技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

プラスチックの高度マテリアルリサイクルと高度成形プロセス

プラスチック再資源化の最前線

プラスチックの高度マテリアルリサイクルと高度成形プロセス

オンライン 開催

このセミナーは2024年2月に開催したセミナーのオンラインセミナー:オンデマンド配信です。
オンラインセミナーは、お申し込み日より10営業日の間、動画をご視聴いただけます。
お申込は、2024年5月30日まで受け付けいたします。
(収録日:2024年2月27日 ※映像時間:約2時間48分)

概要

本セミナーでは、マテリアルリサイクルに関する研究について解説するとともに、最近のリサイクルに関する研究開発状況について概説いたします。

開催日

  • 2024年5月30日(木) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • プラスチックの資源循環に関心のある方
  • 高分子の力学物性発現メカニズムに関心のある方
  • プラスチックの高性能化に関心のある方

修得知識

  • 実生産に応用できる最新のマテリアルリサイクル手法
  • 実生産に応用できる最新の成形プロセス
  • 高分子の物性と内部構造形成メカニズムに対する理解
  • 高分子の絡み合いに関する知識

プログラム

 従来PCRに限らずPIRにおいても、成形履歴のあるプラスチックの物性は著しく低下しており、その原因は分子鎖切断を伴う化学劣化とされてきた。この常識に対し、我々は近年物性低下の原因はメソ領域での高分子構造の変異による物理劣化であること、それが剪断履歴などの影響により絡み合いが減少したことによりタイ分子数が少なくなるメソ領域での高分子構造変異による物理劣化であることを明らかにしてきた。さらにプロセスの最適化で低下した物性が物理的に大きく再生できることも証明してきた。またこの原理が成形にも応用できることも分かってきた。本講座ではこれらについて詳しく説明する。

  1. プラスチックリサイクルの意義について
    1. 資源循環・カーボンニュートラルとプラスチックリサイクル
    2. プラスチックリサイクルの現状と課題
  2. プラスチックの劣化について
    1. 化学劣化と物理劣化
  3. 高分子構造
    1. 高分子の結晶構造
    2. 高分子の溶融状態とレオロジー的性質
  4. 物理劣化・物理再生理論
    1. リサイクルプラスチックの力学物性の成形履歴依存性
    2. プラスチックの物理劣化・物理再生理論
  5. 樹脂溜まり部付き押出機による物理再生現象
    1. 樹脂溜まり部付き押出機
    2. 再生プラスチックの物性発現メカニズム
  6. 高度な成形プロセス
    1. 射出成形条件と物性との関係
    2. 高度な成形プロセス
  7. メソ構造と力学特性
    1. メソ構造解析手法の紹介
    2. メソ構造と力学特性の関係
    • 質疑応答

講師

  • 八尾 滋
    福岡大学 研究推進部
    特命研究教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 32,400円 (税別) / 35,640円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 32,400円(税別) / 35,640円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

オンデマンドセミナーの留意点

  • 申込み後、すぐに視聴可能なため、本セミナーのキャンセルは承りかねます。 予めご了承ください。
  • 録画セミナーの動画をお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 3営業日後までに、メールをお送りいたします。
  • 視聴期間は申込日より10営業日の間です。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • 動画視聴・インターネット環境をご確認ください
    • セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合がございます。
    • サンプル動画が閲覧できるかを事前にご確認いただいたうえで、お申し込みください。
  • 本セミナーの録音・撮影、複製は固くお断りいたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/6 セルロースナノファイバーを扱うための基礎 & 必須知識 オンライン
2025/3/7 「モノマテリアル包装」の動き、バリア向上などの物性向上、企業採用・海外規制などの展望 オンライン
2025/3/10 エマルションフローによるリチウムイオン電池 (LIB) の水平リサイクル オンライン
2025/3/11 工業製品に対するPFAS規制と分析に関する留意点 オンライン
2025/3/13 紙製容器包装へのコーティング技術と機能発現 オンライン
2025/3/13 米トランプ政権のエネルギー・環境政策と天然ガスの需給、新規LNGプロジェクトの最新動向 会場・オンライン
2025/3/17 炭素繊維、CFRPリサイクルの分離、再生技術、各種応用、評価解析 オンライン
2025/3/21 エマルションフローによるリチウムイオン電池 (LIB) の水平リサイクル オンライン
2025/3/24 工業製品に対するPFAS規制と分析に関する留意点 オンライン
2025/3/27 欧州ELV規則案の解説と自動車、家電分野のプラスチックリサイクル技術動向 オンライン
2025/3/27 廃プラスチックのリサイクル最新動向 東京都 会場・オンライン
2025/3/27 米トランプ政権のエネルギー・環境政策と天然ガスの需給、新規LNGプロジェクトの最新動向 オンライン
2025/3/28 バイオマスを取り巻く最新動向と日本企業の事業戦略 オンライン
2025/3/31 ケミカルリサイクル可能なポリマーの作製とその特性 オンライン
2025/3/31 脱炭素と循環型経済社会の実現に向けたプラスチックリサイクルの課題と展望 オンライン
2025/4/7 リチウムイオン電池のリユース・リサイクルの現状と課題、今後の展望 オンライン
2025/4/11 自動車用プラスチックにおけるリサイクル・アップサイクルの動きと対応 オンライン
2025/4/11 リチウムイオン電池のリユース・リサイクルの現状と課題、今後の展望 オンライン
2025/4/11 脱炭素と循環型経済社会の実現に向けたプラスチックリサイクルの課題と展望 オンライン
2025/4/15 食品接触材に関する主要国の規制、試験について オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/24 EV用リチウムイオン電池のリユース&リサイクル
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/12/15 欧州のリサイクル 総合分析
2023/9/8 2024年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望 [書籍 + PDF版]
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/6/14 車載用リチウムイオン電池リサイクル : 技術・ビジネス・法制度
2023/4/6 電池の回収・リユース・リサイクルの動向およびそのための評価・診断・認証
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/12/31 容器包装材料の環境対応とリサイクル技術
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/7/15 2022年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2022/6/28 GFRP & CFRPのリサイクル技術の動向・課題と回収材の用途開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート