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単細胞緑藻細胞を直接的に利用し生産される細胞プラスチックス

単細胞緑藻細胞を直接的に利用し生産される細胞プラスチックス

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、単細胞緑藻細胞を用いて作製された細胞プラスチックスについて、作製の実例やその特性評価など、現在までの研究成果を交えて講演いたします。

開催日

  • 2024年3月14日(木) 13時30分16時30分

修得知識

  • 光合成可能なバイオマスとしての緑藻の基礎
  • 単細胞緑藻細胞を用い生産されたバイオマスプラスチックスの基礎

プログラム

 現在流通する大部分のプラスチックスは石油を原料として生産されている。ただ、地下資源である石油の利用は地下から大気への炭素源の一方的な流出を意味するため、持続可能な社会構築の実現には代替となる原料を提案する必要がある。
 一方で、光合成生物の二酸化炭素の固定により生産されるバイオマス素材の利用は炭素資源を環境で循環させられるため、バイオマスを原料としたプラスチックスの生産研究が積極的に試みられてきた。しかし、バイオマスをプラスチックス原料に用いるには分離や精製、発酵などの事前準備が必要で、各種コストがかかる。
 そこで我々は、プラスチックス生産におけるバイオマス素材の新たな利用法を提案するために、分離や精製、発酵工程を踏まない、単細胞緑藻の細胞を直接素材に用いて生産されるプラスチックスを提案している。本講演では、単細胞緑藻細胞を用いて作製された細胞プラスチックスについて、作製の実例やその特性評価など、現在までの研究成果を交えて講演する。

  1. バイオマスプラスチックス
    1. 炭素循環が求められる社会的背景
    2. 生態系におけるプラスチックス
    3. 現在までのバイオマスプラスチックス
    4. 炭素循環におけるバイオマスプラスチックス
    5. プラスチックスの生分解性と非生分解性
    6. バイオマスプラスチックスへの要求
  2. 単細胞緑藻細胞を素材に作製される細胞プラスチックス
    1. 細胞プラスチックスとは何か
    2. 現在までの細胞プラスチックスのあゆみ
    3. 細胞特性と母材特性
    4. 緑藻細胞同士の接合
    5. 今後の細胞プラスチックスの研究展開
      - 今後求められる他研究との融合と展開 –
    6. 生態系や社会に与える細胞プラスチックスのインパクト
    7. 今後の細胞プラスチックスが目指す炭素循環への貢献
    • 質疑応答

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 22,000円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

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    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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