技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

FDA査察及びリモート評価対応資料のAI自動翻訳を活用した英文化 (翻訳) のポイント

FDA査察及びリモート評価対応資料のAI自動翻訳を活用した英文化 (翻訳) のポイント

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、AI自動翻訳の特性を活かした日英英日翻訳の社内環境整備と運用方法について実際の経験事例を含めて紹介いたします。

開催日

  • 2024年3月8日(金) 13時00分 16時00分

プログラム

 製造管理、品質管理、サプライチェーン管理の実務で培ったナレッジに基づき、2010年当時本格稼働したGoogleの機械翻訳を活用し、インターネットで公開されている海外の政府公開情報などを総合し、日本語に翻訳し、国内専門家とナレッジ共有することでオピオイド系医薬品原料の近代化を実現しました。
 さらに、機械翻訳から格段に進化した2016年以降のAI自動翻訳を活用し、新薬の重要中間体を製造する医薬品工場でFDA査察を始めて受ける準備に携わりました。当時の翻訳精度は下書き材料程度にしか役立ちませんが、FDA公開情報のナレッジを組織共有するための工数を大幅に減らしてくれました。
 準備が佳境に入った2019年に画期的なAI自動翻訳の進歩に触れる機会を得ました。製造管理、品質管理、試験管理のSOPの日英翻訳を体験し、その圧倒的な効率アップに感動し、現在その普及に取り組んでおります。
 本セミナーでは、AI自動翻訳時代において、FDAに提出あるいは提示する日本語の資料の英文化には特有の工夫が必要です。その整備の進め方を手順にまとめてご紹介します。FDA査察準備に限らず、企業それぞれに置かれたグローバル化の進展する特定の状況で日本語から英語への翻訳資料作成やインターネットで入手できる英語情報ナレッジの日本語翻訳と組織共有にも応用できると考えております。現代のAI自動翻訳をフル活用することで如何に効率的に英語情報を活用するかにポイントをおいて原文情報の翻訳共有のノウハウについてもご提案いたします。
 本講演をきっかけに、皆様と共に、AI自動翻訳をフル活用してナレッジマネジメントに重要な形式知としての情報を組織共有する具体的ノウハウを広めることができればと願っております。

  1. はじめに
  2. 現在の翻訳主義の課題
  3. FDA関連法規と適合性マニュアル
    1. 米国法典、タイトル21 連邦食品、医薬品、及び化粧品法 (FD&C法)
    2. 連邦規則集 CFR21 食品及び医薬品
    3. 査察資料
      1. 適合性マニュアル CPM
      2. FDA適合性ポリシーガイド CPG
      3. 規制手順マニュアル RPM
    4. 調査業務マニュアル IOM
  4. 代表的な適合性マニュアルと概要
    1. CP7346.832_承認前査察
    2. CP7356.002_医薬品製造作業査察
    3. CP7356.002A_無菌医薬品工程査察
    4. CP7356.003F_活性医薬品成分工程査察
    5. CP7356.004M_タンパク質原薬製造業者サーベイランス査察
  5. FDA提出資料
  6. FDA当日資料
  7. 英語翻訳すべき文書
    1. 品質システム関係
    2. 設備・装置システム関係
    3. 原材料システム関係
    4. 生産システム関係
    5. 包装表示システム関係
    6. 試験室管理システム関係
  8. FDAリモート評価とFDA査察
    1. 医薬品製造およびバイオリサーチ・モニ タリング施設のリモート対話型評価 業界向けガイダンス (ガイダンス案)
  9. SOP翻訳の方法
    1. 原文の整備
      1. 行間を読まないSOP審査
      2. 図表の活用
    2. CTDとの整合性
      1. 用語の統一
      2. 書きぶりの統一
    3. AI自動翻訳の活用
      1. 産業用翻訳サービス
      2. 翻訳管理システム
    4. 翻訳のノウハウ
      1. 逐語訳では伝えきれない場合がある
        1. 訳注の活用
        2. 図表の多用
        3. ビデオの活用
      2. 外部翻訳の活用
  10. AI自動翻訳主義
    1. 完全な翻訳はできない
    2. 原文をいつも手元に
    3. 令和維新に向けて
  11. エピローグ 生成AI翻訳の功罪

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/14 医療機器プログラムにおける該当性判断のポイントと事業化への留意点 オンライン
2025/1/14 承認申請にむけた個別症例安全性報告 (ICSR) の取り扱いと評価 オンライン
2025/1/14 GMP省令対応:医薬製造所における製品品質照査と品質システムの構築 (PQS) オンライン
2025/1/15 ファージセラピーの最新開発動向と次世代耐性菌対策への展望 オンライン
2025/1/15 QMSRポイント解説 オンライン
2025/1/15 体外診断用医薬品における承認申請書作成ノウハウおよびPMDA相談のポイント オンライン
2025/1/17 遺伝子治療薬の開発・薬事戦略と承認取得 オンライン
2025/1/17 洗浄バリデーションでの洗浄方法選択、残留限度値とホールドタイム設定 オンライン
2025/1/17 グローバル開発における承認申請のための医薬英語/英文ライティング入門 オンライン
2025/1/20 GMP業務の前に最低限知るべき12の重要事項 オンライン
2025/1/21 不具合発生の可能性を予測し、未然に原因を排除するための変更管理・逸脱管理 (リスクのクラス分類と運用の留意点) 東京都 オンライン
2025/1/21 原薬GMP基礎講座 オンライン
2025/1/21 相場観をふまえた医薬品ライセンス契約とライセンスフィー設定の課題 オンライン
2025/1/22 高効率を目的としたGVPにおける情報収集と自己点検、教育訓練 オンライン
2025/1/22 洗浄バリデーションの基礎と残留許容値、回収率設定の科学的根拠の示し方 オンライン
2025/1/22 無菌医薬品の滅菌選択順位の考え方と無菌性保証における無菌試験の限界、並びにパラメトリックリリースの推奨 オンライン
2025/1/23 基礎から学ぶ原薬の製造プロセス変更時の留意点と同等性評価のポイント オンライン
2025/1/23 ISO11607 滅菌医療機器の包装に関する法的要求事項解説 オンライン
2025/1/23 実践英会話 オンライン
2025/1/24 GMP工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース (2日間) オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/12/8 最新のCSV動向および21 Part 11も視野に入れたFDA査察対応方法
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/30 医療機器 技術開発実態分析調査報告書
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2011/1/20 コンタクトレンズ 技術開発実態分析調査報告書