技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

射出成形におけるボイド・ヒケの発生メカニズムと予測技術

射出成形におけるボイド・ヒケの発生メカニズムと予測技術

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2025年8月27日(水) 13時00分15時00分

受講対象者

  • プラスチック・樹脂に関連する製品の技術者
    • フィルム (光学フィルム・太陽電池関連フィルム・包装など)
    • シート (発泡シートなど)
    • パイプ・ホース・チューブ
    • 土木・建材用異形押出品
    • 電池セパレータ
    • 高機能複合材料 (ナノコンポジット)
    • 機能性薄膜・フィルム
    • 食品
    • トイレタリー分野
    • 押出機 など

修得知識

  • 射出成形品のボイド・ヒケ不良の原因と対策・未然防止策

プログラム

 ポリアセタール樹脂は、成形条件や製品形状によっては厚肉部位の肉厚中心部近傍に空隙 (ボイド) が形成されることがある。昨今においてはX線CT等に代表される非破壊内部観察装置の普及によりボイドの発見が容易になり、ボイドの制御に関する飛躍的技術向上が期待される。また、成形条件や製品形状によって製品表層にヒケが形成されることがある。
 本セミナーでは、製品肉厚やゲートランナーの修正に先立って効果が確認できるよう、ボイドやヒケの発生メカニズムを考察した。併せてFEM解析による予測技術を開発した内容について発表する。

  1. イントロダクション
    1. 会社紹介
    2. 開発背景と取り組み方針
  2. 射出成形品のボイド発生メカニズムと予測技術
    1. 背景と課題認識
      1. ポリアセタール樹脂におけるボイド発生事例
      2. 成形条件・製品形状による内部欠陥の顕在化
      3. 非破壊検査技術 (X線CTなど) の進展と実用化状況
    2. 実験によるボイドの発生傾向と原因分析
      1. 厚肉部の内部構造観察と解析
      2. 成形条件とボイド発生傾向の関係
    3. FEM解析を活用した発生予測技術の構築
      1. 解析モデルの構築手法と仮定条件
      2. 実験結果との比較検証
      3. 設計・条件最適化への応用展開
  3. ヒケの発生メカニズムと予測技術
    1. 背景と影響評価
      1. 表面欠陥としてのヒケの外観・機能への影響
      2. 成形品設計やゲート配置の重要性
    2. 実験によるヒケの発生傾向と原因分析
      1. 成形条件、ゲート位置の違いによる影響
      2. 可視化・定量化の手法と活用
    3. FEM解析によるヒケ予測と抑制の試み
      1. 成形収縮挙動のシミュレーション
      2. 成形条件調整や形状修正前の評価手法としての有効性
  4. まとめと今後の展望
    1. ヒケ・ボイド予測技術の実用性と限界
    2. 今後の成形技術への応用可能性
    3. 課題と研究開発の方向性
    • 質疑応答

講師

  • 濵野 裕輔
    ポリプラスチックス株式会社 研究開発本部
    主任研究員

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 35,000円 (税別) / 38,500円 (税込)
複数名
: 16,000円 (税別) / 17,600円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 32,000円(税別) / 35,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 17,500円(税別) / 19,250円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 32,000円(税別) / 35,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 35,000円(税別) / 38,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 52,500円(税別) / 57,750円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 35,000円(税別) / 38,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 70,000円(税別) / 77,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 105,000円(税別) / 115,500円(税込)

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/7/18 UV硬化樹脂の基礎とトラブル対策 オンライン
2025/7/18 レオロジー入門講座 オンライン
2025/7/22 高分子の接着の基礎と接着性改善に向けた界面の構造評価・表面処理の応用 オンライン
2025/7/23 プラスチックの加飾技術の最新動向と今後の展望 オンライン
2025/7/23 高分子における残留応力/内部応力の発生メカニズムと低減化 オンライン
2025/7/23 高分子材料における難燃化技術と難燃性評価、難燃剤の配合設計・規制動向と実際技術 オンライン
2025/7/23 ポリフェニレンサルファイド (PPS) 樹脂の基礎と応用技術の総合知識 オンライン
2025/7/23 ゲル化剤の基礎知識およびゲル化手法・分子設計のポイント オンライン
2025/7/23 PVA (ポリビニルアルコール) の基礎と高機能化 オンライン
2025/7/24 欧州プラスチック産業の最新動向 東京都 会場・オンライン
2025/7/24 PVA (ポリビニルアルコール) の基礎と高機能化 オンライン
2025/7/25 高分子の難燃化技術の体系と最近の動向 オンライン
2025/7/25 高分子材料の分析・物性試験における注意点とそのポイント オンライン
2025/7/25 熱可塑性エラストマーの基礎 オンライン
2025/7/25 熱分析の基礎、測定と正しいデータ解釈 オンライン
2025/7/25 押出機による混練技術の基礎と応用 オンライン
2025/7/28 プラスチック成形品の残留応力の発生機構 & 解放機構の予測法 オンライン
2025/7/28 セラミックグリーンシートの成形条件最適化と評価 オンライン
2025/7/28 押出機による混練技術の基礎と応用 オンライン
2025/7/29 高分子材料の粘弾性に伴う残留応力発生 & 解放機構と低減化法 オンライン

関連する出版物