技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品の知的財産制度をふまえた特許戦略構築と知財デュー・デリジェンス/知財価値評価のポイント

医薬品の知的財産制度をふまえた特許戦略構築と知財デュー・デリジェンス/知財価値評価のポイント

~特許戦略の基礎知識/特許権の権利範囲/知財DD/知財価値評価のポイントを解説~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、医薬品の知的財産について取り上げ、知っておくべき知的財産の制度・戦略の要諦、評価の手法・意義、そして勘案すべきことを解説いたします。

開催日

  • 2024年2月29日(木) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品産業において研究開発や間接部門を始めとする各業務に携わる方
  • 業務上、医薬品事業を評価することがある方、またはそれが役に立つ方

修得知識

  • 医薬品事業における知的財産戦略 (特に特許) の重要度が、なぜ他分野に比べ格段に高いのか
  • 出願済みの特許 (権) はどのように把握されるべきか (デュー・デリジェンス、価値評価等) 、その進め方や意義

プログラム

 医薬品産業には、知的財産 (知財) を格段に重要視してきた長い歴史がある。一方、近年は、産業界全体でもようやく企業価値の源泉が有形資産から無形資産へと移行し、知的創造活動により生み出される知財の創出・活用の重要度が一層高まってきた。裏を返せば、医薬品産業が実に特異な産業であることの証左ともいえる。
 本セミナーは、知財の制度、重要性、さらにはその評価の方法・進め方やそもそもの意義について、医薬品産業 (事業) の観点から網羅的に習得するセミナーである。
 前半は、知財 (特に特許) の制度概要と、医薬品業界に特徴的な特許戦略について解説するとともに、医薬品産業ではなぜ知財が格段に重要なのかについて、医薬以外の産業分野と対比させながら触れたい。
 さらに、後半は、用語として一般的になった知財デューディリジェンス (知財DD) や価値評価 (バリュエーション) 等について触れる。例えば、自社の事業・技術・研究開発の戦略策定や、投資・事業譲渡 (売買) 等の検討にあたって、知財DDは根幹プロセスの一つであるし、企業の無形資産評価や、譲渡や担保の対象としての知財評価にあっては、知財価値評価も案件の成否に関わる。一方、手法を始めとしたHow to系の情報はある程度提供されるようになったが、いずれも知財という狭い視点がほとんどで、そもそもの勘所や意義を俯瞰したような解説は少ない。本セミナーでは、両者の作業プロセスだけでなく、俯瞰した視点から両者を解説したい。
 全体を通じて、基礎知識の修得だけでなく、知識や思考のブラッシュアップにも役立つようにしたい。初学者はもちろん、知財に関する知識をお持ちの方にもおすすめできるセミナーである。

  1. 知的財産の役割に関する基礎知識
    1. 経営の全体的視点から知財戦略のポジションを考える
    2. 知財戦略とは何か、なぜ経営に必要なのか
  2. 医薬品産業に携わる上で必要な知財制度の基礎知識
    1. 知的財産制度の種類
    2. 各知的財産権の特徴・相違・重要性
    3. 特許制度の基礎知識 〜 特許権の誕生から消滅まで
    4. 特許権になり得る発明について
    5. 属地主義 (外国の特許制度) について
  3. 医薬品産業に特有の特許戦略について知っておくべき基礎知識
    1. ビジネスモデルと特許戦略の関係
      〜 他の産業分野との比較から、なぜ医薬品産業では特許の重要度が格段に高いのかを理解する
    2. 特許権の存続期間延長制度について
    3. 特許戦略による製品のライフサイクルマネジメント
  4. 特許権の権利範囲に関する基礎知識
    1. 明細書の読み方と、権利範囲の把握の仕方
    2. 医薬品関連の特許はなぜ強力なのか
  5. オープンイノベーションと知財の関係について知っておくべき基礎知識
    1. 医薬品産業にはオープンイノベーションの長い歴史がある
    2. どうすればエコシステム内に自社の影響力を残すことができるか
  6. 知財デュー・デリジェンスの基礎知識
    1. なぜ知財デュー・デリジェンスは重要なのか
    2. 知財デュー・デリジェンスで確認することと、その進め方の概要について
    3. 目的 (何が評価したい対象なのか) を誤るとデュー・デリジェンスが機能しなくなる
  7. 知財価値評価の基礎知識
    1. 価値評価における「価値」は本質的には「将来価値」を指している
    2. 価値評価に必要なファイナンスの基礎知識 – NPV
    3. 価値評価に必要なファイナンスの基礎知識 – リスク
    4. 価値評価に必要なファイナンスの基礎知識 – 企業 (事業) 価値
    5. 知財の価値評価における問題・難点
    6. 知財に担保価値は本当にあるのか
    7. 知財の価値評価はなぜ活発にならないのか
  8. 勘案すべき大切なこと・マインドセット

