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微細藻類の基礎と産業利用に向けた課題および課題を克服した実用化例・今後の可能性

微細藻類の基礎と産業利用に向けた課題および課題を克服した実用化例・今後の可能性

~培養・生産プロセス技術、ビジネスの現状と課題、各微細藻類の特性、課題を克服した実用化例、事業化の考え方・ポイントなど~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2024年11月13日〜26日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2024年11月13日まで承ります。

概要

バイオ燃料をはじめ、プラスチック・食品・化粧品素材など、様々な産業利用が期待されている微細藻類。
本セミナーでは、微細藻類ビジネスの現状と問題点から、培養・成分回収・分離・抽出技術とそのポイント、ユーグレナ・クロレラ・ヘマトコッカス・ラビリンチュラといった各微細藻類の特徴・培養・応用例、事業化における課題や脱炭素化に向けた利用における技術的ハードル、アカデミアとの共同研究のポイント、今後の可能性などについて解説いたします。

開催日

  • 2024年10月30日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 微細藻類ビジネス (従属栄養種を含む) を検討している方
  • 微細藻類・海洋微生物の応用分野に関連する技術者、開発者、研究者
    • バイオ燃料
    • 化学製品
    • 医薬品
    • 食品
    • 化粧品
  • 微細藻類を取り扱っている技術者、開発者、研究者
  • 脱炭素化に向けた微細藻類の展開・課題を知りたい方

修得知識

  • 微細藻類を商材として実用化するための事業化計画の考え方
  • 微細藻類の今後の産業利用可能性
  • 微細藻類に関するアカデミアとの共同研究のポイント

プログラム

 各種微細藻類の産業利用研究がブームになり、様々な公的資金や補助金が投入されているが、実際にすでに実用化されてビジネスになっている例はそれほど多くない。
 本セミナーでは、微細藻類の利用と産業利用の間に存在する様々なハードルと、それを克服して実用化した具体例について講義する。また、脱炭素化にむけても微細藻類の利用が注目されているが、実際に脱炭素化にむけて克服しなければならない技術的ハードルについても指摘する。

  1. はじめに
    1. 微細藻類の基礎知識
    2. 微細藻類ビジネスの現状
    3. 微細藻類ビジネスの問題点
  2. 微細藻類の培養・生産プロセス技術
    1. 微細藻類の培養技術
      1. 微細藻類培養の基本プロセス
      2. 大量培養
    2. 微細藻類の成分回収・分離・抽出技術
      1. 微細藻類の成分回収・分離・抽出技術とそのポイント
  3. 微細藻類の実用化例
    1. ユーグレナ
      1. ユーグレナの生理生態学
      2. 飼料としてのユーグレナ 水産飼料としての利用
      3. 食品としての利用
        • 高血圧自然発症ラットに対する影響
      4. パラミロンの利用
        • 化粧品素材
        • バイオプラスチックの開発
        • ナノファイバーとしての利用
      5. 今後の利用の課題
    2. クロレラ
      1. クロレラの培養
      2. DHA強化クロレラ
      3. GABA強化クロレラ
    3. ヘマトコッカス
      1. ヘマトコッカスの培養
      2. アスタキサンチン生産
      3. アスタキサンチンの機能特性
    4. ラビリンチュラ
      1. ラビリンチュラの生理生態学
      2. DHA生産の現状
      3. DHAの代謝経路
      4. 分子育種の例
      5. 脂肪酸組成のバリエーション
      6. 培養のスケールアップと高密度培養
      7. バイオ燃料生産
        • ペントース資化性株の分離と育種
        • キシロース資化性株のメタボローム解析
        • 高濃度グリセロール資化性株の分離と培養特性
        • ラビリンチュラオイルでジェット機が飛ぶ
        • 今後の展開:脂質メディエーターの発見
        • アスタキサンチン高生産株
  4. 終わりに
    • 多様な微細藻類の産業利用にむけて – 必要性と技術課題 –
      1. 従属栄養性の利用
    • 質疑応答

講師

  • 林 雅弘
    宮崎大学 農学部 海洋生物環境学科
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 36,200円 (税別) / 39,820円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 36,200円(税別) / 39,820円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

ライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2024年11月13日〜26日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

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