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2024年 次世代ディスプレイ・デバイスの市場・技術最新動向

2024年 次世代ディスプレイ・デバイスの市場・技術最新動向

~TV用OLED、スマホ用OLEDの構造、画質の技術解析 / AR・VR機器光学系の進化・シリコンディスプレイ (OLEDoS、LEDoS) に関する市場・技術動向~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2024年10月11日〜18日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2024年10月16日まで承ります。

概要

本セミナーでは、まず、CES 2023展示されたTV用OLED (QD-OLED、WOLED) 、iPhone 14 Pro MaxやGalaxy Z Fold4に搭載されたスマホ用OLED、に関する構造や画質を技術解析いたします。
さらに、AR・VR機器の光学系の進化から、搭載されるシリコンディスプレイ (OLEDoS、LEDoS) に関する市場・技術動向を含めて解説いたします。

開催日

  • 2024年10月10日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • ディスプレイパネル、材料、製造装置に関連のある技術者や営業・開発企画の担当者

修得知識

  • 最新のフラットパネルディスプレイの技術、市場動向
  • スマートフォン、TV、AR・VRの映像機器とディスプレイの技術関連性
  • 最新のフラットパネルディスプレイの性能比較
  • 最新フラットパネル、OLEDの材料の重要点
  • OLEDoS、LEDoS新技術の最新学会、特許情報
  • ディスプレイパネルメーカの技術やその動向

プログラム

 2023年1月開催の国際展示会「CES2023」を見ると、OLEDを使用したTV用ディスプレイ機器のピーク輝度が飛躍的に向上した。性能向上の中心はOLEDパネルに有り、韓国Samsung Display (SDC) の量子ドットOLED (QD-OLED) の第3世代技術と、マイクロレンズアレイ (MLA) を搭載したLG Display (LGD) の白色OLED (WOLED) の第3世代技術による。ピーク輝度は両技術の競い合いで3000nitsに到達した。
 一方、スマホやIT用OLEDにFMM蒸着に対して高開口率を実現できるホト加工技術がJDIなどから提案され開発が進められている。この技術は低諧調表示のクロストーク (色再現性低下) を低減する特長がある。そして、IT用機器のタブレットやノートPCへの最大のインフルエンサー企業AppleはOLED搭載のiPad Pro 11/13 (2024) を発売した。さらに、メタバース時代到来対応のXR機器ではシリコンディスプレイ (OLEDoS、LEDoS) の投資・開発熱が上っている。Appleは8K高精細のOLEDoS搭載のVision Proを発売した。
 本セミナーでは、まず、CES 2024で展示されたTV用OLED (QD-OLED、WOLED) 、モニターやIT-OLEDそしてXR機器搭載のLCD、OLEDoS、LEDoSに関する構造や画質を技術解析する。さらに、機器の光学系効率を精度良く試算し、ディスプレイへの要求仕様を解き明かす。さらに、2024年5月開催のSID2024講演での次世代エース技術であるQD-EL、マイクロLEDディスプレイの最新技術内容も解説する。

  1. OLEDを中心とするディスプレイ・デバイスの構造と動作原理
    1. LCD、OLEDの構造と動作原理
      • LCD
      • RGB-OLED
      • 大型WOLED
      • Micro-Cavity
    2. フォトルミ (PL) QD、QD-OLED、QD-ELの構造と動作原理
    3. マイクロLEDディスプレイの構造と動作原理
  2. CES2024に見るTVを中心とする最新展示品動向
    1. Mini-LEDLCD、マイクロLED搭載機器トピックス
      • TV
      • モニター
      • ノート
    2. OLEDディスプレイ搭載機器トピックス
      • TV
      • モニター
      • ノート
    3. フレキシブルOLEDパネル、MR/VR・AR機器トピックス
    4. ディスプレイの戦国絵巻、進化の製品ライフサイクル
  3. CES2024の技術解説
    1. LGDの透明OLED技術解析
    2. SDCの第3世代QD-OLED
    3. LGDの第3世代WOLED (METATechnology2.0)
  4. CES2024展示ハイエンドTVの発売後の技術評価
    1. 第3世代QD-OLED技術搭載三星TVとLGDの第3世代WOELD技術搭載LGTVのSidebySide比較
    2. 2024年QD-OLED搭載三星最高級TVの外光反射・写り込み特性
  5. フォト加工OLED製造技術 (IDW2023,SID2024情報ベース)
    1. VisionoxのViP技術
    2. JDIのeLEAP技術
    3. 半導体エネルギー研究所SELのMML技術
  6. OLEDパネル初搭載のiPadPro11/13 (2024) の表示特性および画素技術
    1. iPadProのアピールポイントと製品仕様
    2. 低諧調クロストーク (色再現性低下) 対策を取り込んだTandemOLED画素設計
    3. 画素平面写真から読み解く画素断面構造
  7. AR・VR機器への画像表示光学系、VR・AR機器光学系とその進化
    1. XR用ディスプレイの構造と動作
      • LCD
      • OLEDoS
      • LEDoS
    2. VR/MR光学系の分類、構成部品、光学系
    3. AR光学系の分類、構成部品、光学系及び市場動向
    4. MR機器搭載Pancake光学効率解析
    5. AR機器搭載Birdbath光学効率解析
    6. AR機器搭載Waveguide光学効率解析
    7. まとめと考察
      • 光学系をベース
      • セット重量
      • ディスプレイ種類毎課題など
    8. SID2024におけるXR用ディスプレイ技術の発表内容解析と競合性変化のまとめ
  8. 次世代エース候補QD-EL、マイクロLEDディスプレイのSID2024に見る最新状況
    1. QD-ELとディスクリート型マイクロLEDの開発状況の振り返り
    2. SID2024におけるQD-ELとマイクロLED技術の発表内容解析
  9. まとめ:2024年の戦国絵巻と進化の製品サイクル

講師

  • 小野 記久雄
    株式会社 サークルクロスコーポレーション
    フェローアナリスト (Fellow Analyst)

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

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  • セミナー資料は、PDFファイルを配布予定です。
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  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
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  • 視聴期間は2024年10月11日〜18日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。

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