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熱可塑性エラストマー (TPE) の基礎と生分解性TPEの開発

熱可塑性エラストマー (TPE) の基礎と生分解性TPEの開発

オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2024年2月28日〜3月13日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2024年3月11日まで承ります。

概要

本セミナーでは、生分解性TPEの分子設計、合成、物性、および生分解性について解説いたします。

配信期間

  • 2024年3月11日(月) 13時00分2024年3月13日(水) 16時00分

お申し込みの締切日

  • 2024年3月11日(月) 13時00分

修得知識

  • 熱可塑性エラストマー (TPE) の基礎
  • 一般的なTPEの種類、化学構造、性質
  • 生分解性TPEの分子設計

プログラム

 熱可塑性エラストマー (TPE) は、熱可塑性プラスチックと同様に成型加工が可能なエラストマー (ゴム) 材料であり、通常の架橋ゴムと比較して、成型加工性やリサイクル性に優れているという特徴を有する。一般にTPEは柔軟なソフトセグメントと剛直なハードセグメントから構成される、トリブロック以上の多ブロック共重合体やグラフト共重合体の構造を持つ。TPEがどのように合成されるのか、TPEの構造と物性の関係、などについて説明し、一般的なTPEの例とそれらの特徴について述べる。
 また、植物由来の生分解性ポリマーとして注目されているポリ乳酸は比較的剛直なポリマーであり、ポリ乳酸をハードセグメントとして利用したTPEがいくつか報告されている。そのようなTPEの例として、講演者が開発した生分解性TPEの分子設計、合成、物性、および生分解性について紹介する。

  1. はじめに
    1. 高分子材料
    2. プラスチックとゴム
  2. 熱可塑性エラストマー (TPE)
    1. TPEの特徴
    2. TPEの構造
    3. TPEの合成
    4. TPEの物性
    5. 一般的なTPEの例
  3. 生分解性を有するTPE
    1. 生分解性TPEの分子設計
    2. ポリ乳酸をハードセグメントとするTPE
      1. これまでの報告例
      2. 最近の研究1: ポリ (ε-カプロラクトン-co-D,L-ラクチド) をソフトセグメントとするTPE
      3. 最近の研究2: 縮合系脂肪族ポリエステルをソフトセグメントとするTPE

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

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  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2024年2月28日〜3月13日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルを配布予定です。
本セミナーは終了いたしました。

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