技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

2024年度薬価制度改革と今後の薬価戦略の方向性

2024年度薬価制度改革と今後の薬価戦略の方向性

~新薬と後発医薬品の2024年度薬価制度改革の内容 / 費用対効果評価制度の見直しのポイントについて~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、2024年度薬価制度改革の内容について分かりやすく解説するとともに、今後の薬価戦略の方向性について考察いたします。

開催日

  • 2024年3月22日(金) 13時00分 16時30分

修得知識

  • 新薬と後発医薬品の薬価算定ルール
  • 2024年度薬価制度改革の内容
  • 2024年度の費用対効果評価制度の見直しの内容
  • 2024年度薬価制度改革の影響と今後の薬価戦略の方向性

プログラム

 2024年度薬価制度改革では「ドラッグ・ラグ/ロスの解消」と「安定供給確保」が大きなテーマとなり、新薬ではイノベーションの評価に重点が置かれ、後発医薬品では企業の安定供給体制を評価して薬価に反映する仕組みが新たに導入された。
 そこで、本講座では、2024年度薬価制度改革の内容について分かりやすく解説するとともに、今後の薬価戦略の方向性について考えてみたい。

  1. 現行の薬価算定ルールについて
    • 新薬と後発医薬品の薬価算定ルール
    • 薬価改定ルールと新薬創出等加算及び再算定
  2. 2024年度薬価制度改革の概要とその内容
    1. 日本への早期導入に関する評価 (新薬関連)
      1. 迅速導入加算の新設
      2. 収載後の外国平均価格調整における引上げの実施等
    2. 新薬創出・適応外薬解消等促進加算の見直し
      1. 加算対象期間中の薬価維持 (企業区分による加算係数の廃止 等)
      2. 対象品目の追加
        • 小児用医薬品
        • 迅速導入加算品
    3. 新薬の薬価収載時における評価
      1. 有用性系加算の評価の充実
      2. 市場性加算、小児加算等の加算率の柔軟な判断
    4. 新薬の薬価改定時における評価
      1. 複数の効能追加に対する改定時加算の充実 (効能ごとに評価)
      2. 新薬創出等加算品目に対する改定時加算の評価の充実 (加算方法の変更)
    5. 小児用の医薬品に関する評価
      1. 加算率の柔軟な判断、新薬創出等加算の対象への追加
      2. 成人開発と同時に小児開発計画を策定し、承認を得た場合の加算率引上げ
    6. 新規モダリティのイノベーション評価
      1. 原価計算方式における開示度向上については、引き続き検討
      2. 再生医療等製品を含む新規モダリティの評価について、次期改定に向け検討
    7. その他のイノベーション評価に関する事項
      1. 標準的治療法に位置づけられることが見込まれる品目に対する評価
      2. G1/ G2品目を比較薬とすることが可能となるよう見直し
    8. 市場拡大再算定の見直し
      1. あらかじめ特定した領域について類似品としての適用を除外 (R6四半期〜)
    9. 長期収載品における対応
      1. 長期収載品の保険給付の在り方の見直し (選定療養の導入)
    10. 後発品の安定供給が確保できる企業の考え方 (後発品関連)
      1. 安定供給に係る企業指標の導入・評価、安定供給に係る情報の可視化
      2. 上位評価の企業の後発品について、通常の3価格帯とは別の価格に集約
        • 収載後5年以内
        • 安定確保医薬品A/B
    11. 後発品の新規収載時の価格
      1. 同時収載される内用薬が7品目を超える場合に0.4掛け (現行:10品目超)
    12. 価格の下支え制度の充実
      1. 基礎的医薬品の対象範囲を収載から25年→15年に拡大
      2. 不採算品再算定を企業希望の全品目に適用 (乖離率が一定水準 (7.0%) 以下の品目が対象)
    13. 費用対効果評価制度の見直しのポイントについて
    14. 2024年度薬価制度改革の影響と今後の対応の方向性 (まとめ)
    • 質疑応答

講師

  • 松原 喜代吉
    有限会社オフィス・メディサーチ
    代表取締役

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/7 GMP工場 (増築・新規構築) における設計/施工時の注意点とURSの具体的記載例 オンライン
2025/2/7 CMC試験におけるOOS・OOT 判断/発生時の対応 オンライン
2025/2/10 製造管理/品質保証担当者の質を高めるための教育訓練 オンライン
2025/2/10 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Cコース:製造技術・品質管理/品質審査編) オンライン
2025/2/10 希少疾患治療薬開発にむけた治療薬開発の最新戦略とアプローチ オンライン
2025/2/12 改正GMPを踏まえた医薬品品質システム (PQS) 構築と品質照査の実務・統計的手法の活用 オンライン
2025/2/12 局方/GMPに対応する不純物の評価・管理及び原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン
2025/2/12 QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策 オンライン
2025/2/14 医薬品凍結乾燥の条件設定、設備、バリデーション、スケールアップおよび失敗事例と対策 オンライン
2025/2/17 リスクベースのGCP監査 オンライン
2025/2/17 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Dコース:CMC申請・薬事デザイン編) オンライン
2025/2/17 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Bコース:非臨床安全性評価・臨床開発編) オンライン
2025/2/17 GMP工場における設備・機器の維持管理 (保守点検) と設備バリデーションの実際 オンライン
2025/2/21 GMPにおける (製造・試験) 外部委託業者管理・監査の留意点とチェック項目 オンライン
2025/2/25 PMDAから高評価が得られるメディカルライティング中級講座 オンライン
2025/2/26 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2025/2/26 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Cコース:製造技術・品質管理/品質審査編) オンライン
2025/2/26 CSVの基本理解と現場での実用ノウハウおよびCSV実施判断 オンライン
2025/2/27 改正GMPを踏まえた医薬品品質システム (PQS) 構築と品質照査の実務・統計的手法の活用 オンライン
2025/2/27 「GMP監査マニュアル」の活用による効果的かつ効率的なGMP監査の実施と現場運用のポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策