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生体情報センシング・感覚フィードバックの技術トレンドと製品応用および組み合わせによるサービス展開

生体情報センシング・感覚フィードバックの技術トレンドと製品応用および組み合わせによるサービス展開

~認知・ストレス・感情などのセンシング方法や評価方法 / 生体情報を高次情報に変換するために必要な情報技術 / 行動変容や体験創出を可能にする感覚フィードバックとの組み合わせ~
オンライン 開催

概要

ウェアラブル機器の発展により生体情報の活用の価値が高まっております。
本セミナーでは、ストレス・感情・身体状態など生体情報の計測、データの処理等、生体情報センシングの基礎から解説いたします。
また、生体情報センシングの最新トレンド・製品応用へのポイントについても解説いたします。

開催日

  • 2024年2月6日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • センシングデバイス技術はあるが製品応用へのヒントを得たい方
  • 現場のニーズは理解しているがどのようなセンシング技術が適用可能なのか知りたい方
  • センサデータの一次情報から高次情報を得るための情報処理技術のヒントを得たい方
  • 認知、ストレス、感情などの人の内面に関わる状態をセンシングすることに関心がある方
  • クロスモーダル錯覚を活用したヒト介入技術に関心がある方

修得知識

  • 生体情報センシングや感覚フィードバックの技術トレンド (技術シーズと実装例)
  • 生体情報の一次情報から高次情報への変換に必要な情報技術
  • 認知、ストレス、感情などのセンシングの実験方法や評価方法
  • 感覚フィードバックの基本知識
  • 感覚のクロスモーダル効果の基本知識

プログラム

 生体情報センシングとは、心拍数、呼吸、体温、筋活動、脳波などの人体の生理的指標を計測するものである。これらのセンシング技術は健康管理、医療支援、トレーニングなど多岐にわたる分野で利用されている。例えば、健康管理の分野では、ウェアラブルデバイスにより心拍数や動きを検出して運動量や睡眠スコアを算出したり、運動や休憩を促すメッセージが送られたりする。そこでは、運動量スコアや睡眠スコアが実感や行動変容に結びつきにくいことや、メッセージによる行動誘導がなされにくい課題も指摘されている。この課題を解決できるアプローチの一つが感覚フィードバックの技術である。感覚フィードバック技術はユーザに直接的な感覚情報を提供するものである。例えば、触覚フィードバックでは振動や圧力を用いてユーザに刺激を与え意識を向けることができる。さらに、複数の感覚を組み合わせて提示することによって、効果的なフィードバックや新たな体験創出が可能になっている。
 この講演では、生体情報センシングや感覚フィードバックに関わる最近の技術トレンドやそのメカニズムを紹介する。次に、生体情報センシングで得られたデータと感覚フィードバックを繋げたサービスシステムの考え方をまとめている。講演者の過去の研究事例の解説を通して理解を深めていただく。

  1. 生体情報センシングと感覚フィードバックのテクノロジトレンド
    1. 間接的にセンシングする技術
    2. 非接触なセンシング技術
    3. 非給電フレキシブルデバイスによるセンシング技術
    4. 意味を持たせるフィードバック技術
    5. 能力拡張を実現するフィードバック技術
    6. 感覚のクロスモーダル作用によるフィードバック技術
  2. 生体情報センシングと感覚フィードバックを繋げたシステムプラットフォーム
    1. 心豊かな生活環境を実現するシステムプラットフォーム
    2. 生体情報センシングのための要素基盤技術
    3. 感覚フィードバックのための要素基盤技術
  3. 生体情報センシングの研究事例
    1. カフレス血圧センシング
    2. 座面圧力分布計測によるストレスセンシング
    3. キータイピングによる情動状態センシング
  4. 多様な感覚を組み合わせた新たな体験創出の研究事例
    1. 視聴触覚間のクロスモーダル効果による風向知覚操作
    2. クロスモーダル錯覚による擬似風覚提示
    3. クッションデバイスによる呼吸誘導
    • 質疑応答

講師

  • 割澤 伸一
    東京大学 大学院 新領域創成科学研究科 人間環境学専攻
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 36,200円 (税別) / 39,820円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 36,200円(税別) / 39,820円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

関連する出版物

発行年月
2023/6/30 生産プロセスにおけるIoT、ローカル5Gの活用
2022/4/6 Society 5.0 時代を切り開くデバイス・部材・製造装置
2021/6/30 人工知能を用いた五感・認知機能の可視化とメカニズム解明
2020/7/31 生体情報センシングと人の状態推定への応用
2020/4/30 生体情報計測による感情の可視化技術
2019/1/31 センサフュージョン技術の開発と応用事例
2018/6/30 ヒトの感性に訴える製品開発とその評価
2018/5/31 最先端医療機器の病院への普及展望と今後の製品開発
2017/6/30 生体情報センシングとヘルスケアへの最新応用
2017/5/31 車載センシング技術の開発とADAS、自動運転システムへの応用
2016/4/28 ドライバ状態の検出、推定技術と自動運転、運転支援システムへの応用
2014/6/30 マイクロセンサ 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/5/10 生体信号処理技術(脳波) 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
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2013/9/15 カプセル内視鏡 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
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2013/1/30 圧力センサ 技術開発実態分析調査報告書
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