技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

伝熱解析の基礎と熱設計手法 (熱回路網法、数値流体解析) 、 エクセルを用いた伝熱計算演習および有効熱伝導率測定の実践

伝熱解析の基礎と熱設計手法 (熱回路網法、数値流体解析) 、 エクセルを用いた伝熱計算演習および有効熱伝導率測定の実践

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、冷却設計の基礎、伝熱解析に必要な基礎知識から解説し、熱設計手法として効果的な熱回路網法による解析手法をExcelを使用した演習を交えて習得していただきます。

開催日

  • 2014年6月23日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 電子機器の放熱に関連する技術者
    • 電子基板の設計
    • サーバ機器の設計 など
  • 熱設計、熱対策が必要となる製品の技術者
    • PC機器
    • パワーエレクトロニクス機器
    • ハンディ密閉機器
    • LED照明
    • 太陽光発電パネル
    • プラント など
  • 伝熱に関連する技術者
    • 空調
    • 冷凍
    • 冷蔵
    • 太陽光集熱機 など
  • 電子機器や機械の実装設計者、回路設計者、基板設計者、品質保証部門、技術開発部
  • 熱回路網法の基礎を学びたい技術者

修得知識

  • 冷却設計の基礎
  • 機器の熱設計を行うための熱回路網法による熱モデルの作成法
  • EXCELを用いた温度の予測法
  • CFDによる解析事例
  • 熱伝導率や接触熱抵抗の簡単な測定法

プログラム

 パワエレ機器やLED素子など多くの電子機器においては発熱密度の増大にともない効果的な冷却設計が重要になってきている。ここでは、冷却設計の基礎として伝熱解析に必要な基礎的な知識を講義した後、熱設計手法として効果的な熱回路網法による解析手法を実際にパソコンを用いてEXCEL を使用した演習により身につけていただく。また数値流体解析 (CFD) としてFlow Designerを使用した解析例を紹介する。
 さらに、熱設計精度向上のためにはプリント基板の面内方向熱伝導率や接触熱抵抗あるいはフィラー材料などの有効熱伝導率などの熱特性の測定も必要となる。本セミナーではこれらの簡単な測定法についての研究成果を紹介する。

  1. はじめに
  2. 伝熱の基礎
    1. 温度と熱
    2. 伝熱の3要素
    3. 電気回路との相似性 (アナロジー)
    4. 熱抵抗の計算式
    5. 熱回路網による温度計算式
    6. 熱抵抗の考え方の利点
  3. 効果的な冷却の考え方
    1. 伝熱の3要素と冷却法
    2. 前縁効果の利用
    3. 代表長さと表面積
  4. Excelによる定常・非定常伝熱計算演習
  5. CFDによる解析事例紹介
    1. CFDソフトFlow Designerの紹介
    2. Flow Designerによる解析事例
    3. Flow Designerによる逆解析事例
  6. 各種材料の熱特性測定法
    1. 接触熱抵抗の測定法
      1. 接触熱抵抗の定義と予測式
      2. 接触熱抵抗の測定法
      3. 各種フィラー材の接触熱抵抗測定例
    2. 多孔質材料や樹脂などの厚さ方向熱伝導率測定法
      1. ポーラス金属の熱伝導率測定法
        • 試験片温度測定法
        • 試験片厚さ変化法
      2. 導電性樹脂熱伝導率測定法 (カートリッジ方式)
    3. プリント基板などの面内方向熱伝導率測定法
      1. 従来の測定法
      2. 直線フィン温度分布フィッテイング法
    • 質疑応答

講師

  • 大串 哲朗
    広島国際大学 工学部 情報通信学科 情報通信コース、機械システム・ロボットコース
    客員教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4階 第2特別講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名同時申込みで1名分無料
    • 1名あたり定価半額の22,500円(税別) / 24,300円 (税込)
    • 2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
    • 同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
    • 3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で受講できます。
    • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
    • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
      申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
    • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/13 品質管理の基礎 (4日間) オンライン
2024/5/13 品質管理の基礎 (4) オンライン
2024/5/16 ISO 13485:2016が要求する医療機器サンプルサイズの根拠を伴う統計学的手法 (全2コース) オンライン
2024/5/16 ISO 13485:2016が要求する医療機器サンプルサイズの根拠を伴う統計学的手法 (Aコース 基礎編) オンライン
2024/5/16 xEVにおける車載電子製品のサーマルマネジメント 東京都 会場・オンライン
2024/5/17 Excelとシミュレータによる化学プロセス計算入門 オンライン
2024/5/21 xEVのPCU (パワーコントロールユニット) と自動車用パワーエレクトロニクスの技術動向 東京都 会場
2024/5/21 検定・推定 (主に計量値) オンライン
2024/5/23 乾燥操作の基礎と乾燥機の性能評価・設計およびトラブル対策 オンライン
2024/5/23 経済性を考慮した「開発時の安全係数」と「量産展開時の規格値」の論理的決定法 オンライン
2024/5/23 電子機器の熱設計、熱対策 オンライン
2024/5/24 化粧品・医薬部外品・洗剤・雑貨商品開発のための効率的なデータ管理 オンライン
2024/5/27 ISO 13485:2016が要求する医療機器サンプルサイズの根拠を伴う統計学的手法 (全2コース) オンライン
2024/5/27 統計手法の基礎 オンライン
2024/5/27 ISO 13485:2016が要求する医療機器サンプルサイズの根拠を伴う統計学的手法 (Aコース 基礎編) オンライン
2024/5/27 事例・Excel演習で学ぶ管理図の作成方法と合理的なOOTの判断方法 オンライン
2024/5/28 R&D部門の研究・実験データのExcelにおける効果的な蓄積・分析技術 オンライン
2024/5/28 車載電池・リチウムイオン電池の爆発・火災事故の傾向、 その安全性向上技術、過酷試験の進め方、規制対応 オンライン
2024/5/28 撹拌・混合の基礎と最適化・設計およびスケールアップからトラブル対策まで オンライン
2024/5/29 CO2分離回収技術に関連したプロセスおよびコスト計算の基礎と実例 オンライン