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マイクロ波加熱のメカニズムと導入・利用時の注意点、安全対策

マイクロ波加熱のメカニズムと導入・利用時の注意点、安全対策

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概要

本セミナーは、マイクロ波の基礎から解説し、マイクロ波照射装置の選び方、運転上必要な知識、事故・トラブルの原因と未然防止具体策について詳解いたします。

開催日

  • 2025年2月27日(木) 10時30分 16時30分

修得知識

  • マイクロ波加熱に関する基礎用語の整理
  • 数式との関連
  • 照射装置の構造と役割
  • 導入時の装置の選び方
  • 運転時の安全確認方法
    • 温度測定
    • 電磁波漏洩

プログラム

 電子レンジで容易に体感できるマイクロ波加熱について、電磁気学の基礎用語を整理し、物理的な原理から実際の応用までを解説する。装置の導入時の注意や運転時の注意を理解することにより、望む装置が得られるか、望む運転ができるかを考えられるようにする。マイクロ波の照射形態による加熱の違いや、各種コンポーネントの役割などを説明する。さらに、安全対策として具体的に何に注意をすればよいかを解説する。
 本セミナーにより電磁波エネルギーと物質の相互作用や、電磁波エネルギーを操作するための基礎知識、安全対策が習得できる。

  1. 電磁波
    1. 電磁波とはなにか
    2. 6つの学術的な基礎
    3. 電磁波のエネルギー
    4. 使われる用語を知る
  2. マイクロ波による加熱現象
    1. 誘電損失による加熱
    2. 導電損失による加熱
    3. 磁性損失による加熱
  3. 電界に対する性質
    1. 誘電率とは
    2. 導電率とは
  4. 磁界に対する性質
    1. 透磁率とは
    2. 誘導損失との違い
  5. 物質定数を測定する方法
    1. 誘電率を測定する方法は
    2. 測定で何の値が得られるか
  6. 電磁界シミュレーション
    1. 電磁波が物質に作用する様子
    2. 電磁界シミュレーションで形を理解する
    3. 効率よくエネルギーを与える方法
  7. コンポーネント
    1. 導入する前の注意事項
    2. 最低限の装置
    3. 高度に制御するための装置
    4. 研究開発のための装置
    5. 安全のための装置
  8. 安全対策
    1. 運転上必要な知識と考え方
    2. 導入時の安全確認
    3. 運転時の安全確認
  9. マイクロ波を化学反応に用いる
    1. 工業的なマイクロ波の利用
    2. マイクロ波に特異的な加熱・反応
  10. まとめと提言
    • 質疑応答

講師

  • 杉山 順一
    国立研究開発法人 産業技術総合研究所 ナノ材料研究部門
    主任研究員

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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