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液化水素貯蔵材料の特性、課題と今後の展望

液化水素貯蔵材料の特性、課題と今後の展望

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、水素貯蔵について取り上げ、極低温環境下でも耐えうる強靭性、低温脆性と断熱性能との両立、液化水素貯蔵材料の種類や安全性評価まで、各社の取り組み事例をもとに解説いたします。

開催日

  • 2025年9月30日(火) 10時30分16時00分

受講対象者

  • 触媒・プロセス開発関連の研究者・技術者
  • 石油化学工業・水素エネルギー関連化学に携わる研究者・技術者
  • 脱炭素に係わるエンジニア

修得知識

  • 水素の貯蔵の重要性
  • 水素の貯蔵の様々な方法、特徴
  • 水素の貯蔵の将来展望
  • 水素の物性
  • 水素の市場
  • 岩谷産業の取り組み
  • 高圧水素環境下で使用可能な高強度ステンレス鋼
  • 高圧水素環境下での耐水素脆性を確保可能な溶接金属組織の考え方

プログラム

第1部 水素貯蔵材料の基礎と今後の展望

(2025年9月30日 10:30〜12:00)

 水素は常温常圧では気体であるため貯蔵と輸送には液体や固体の燃料と比較して困難な点があります。カーボンニュートラル実現に重要な役割をはたすと期待されている水素の貯蔵と輸送について、分かりやすく説明します。

  1. 水素と水素エネルギー
    1. 水素について
    2. 水素エネルギーとは
  2. カーボンニュートラルへの水素の役割
    1. カーボンニュートラルと水素
    2. 水素に関する政策
  3. 水素の貯蔵輸送技術
    1. 気体
    2. 液体
    3. 固体
  4. 水素貯蔵材料の実証例
    • 質疑応答

第2部 水素社会実現に向けた岩谷産業の取り組み

(2025年9月30日 12:50〜14:20)

 岩谷産業は、水素を「究極のクリーンエネルギー」と位置づけ、その利活用を通じ てカーボンニュートラル社会の実現に貢献することを目指している。
 本セミナーでは、当社における水素事業の概要、および水素関連の技術開発の取り 組みについて紹介する。

  1. 水素を取り巻く背景
  2. 水素の物性及び市場
  3. イワタニの水素事業の取り組み
  4. イワタニの水素技術開発
  5. まとめ
    • 質疑応答

第3部 高強度と低温靭性を両立する液化水素環境用鋼管の開発

(2025年9月30日 14:30〜16:00)

 高圧水素環境下で使用可能なステンレス鋼とその理由について詳細に解説するとともに、高強度と低温靭性を両立する液化水素環境用鋼管HYDLIQUIDRについて紹介する。

  1. 高圧水素用ステンレス
    1. 高圧水素環境下で使用される材料
    2. 高圧水素環境下での耐水素脆性評価手法
    3. 高圧水素用ステンレス鋼管の種類
    4. 高圧水素環境下での溶接金属の耐水素脆性
  2. 開発鋼HYDLIQUIDRの紹介
    1. 鋼材設計の考え方
    2. 各種特性
    3. 溶接施工方法
    • 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 200,000円(税別) / 220,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 230,000円(税別) / 253,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

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