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/16 生成AIの支援による特許調査・明細書作成・中間処理の効率化 オンライン
2024/12/16 製薬用水の製造法・品質管理・バリデーション方法の基礎、査察事例を踏まえた考察 オンライン
2024/12/16 医薬品承認申請書のコンプライアンスとグレー部分への対応 オンライン
2024/12/16 ペプチド医薬品の疾患別事例からみる市場性およびペプチドの合成・分析のポイント オンライン
2024/12/17 省力化・効率化で実践するCSVへのヒント オンライン
2024/12/17 デスクトップで行う医薬品市場予測のスキルアップと精度向上 オンライン
2024/12/17 医薬品製造現場におけるコスト削減と少人数体制のQC/QA業務効率化 オンライン
2024/12/17 LNP (脂質ナノ粒子) 製剤における品質評価/製剤設計・品質管理・製造プロセスとDDS技術・動向 オンライン
2024/12/17 再生医療を含めた国際共同治験の進め方と各ステージ毎における対応手法 オンライン
2024/12/17 はじめての化学系特許出願 オンライン
2024/12/17 審査官の審査の仕方、考え方をふまえた特許明細書の書き方とポイント オンライン
2024/12/17 PV業務においてグローバルSOPとローカルSOPをどう棲み分け、整合性を図るか オンライン
2024/12/18 GMP省令改正に対応した供給者管理の留意点 東京都 会場・オンライン
2024/12/18 滅菌製品および無菌医薬品における微生物試験の実務とバリデーションのポイント オンライン
2024/12/18 バリデーション入門講座 オンライン
2024/12/18 ICH品質関連ガイダンス視点から考えるCTD-Q記載要求事項と効率的申請資料作成法 オンライン
2024/12/18 核酸医薬品の品質管理および分析・評価のポイント オンライン
2024/12/18 コンピュータシステムバリデーション (CSV) で要求される各規制・ガイドラインの理解 オンライン
2024/12/18 薬価申請・原価計算方法の実際と交渉で有効なデータ取得・資料作成のポイント オンライン
2024/12/18 造粒・打錠工程の基礎知識およびスケールアップ方法・トラブル対応 オンライン

関連する出版物

発行年月
2012/5/1 リチウムイオン電池 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/4/20 デジカメ主要8社の静止画信号処理技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/4/20 デジカメ主要8社の静止画信号処理技術 技術開発実態分析調査報告書
2012/4/15 Intel 【米国特許版】 技術開発実態分析調査報告書
2012/4/10 電動アシスト自転車 技術開発実態分析調査報告書
2012/4/5 非鉄金属10社 技術開発実態分析調査報告書
2012/3/30 火力発電 技術開発実態分析調査報告書
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/25 スマートグリッド 技術開発実態分析調査報告書
2012/3/15 車載用電池 技術開発実態分析調査報告書
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/10 中堅電子部品12社 技術開発実態分析調査報告書
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/29 造船・重機6社 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/25 フォトレジスト 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/25 断熱材 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/30 省エネ住宅 技術開発実態分析調査報告書