技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

知財DXの導入方法、運用ポイントと推進体制の構築

知財DXの導入方法、運用ポイントと推進体制の構築

~DX導入の企画・提案方法、ルール作り、効果的な運用の仕組み~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、知的財産分野におけるDXについて取り上げ、特許調査、特許データ分析、特許文書評価・特許分類、翻訳等における導入、活用の実際について詳解いたします。

開催日

  • 2025年5月12日(月) 10時00分 17時15分

修得知識

  • 特許データの効率的な整形・分類手法
  • AIを用いた高度な視覚化と分析テクニック
  • 特許情報からの革新的な製品アイデア創出
  • 生成AIツールのリアルタイム実演と解説

プログラム

第1部 クラウドストレージを活用した 知財DXの導入、推進のポイント

(2025年5月12日 10:00〜11:30)

 いまでは言葉としては当然のように語られるDXですが、内容を理解しようとすると難しい横文字が並び、DXをイメージできずに導入まで踏み込めないという企業様も多くいらっしゃるのではないでしょうか? そこで、企業での8年前のDX導入の体験をもとに、DXの実体や、DXの具体的な導入方法、また、DX導入を成功させるポイントを分かりやすく説明いたします。講演後には、みなさまがDXについて具体的なイメージを持ち、DX導入に一歩を踏み出していただける内容にしたいと思っております。
 本講演は、知財に限られるものではありません。いまさらDXについて聞けない役職者の方も、DXを担当して困っている担当者の方も、これからDXを上司に提案したい方も、たくさんの方にご聴講いただければと思っております。

  1. DXの実体
  2. DXの体験談
  3. DXの導入スケジュール
    1. 企画・提案
    2. クラウド設計
    3. ルール作り
    4. マニュアル作成
    5. トライアル
    6. クラウド移行
    7. アフターフォロー
  4. DXの業務効率化のポイント
    1. デジタルワークスペースの作り方
    2. ファイル名
    3. デジタルワークスペースの管理方法
  5. 勝手にBoxユーザマニュアル
    1. データ共有の基本機能1
    2. データ共有の基本機能2
    3. データ共有の基本機能3
    4. 応用例
  6. まとめ
    • 質疑応答

第2部 知財DXの導入、運用による特許調査業務の効率化

(2025年5月12日 12:15〜13:45)

 知財DX導入は知財業務効率化の鍵ですが、導入には不安も伴います。本セミナーでは、導入企業がどのように効率化を実現したのか、その経緯、苦労、事例を解説します。当初は知財DXと知財AIの違いも曖昧で、知財AIに対する過度な期待がありました。しかし実際には、AIが活躍できる仕組み作りが重要でした。具体的には、知財AIが教師データを元にディープラーニングしAIソートした順番に特許情報を精読し、途中から素読に切り替えることで、調査時間を半分に短縮することができました。中小企業でも効率的な特許調査の効果が確認されました。
 知財DXは適切な仕組みとAI活用で特許調査を効率化します。今後は知財戦略やアイデア創出等、更なる知財業務への応用が期待されます。

  1. 知財DXと知財AIを活用した特許調査の関係
    1. 知財DXとは
    2. 知財DXと知財AIを活用した特許調査の関係
    3. 知財AIを活用した特許調査のメリット
  2. 知財AI導入の経緯
    1. エンジニアが特許調査を後回しにする現状
    2. 調査件数が半分なら特許調査ができるという言い訳
    3. 調査時間が半分で特許調査ができる知財AI活用方法を構築
  3. 知財AIを活用した効率的な特許調査モデル
    1. 出願前特許調査の調査モデル
    2. 通常調査 (製品化前調査) の調査モデル
    3. SDI (JP) の調査モデル
    4. SDI (USEP) の調査モデル
  4. 知財AI特許調査業務の効率化事例
    1. 大企業にける通常調査・SDI (JP,USEP) の効率化事例
    2. 中小企業における出願前特許調査の活用事例
  5. まとめ
    • 質疑応答

第3部 レゾナックにおける知財DXの導入と実践

(2025年5月12日 14:00〜15:30)

 本講演では、株式会社レゾナックにおける知財DXの導入と実践についてご紹介します。株式会社レゾナック知的財産部では、研究開発者の負担軽減と新たな価値創造を実現するための取り組みとして、AIを活用した特許読解の効率化や知財業務の効率化に焦点を当て、各種ツールの内製化や外部ツールの導入を進めています。
 本セミナーでは、特許読解や知財情報解析の効率化を目指し、研究開発者の創造的活動を支援する活動についてご紹介します。

  1. 知財DXの導入
  2. AIを活用した特許読解の効率化
    1. 特許読解の効率化
    2. 知財業務の効率化
  3. AIツールの内製化と外部ツールの導入
    1. 特許読解支援システム (ai-PAT)
    2. 類似順ソートシステム (ai-SRT)
    3. IPランドスケープ (知財情報解析)
    4. 生成系AIの活用
  4. AIツールの展開
    1. 知財情報のダッシュボード提供
    2. 社内教育・セミナー
  5. まとめ:研究開発者の負担軽減と新たな価値創造
    • 質疑応答

第4部 特許庁における人工知能 (AI) の導入、活用の取組み

(2025年5月12日 15:45〜17:15)

