技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2024年10月28日〜11月6日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2024年10月28日まで承ります。
(2024年10月28日 10:30〜12:00)
酵母は発酵生産環境において様々なストレス (高温、冷凍、乾燥、高浸透圧、pH、高濃度エタノールなど) に曝され、有用機能 (エタノール、炭酸ガス、味・風味成分などの生産) の発現が制限されている。したがって、発酵・醸造食品やバイオ燃料、有用物質の生産性向上・高付加価値化には、細胞には高度なストレス耐性が必要である。
本セミナーでは、酵母に見出した新しいストレス耐性機構の解析と産業酵母の育種への応用に関する研究成果を紹介する。また、アミノ酸はタンパク質の構成成分、栄養素・エネルギー源、呈味成分としての働きを有しているだけでなく、細胞内や血漿などに遊離した形で存在し、生体内でさまざまな機能を発揮している。近年、その生理機能が注目され、アミノ酸を添加することで、機能性を付与した食品、飲料、サプリメント、医薬品、化粧品などが数多く商品化されている。本セミナーでは、酵母における新しいアミノ酸の代謝節機構の解析と酒類醸造への応用に関する研究成果を紹介する。
(2024年10月28日 13:00〜14:00)
日本触媒ではアクリル酸エステルの製造原料として、石油化学由来のn-ブタノールを外部から購入している。n-ブタノールをバイオマス資源からの発酵により生産することによって、アクリル酸エステルをバイオマスベース化することを目標として、菌株の開発を行った。アセトン・ブタノール・エタノール (ABE) 発酵菌株の副生成物生成経路を、遺伝子組み換えによる遺伝子破壊によって破壊することで、n-ブタノール収率の高い菌株を作成した。さらにTarget-AID によるゲノム編集によって、遺伝子組み換え体にあたらない菌株の作成を進めた。その経過について紹介する。
(2024年10月28日 14:15〜15:45)
持続可能な社会の実現に向けて、微生物を利用して様々な有用物質を生産する取り組みが注目されている。このようなバイオプロセスでは、原料の炭素源を細胞内の代謝の働きによって目的物質に変換させる。代謝は連続する多数の酵素反応からなるネットワーク (代謝経路) をなしており、細胞は代謝の過程で増殖に必要なエネルギーや自身の構成成分を作りだす。多くの場合、元々の代謝経路では生産性が低いため、実用化には経路を改変する必要がある。標的の反応を触媒する酵素遺伝子を導入・破壊することで、経路を拡張・遮断することができる。例えば、目的物質の収率を増やすために副産物の合成経路を遮断する改変が行われるが、このような改変は代謝経路を見て直感的に不要な反応を特定することができる。しかし、代謝反応にはATP やNADH などの補酵素が使われることが多く、これら補酵素は様々な経路に関与するため、経路全体の物質収支を考慮しながら、どのように改変すればよいのかを頭で考えて設計するのは大変である。
今回は代謝経路の化学量論モデルを利用したシミュレーションによって、代謝の表現型を予測する方法を概説し、物質生産を目的とした代謝経路設計の応用例を紹介する。
(2024年10月28日 16:00〜17:00)
微生物を用いた有用物質生産の第一歩は、目的物質を生産する微生物の獲得であり、生産効率の向上が重要である。従来はスクリーニングや組換え技術が利用されてきたが、近年のDNA導入・欠失技術やゲノム編集の進化により論理育種の適用範囲が広がった。これにより、高効率な生産や新たな物質の生産が可能となったが、細胞内の複雑な生命現象の完全な理解は難しく、予測通りの結果が得られないことも多い。スクリーニングは広く利用される技術であり、マイクロプレートを用いて自動化することで数十万規模のスクリーニングが可能だが、コストが高くなる。大規模スクリーニングは目的の変異株を得る確率を高めるが、手作業では非現実的である。近年注目されているのが、ゲルマイクロドロップ (GMD) 技術である。
日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。
発行年月 | |
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2023/9/8 | 2024年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望 |
2023/7/14 | リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組 |
2023/4/26 | 微生物、動物/植物細胞を培養するバイオリアクター:設計とスケールアップの基礎 |
2023/3/31 | バイオマス材料の開発と応用 |
2022/11/30 | バイオプロセスを用いた有用性物質生産技術 |
2022/7/22 | 微生物の取り扱いと微生物管理に関わる試験法 |
2022/7/15 | 2022年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望 |
2022/3/31 | 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用 |
2021/10/29 | マイクロバイオームの最新市場動向とマーケティング戦略 |
2021/7/16 | 2021年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望 |
2020/9/30 | 食品容器包装の新しいニーズ、規制とその対応 |
2020/5/22 | 2020年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望 |
2019/5/31 | 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向 |
2019/4/19 | 2019年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望 |
2018/10/31 | 細胞培養加工施設の構築と運営管理の省力・省コスト化 |
2018/5/18 | 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場 |
2017/3/24 | 2017年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望 |
2016/12/16 | バイオ・医療への3Dプリンティング技術の開発最前線 |
2016/9/9 | 抗菌剤・抗カビ剤・抗ウイルス剤の基礎と応用 |
2015/3/27 | 2015年版 再生可能エネルギー市場の実態と将来展望 |