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フィルム製造の技術、プロセスの全体像の把握

フィルム製造の技術、プロセスの全体像の把握

~フィルムの製膜、成膜、塗布乾燥、貼り合わせ、裁断の全体プロセス~
オンライン 開催

このセミナーは2024年10月に開催したセミナーのオンラインセミナー:オンデマンド配信です。
視聴方法のご案内メールの到着日より10営業日の間、動画をご視聴いただけます。
お申込は、2025年6月27日まで受け付けいたします。
(収録日:2024年10月23日 ※映像時間:約4時間)

概要

本セミナーでは、プラスチックフィルムを取り上げ、フィルムの代表的な技術内容について、分かり易く解説するとともに、実際の製造で発生する様々な欠陥や問題について、その対策に役立つような事例等を紹介いたします。

申込期間

  • 2025年4月1日(火) 10時00分2025年6月27日(金) 16時30分

修得知識

  • フィルム製造に関する全般知識、技術の概要
  • フィルム成形/塗布乾燥/ラミネートなどの工程技術に関する基礎/実践知識
  • 実際の現場におけるトラブルとその対策例

プログラム

 プラスチックフィルムは、電子、医療、食品をはじめとした、ほとんど全ての産業で使用され、なくてはならない材料となっている。中でも、通信・エネルギーの分野では、高耐久・高強度などの性能を満たした、高機能フィルムの市場が拡大している。一般に、高機能フィルムの製造は、フィルム成形〜塗布〜乾燥、場合によってはラミネートの工程が含まれるが、どれも重要かつ高度な製造技術が構築されている。これらは、ロールtoロールにより連続製造されるので、他の工業材料分野でも利用できる汎用性の高い基盤技術である。
 本セミナーでは、高機能フィルム製造に関わる、「製膜、成膜、塗布乾燥、貼り合わせ、断裁」の全体プロセスこれらの技術内容について、分かり易く解説するとともに、実際の製造で発生する、様々な欠陥や問題について、その対策に役立つような事例等も紹介したい。

  1. 高機能 (機能性) フィルム
    1. 高機能フィルムとは
    2. 高機能フィルムの構成
    3. 高機能フィルムの製造
    4. 樹脂/フィルムの種類
  2. フィルム製膜・延伸技術
    1. 製膜方法
      • 溶融製膜と溶液製膜
    2. PETフィルムの特徴
      • PETの種類
      • 延伸の分類
      • 延伸による特性変化など
    3. PETフィルムの製法
      • 製造全体フロー、重合
        • ペレット化
        • 押出
        • 製膜
        • 延伸
    4. PETフィルム製造におけるトラブルと対策
    5. TACフィルムの特徴
      • 基本特性
    6. TACフィルムの製法
      • 製造全体フロー
      • 溶解
      • 押出
      • 製膜
      • ドラム式
      • バンド式
    7. TACフィルム製造におけるトラブルと対策
    8. フィルム成形技術まとめ
  3. 塗布技術
    1. 塗布の基礎
      • 塗布技術のポイント
      • 方式の分類
      • 塗布設備の構成
      • 方式の選択
    2. ロール塗布技術
      • リバースロール
      • グラビア
      • キス
      • マイクログラビア
      • ワイヤバーほか
    3. ロール塗布での欠陥と対策例
      • リビング
      • ムラ
      • 斑目
      • スジ
      • ハジキなど
    4. ダイ塗布技術
      • ダイヘッドの構造
      • ダイ設定〜塗布開始の手順例など
    5. ダイ塗布技術課題
      • ビード安定化
      • コーティングウインドウ
      • 高速化における課題など
    6. 塗布技術まとめ
  4. 乾燥技術
    1. 乾燥工程の基礎
      • 乾燥の分類
      • 基本原理
      • 乾燥曲線など
    2. 乾燥での欠陥と対策
      • ピンホール
      • 皮張り
      • 乾燥ムラ
      • 風ムラなど
    3. 特許にみる、風ムラ対策
    4. 乾燥技術まとめ
  5. ドライラミネート技術
    1. ラミネートとは
      • 特徴
      • 構成例など
    2. ドライラミネートにおけるトラブル対策
      • シワ
      • カールなど
    3. ドライラミネートに関する特許例
  6. フィルムのハンドリング・裁断技術
    1. ハンドリングのポイント
      • シワ・伸び・傷等の防止など
    2. 裁断方法の種類
    3. 裁断における課題・トラブル
  7. 補足1 … 多層化/パターン化など
    1. 多層フィルム製膜技術
    2. 多層コーティング技術
    3. 表面パターニング技術
    4. 間欠塗布技術
    5. 気相成膜技術
  8. 補足2 … 濡れ性の基礎
    1. 表面張力と接触角
    2. 界面活性剤の働き
    3. 表面処理方法例など
  9. 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,200円 (税別) / 42,020円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,200円(税別) / 42,020円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
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オンデマンドセミナーの留意点

  • 申込み後、セミナーのキャンセルは承りかねます。 予めご了承ください。
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