 特許庁では、特許・商標等の審査をはじめとする特許行政の迅速化・効率化のため、特許庁内の各種業務における人工知能 (AI) 技術の活用可能性を検証する取組を2016年度 (2016年度) に開始し、2017年度 (2017年度) には、「人工知能 (AI) 技術の活用に向けたアクション・プラン」を策定し、最新版に至るまで数回の改訂を経て、現在もその取組を継続している。
 本講演では、これまでの特許庁におけるAI活用の取組の振り返り・アジャイル型開発の導入と定着に向けた取組や特許・商標審査業務領域におけるAI技術活用の取組を紹介するとともに、今後の特許庁における生成AIの活用について述べる。

  1. 特許庁におけるAI技術活用の取組概要
  2. 特許審査実務におけるAI技術活用の取組
  3. 商標審査実務におけるAI技術活用の取組
    • 質疑応答

講師

  • 吉田 真衣
    吉田国際特許事務所
    弁理士
  • 山本 隆治
    エデュテックソリューションズ
    代表
  • 辰巳 大祐
    株式会社レゾナック 計算情報科学研究センター
  • 櫛引 明佳
    特許庁 総務課 情報技術統括室
    情報技術調査官
  • 五十嵐 康弘
    特許庁 審査第一部 調整課
    企画調査官
  • 綿貫 音哉
    特許庁 商標課 審査推進室 審査推進企画班 審査推進係
    係長

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 66,000円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)

免責事項

講師と同業の方のご参加はお断りする場合があります。

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 220,000円(税別) / 242,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 250,000円(税別) / 275,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/24 他社特許の分析手法と弱点の見つけ方 オンライン
2025/3/24 予測AI/生成AIを製造現場で活用するためのデータ収集、蓄積と構造化のポイント オンライン
2025/3/24 医薬品開発における医薬用途の特許戦略 オンライン
2025/3/26 ChatGPTによる生産管理の効率化と活用、運用のポイント オンライン
2025/3/26 電子実験ノートの導入とデータ共有・利活用ノウハウ オンライン
2025/3/26 記載要件に基づいて特許を読み込めますか? 書けますか? オンライン
2025/3/26 プロダクトデザインにおける生成AIの活用と次世代製品の創出 オンライン
2025/3/27 生成AIを活用したテクニカルライティング オンライン
2025/3/27 施設園芸・植物工場におけるスマート化・先端技術導入の最新動向 オンライン
2025/3/28 パテントマップの作成と開発・知財・事業戦略の策定と実践方法 オンライン
2025/3/28 医薬品ライセンス契約の実務とデューディリジェンスの考え方及び事業性評価 オンライン
2025/3/28 共同開発・開発委託・共同出願の契約実務 オンライン
2025/3/28 マテリアルズインフォマティクスの基礎と活用事例、導入の仕組み化 オンライン
2025/3/31 特許明細書の効率的な読み方と強い特許明細書のつくり方 オンライン
2025/3/31 産業用メタバースとデジタルツインのモノづくり活用術 オンライン
2025/3/31 Excel・Pythonで学ぶ製造業向けデータ解析と実務への応用 オンライン
2025/3/31 協働ロボットの導入と活用の具体的方法 オンライン
2025/3/31 FUSION360の基本機能でもわかるCAEの勘所 オンライン
2025/4/3 研究DXへのデータ収集、構造化とプラットフォーム構築 オンライン
2025/4/3 医薬品開発における医薬用途の特許戦略 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/10/28 メディカルバイオニクス (人工臓器) 〔2024年版〕(CD-ROM版)
2024/10/28 メディカルバイオニクス (人工臓器) 〔2024年版〕
2024/4/30 人工光合成技術 (CD-ROM版)
2024/4/30 人工光合成技術
2024/4/22 トプコングループ
2024/4/22 トプコングループ (CD-ROM版)
2024/4/15 テンセント (騰訊Tencent) 〔中国特許および日本特許〕技術開発実態分析調査報告書 (日本語版) (CD-ROM版)
2024/4/15 テンセント (騰訊Tencent) 〔中国特許および日本特許〕技術開発実態分析調査報告書 (日本語版)
2024/3/29 後発で勝つための研究・知財戦略と経営層への説明・説得の仕方
2024/3/11 アリババ (阿里巴巴 Alibaba) 〔中国特許および日本特許〕技術開発実態分析調査報告書 (日本語版) (CD-ROM版)
2024/3/11 アリババ (阿里巴巴 Alibaba) 〔中国特許および日本特許〕技術開発実態分析調査報告書 (日本語版)
2024/3/4 対話型生成AI (人工知能) 利活用技術 技術開発実態分析調査報告書
2024/3/4 対話型生成AI (人工知能) 利活用技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2023/12/27 実験の自動化・自律化によるR&Dの効率化と運用方法
2022/7/29 費用対効果に基づく外国特許出願国の選び方・進め方
2022/4/28 研究開発部門へのDX導入によるR&Dの効率化、実験の短縮化
2022/4/28 プラントのDX化による生産性の向上、保全の高度化
2022/4/4 軸受6社 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2022/4/4 軸受6社 技術開発実態分析調査報告書
2022/1/13 DXを未来のビジネスに結びつけるための情報収集利活用ノウハウ