技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測

耐久信頼性の開発に役立てるための

防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測

~寿命予測に必要なパラメータの設定・耐久試験目標設定のポイント~
オンライン 開催
  • ライブ配信セミナーには、特典としてアーカイブ配信が付きます。
  • アーカイブ配信の視聴期間は2025年2月19日〜25日を予定しております。
  • ライブ配信を受講しない場合は、「アーカイブ配信」をご選択ください。

概要

本セミナーでは、防振ゴムについて取り上げ、防振ゴムの寿命予測、マイナー則・S-N線図・ばらつきの捉え方、熱劣化、アレニウスプロットについて、講師の豊富な経験に基づき、事例を交えわかりやすく解説いたします。

開催日

  • 2025年2月12日(水) 10時00分 16時30分

受講対象者

  • ゴム製品の設計、成形、品質、評価に関連する技術者
    • 防振ゴム
    • 建築材料
    • 医療機器・医療器具
    • 日用品
    • 家具 等
  • ゴムの不良対策で課題を抱えている担当者

修得知識

  • 防振ゴム寿命予測の基礎
  • マイナー則
  • S-N線図
  • ばらつきの捉え方
  • 熱劣化
  • アレニウスプロット

プログラム

 市場に於ける部品の寿命予測は、使用環境条件と加速寿命試験結果を把握することで可能となります。この使用環境条件データの整理や加速寿命試験の設定にはゴムの基本特性が不可欠ですが、自動車メーカーのエンジニアは必ずしも詳しくは無く、サプライアーにとって秘匿の範疇に入ることが多いのが実情です。
 また、使用環境条件も自動車メーカーからサプライアーへ伝わりにくいと認識しています。この二つの情報を融合して始めて適切な加速寿命試験の設定が出きると考え、小職はその実現にチャレンジし、その結果ひとつの加速寿命試験設定技術を提案できました。
 今回は、寿命予測の基礎と必要なパラメータの設定について解説致します。その上で加速寿命試験目標設定のポイントをご理解して頂きたいと思います。

  1. 信頼性の考え方
    1. 信頼性の定義
    2. 市場と部品開発の関係
  2. 防振ゴムの機能と特徴
    1. 防振ゴムの機能と劣化
    2. 一般的なゴムの特徴
    3. 主なゴムの種類と用途
    4. 自動車シャシーでの材料選定
  3. 寿命予測の考え方
    1. マイナー則の適用と等価頻度の算出
    2. 寿命推定の方法
    3. 市場負荷の捉え方
    4. 自動車シャシーの環境条件
  4. 防振ゴムにおける疲労寿命予測の問題点
    1. 寿命予測の問題点
    2. 加速寿命試験設定のポイント
  5. S-N線図の傾き
    1. S-N線図の傾き
    2. S-N線図の取り扱い方
    3. 金属疲労のS-N線図の傾き (溶接継手)
    4. 防振ゴムのS-N線図の傾き
    5. S-N線図における平均歪の影響
  6. 市場入力の特徴
    1. 次元レインフロー
    2. 変動入力と平均入力
  7. 部品の耐久性ばらつきの相場
    1. 部品の耐久性ばらつき要因
    2. 静的ばね定数ばらつきの分布と 耐久性ばらつきの分布
    3. 異物による耐久性の変化
  8. 熱劣化の考え方
    1. 熱劣化を表す材料特性
    2. 高分子材料の劣化反応式
    3. T-t線図の作成方法
    4. 疲労試験における熱負荷の加え方
    5. 熱へたりの考え方
    6. 疲労試験における自己発熱

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)

受講者の声

  • 防振ゴムの材料の基礎からS-N線図取扱い方や熱老化の考え方など実業務において、大変有効度の高い内容で満足している。
  • 今回、自動車のシャシーとエンジンマウントに使用されるゴム材料を例に信頼性評価手法や劣化のメカニズムをお聞きできとても勉強になりました。
  • ゴムの耐久性を検討する上で色々とためになる講義内容でした。ゴム部品特有の性質について深堀りでき,業務等に生かせる項目が多かった。
  • SN曲線 (傾き) に対する平均ひずみの影響について理解が深まった。テキストで復習し実務でも生かしたい。
  • 本日お聞きした話をどのように自身の業務で役立てていくか考えたいと思います。

複数名同時申込割引について

複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。

  • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
  • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
  • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

  • 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルを配布予定です。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • アーカイブ配信の視聴期間は2025年2月19日〜25日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/22 欧州連合 (EU) の食品包装規制と安全問題の最新動向 オンライン
2025/1/24 プラスチック射出成形過程の可視化とソリ変形予測技術 オンライン
2025/1/24 材料開発にレオロジーを活用するための考え方と実践 オンライン
2025/1/27 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ オンライン
2025/1/27 増加する廃棄CFRP/CFRTPにおけるリサイクルの課題と炭素繊維回収の最先端およびRCF活用法と産業確立への指針 オンライン
2025/1/27 ポリフェニレンサルファイド (PPS) 樹脂の基本特性と製造・加工技術および高機能化 オンライン
2025/1/27 カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーが求められる次世代自動車とプラスチック オンライン
2025/1/28 車載用プラスチック材料や成形法の基礎から最新活用法まで オンライン
2025/1/28 脱炭素と循環型経済社会の実現に向けたプラスチックリサイクルの課題と展望 オンライン
2025/1/29 高分子の劣化・変色メカニズムと対策技術、評価方法 オンライン
2025/1/29 プラスチック成形部材の劣化・破損・破壊のメカニズムと評価・改善方法、破面の特徴、トラブル対策 オンライン
2025/1/29 ポリウレタン樹脂原料の基礎と最新動向 オンライン
2025/1/30 高分子分散剤の種類、作用機構、取捨選択と効果的な活用方法 オンライン
2025/1/30 フレキシブルプリント基板の樹脂フィルム/ガラスと銅箔の接合技術 オンライン
2025/1/30 ポリウレタンの材料設計と構造・物性の制御と劣化対策 オンライン
2025/1/30 高分子の接着性改善と表面処理、界面の構造評価技術 オンライン
2025/1/30 ヒートシールの基礎、接合のメカニズムと品質管理・不具合対策 オンライン
2025/1/30 熱可塑性エラストマーの総合知識 オンライン
2025/1/30 重合反応の基礎・応用 オンライン
2025/1/30 高分子フィルム・繊維の延伸プロセスにおける分子配向形成、結晶化とその制御 オンライン

関連する出版物