疑応答

講師

  • 冨岡 敏一
    関西大学 化学生命工学部 生命・生物工学科 微生物制御工学研究室
    特別任用教授
  • 蒲生 秀典
    文部科学省 科学技術・学術政策研究所 科学技術予測・政策基盤調査研究センター
    特別研究員

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/13 化粧品の微生物管理と防腐・抗菌性試験実施 基礎講座 オンライン
2024/12/18 ガンマ線、電子線滅菌の特徴と使い分け、並びに滅菌バリデーション、承認申請時の留意点 オンライン
2024/12/18 滅菌製品および無菌医薬品における微生物試験の実務とバリデーションのポイント オンライン
2024/12/23 有機電解合成入門 オンライン
2024/12/23 化粧品の微生物管理と防腐・抗菌性試験実施 基礎講座 オンライン
2024/12/27 有機電解合成入門 オンライン
2025/1/6 微生物が作るヌメリ (バイオフィルム) の形成制御、防止・洗浄技術 オンライン
2025/1/8 ガンマ線、電子線滅菌の特徴と使い分け、並びに滅菌バリデーション、承認申請時の留意点 オンライン
2025/1/8 滅菌製品および無菌医薬品における微生物試験の実務とバリデーションのポイント オンライン
2025/1/15 ファージセラピーの最新開発動向と次世代耐性菌対策への展望 オンライン
2025/1/16 滅菌、無菌性保証関連のPMDA回収情報分析およびQMS等外部立入り審査時の注意点 オンライン
2025/1/16 FT合成による液体燃料の製造とその触媒技術 オンライン
2025/1/16 メタネーションの技術動向、事業化展望と企業の取組み オンライン
2025/1/21 触媒の各種評価・解析技術、反応性予測とその応用 オンライン
2025/1/22 無菌医薬品の滅菌選択順位の考え方と無菌性保証における無菌試験の限界、並びにパラメトリックリリースの推奨 オンライン
2025/1/23 ISO11607 滅菌医療機器の包装に関する法的要求事項解説 オンライン
2025/1/28 二酸化炭素の有効利用技術とその最新動向 会場・オンライン
2025/1/29 ぬめりにおける材料別 評価法と対策・開発 オンライン
2025/1/31 メタネーションの基礎と現状、課題、最新動向 オンライン
2025/2/5 無菌医薬品の滅菌選択順位の考え方と無菌性保証における無菌試験の限界、並びにパラメトリックリリースの推奨 オンライン

関連する出版物