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製品設計・開発におけるフレームワーク有効活用

製品設計・開発におけるフレームワーク有効活用

~製品開発プロセスの時間短縮,論理的業務推進~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、開発現場・製造現場に特化して、主要なフレームワークと、その目的・使い方について仕事の流れに沿って解説いたします。

開催日

  • 2024年7月3日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 開発・製造現場の実務に携わる方
  • 開発・製造現場のリーダー、マネージャー
  • 製造業を主体とした企業の経営者

修得知識

  • 業務改善 (精度・時間) のための手法
  • 目標に対して適した手法の選び方
  • 業務の進め方を意識する習慣づけ

プログラム

 製品開発業務では様々な「迷い」「混乱」「困りごと」「無知」「認識不足」が起こり、私たち強いてはプロジェクトチームを苦しめます。自分だけでは解決不可能な「困りごと」もしばしばあります。仕事は、ひとりでやれるものではありません。そこで、「考え方を整理する (思考の強化) 」「仕事の進め方を整理する (作業時間短縮) 」「みんなで共通の目標を持って進める (共通認識の形成) 」などのルールや手順を定めた「フレームワーク」が役立ちます。
 仕事の進め方が上手な人、経験を積んでいるベテランさんは意識的/無意識関わらずフレームワークを有効に利用して周囲との意思疎通を柔軟にし、開発をぐいぐい進めていきます。
 そこで今回、開発現場・製造現場に特化して、主要なフレームワークと、その目的・使い方について仕事の流れに沿って、一緒に見ていきたいと思います。 みなさんの仕事の合理化・効率化のお役に立てれば幸いです。

  1. 講師自己紹介 ならびに 会社紹介
  2. 開発プロセス 〜モノづくりの流れ 〜
    1. そもそも開発プロセスとは
    2. 全員が同じ方向を向くためには
    3. 意思決定の道筋はどう立てるか 〜 DRの重要性 〜
    4. 問題解決の方法は様々
    5. 新しいプロセスの導入 〜 フロントローディング,デジタルツイン 〜
    6. 既存の枠組み (フレームワーク) を利用してプロセス推進
  3. 事業検討 〜 新しい製品・サービスの概念創造 〜
    1. ブレインストーミング 〜 どんなモノが求められるか?〜
    2. ペルソナ 〜 お客様は視点でモノを見ているか? 〜
    3. 3C分析 〜 市場環境と自社を分析してモノの価値を考える 〜
    4. 4P分析 〜 市場に対して商品はズレがないか 〜
    5. Need/Wantマトリクス 〜 市場と自社の要求を見極める 〜
    6. ビジネスモデルキャンバス 〜 図で意思決定や戦略をサポートする 〜
  4. 商品企画 〜 新商品の企画検討 〜
    1. 目標設定 〜 そのモノの終着点を定める〜
    2. ロードマップ 〜 モノづくりの流れを書き出して共有する 〜
    3. As is / To be 〜 目標にたどり着くために何をするか 〜
    4. スキーム図 〜 可視化から図示化で理解を高める 〜
    5. SCM 〜 材料調達から販売までを最適化する 〜
    6. 商品企画書 〜 検討した内容を周知する 〜
  5. 構想 〜 実現へ向けて作業着手 〜
    1. QCD 〜 モノの品質、値段、調達を意識する 〜
    2. 三現主義/5ゲン主義 〜 今まで起きた課題を振り返る 〜
    3. SECIモデル 〜 個人の知を全体で共有して品質向上 〜
    4. FTA / FMEA 〜 今考えられる課題とその未然防止手段 〜
    5. 意思決定マトリクス 〜 アイデアを客観的に検証する 〜
    6. 標準化/共通化/単純化 〜 同じ部品,同じ構造で品質を安定 〜
    7. ユニット/プラットフォーム 〜 同じ部品群でスピードと安定度を向上 〜
    8. PERT図 〜 日程の管理を図る 〜
  6. 設計 〜 モノづくりの開始 〜
    1. シックスシグマ 〜 設計精度を見極める 〜
    2. グラフ化 〜 情報を視覚化して理解を深める 〜
    3. パレート図 〜 達成度を視覚的に認識する 〜
    4. PLC 〜 製品寿命に適した部品・加工方法か判断 〜
    5. PDM / BOM 〜 設計情報を一元化して取りこぼし回避 〜
  7. 試作 〜 モノを具体化する 〜
    1. シックスシグマ 〜 モノの出来上がりはどこが違うか 〜
    2. 新QC七つ道具 〜 改善すべき内容の把握が不可欠 〜
    3. グラフ化 (ヒストグラム,散布図,パレート図) 〜 課題を数値化して理解する)
    4. ロジックツリー 〜 発生課題を見える化して深掘り 〜
    5. なぜなぜ分析 〜 課題発生の原因を追究する 〜
    6. ペイオフマトリクス 〜 要求と難易度を整理して実現可能性を探る 〜
    7. PDCA 〜 継続して改善するサイクルを回す 〜
  8. 量産 / 製造 〜 マスプロダクトへの移行 〜
    1. QC七つ道具 〜 量産は安定しているか 〜
    2. 工程能力指数 〜 モノの出来上がりを数値化して傾向を探る 〜
    3. 回帰分析 〜 モノの出来上がりの傾向を知る 〜
  9. 販売 / 保証 / クレーム / 開発後 〜 量産開始後にも必要なコト 〜
    1. 4M変更 〜 量産時のトラブル予防・対策・解消 〜
    2. KPT 〜 プロジェクト全体の業務の良い点・改善すべき点を振り返る 〜
    3. YWT 〜 各個人で良い点・改善すべき点を振り返る 〜
    4. ノウハウ・ナレッジ 〜 手にした知見を全員で共有する 〜
    5. 業務棚卸し 〜 業務内容を見えるかして効率改善 〜
    6. 業務改善シート 〜 改善必要な業務の具体的提案 〜
  10. プロセスを横断して使うフレームワーク 〜 普段から意識すること 〜
    1. 5S 〜 仕事のしやすい環境を維持する 〜
    2. ムリ・ムダ・ムラ 〜 業務を停滞させる原因を探る 〜
    3. ECRS 〜 業務内容の重要度を整理して削除する 〜
    4. ホウレンソウ・カクレンボウ 〜 チーム運営の円滑化を目指して 〜
    5. 5W1H 〜 円滑なコミュニケーションのために 〜
  11. まとめ
    1. 枠組みを作るだけ・使うだけではダメ
    2. 何度も繰り返すことが必要
    3. みんなで協力、みんなで実施
    4. より仕事がやりやすくなるために
    5. 仕事の進め方の改善手段
    6. ひとつの方法にとらわれない
    7. 考えているだけでは改善しない
    8. みながひとつになること
    • 質疑応答

講師

  • 平池 学
    神上コーポレーション株式会社
    顧問 構造アナリスト

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

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