技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子の接着の基礎と接着性改善に向けた界面の構造評価・表面処理

高分子の接着の基礎と接着性改善に向けた界面の構造評価・表面処理

~接着性制御に向けた高分子の表面・界面・接着の理解 / 界面の構造解析手法と事例/各表面処理技術と接着性の相関~
オンライン 開催

このセミナーは2023年8月に開催したセミナーのオンラインセミナー:オンデマンド配信です。
オンラインセミナーは、お申し込み日より10営業日の間、動画をご視聴いただけます。
お申込は、2024年1月30日まで受け付けいたします。
(収録日:2023年8月25日 ※映像時間:約3時間5分)

概要

本セミナーでは、高分子の表面・界面の基礎から、評価法、高分子の接着の原理と基礎、接着性の評価法、界面構造と接着性、界面構造の各解析手法と事例、各表面処理技術と接着性の相関まで、最新の研究内容を含めて解説いたします。

開催日

  • 2024年1月30日(火) 13時00分 16時30分

修得知識

  • 高分子の表面・界面の基礎
  • 高分子の接着の原理
  • 高分子の接着界面の構造評価手法
  • 高分子の表面処理手法
  • 高分子の表面処理と接着性の相関

プログラム

 本講演では、高分子の接着の基礎と、さまざまな表面手法と接着への影響に関して、基本的な内容から最先端の研究の紹介に至るまでを取り上げます。高分子の接着を理解するうえで、高分子の表面・界面の性質や構造を理解することは必須となるため、高分子表面の基礎からその親疎水制御に関する原理と応用を解説し、高分子の界面に関してもその構造・物性を説明します。特に界面の評価は、接着を特徴づけるうえで非常に重要となります。そのため、界面の基礎や評価手法を紹介した後に、本講演のメインである接着の基礎から原理、そしていかに制御するかを擬態的な研究事例を交えながら「なぜ、ものとものがくっつくのか?」に対して、最先端の研究を紹介しながら説明をします。
 接着の原理や理解はいまだ発展途上であり、現在進行形で研究が日々進んでおります。一方で、接着技術は工業的にも期待度が高く、さまざま検討がなされるものの原理や制御が難しいこともあり、多くの課題が残っています。本講演での接着の原理を理解することで、それらの課題解決に向けた足がかりとなる技術・知見を習得できます。

  1. 高分子の表面の基礎
  2. 高分子表面の分子設計
  3. 高分子の界面の基礎
  4. 高分子界面の評価手法
  5. 高分子の接着の原理と基礎
  6. 高分子の接着性の評価法
  7. 高分子の接着界面の構造と接着性
  8. 高分子の接着界面の構造の評価手法
  9. 高分子の接着界面のラマン分光を使用した構造解析の例
    1. ポリオレフィン系のホットメルト接着剤の界面
    2. 高分子の融着界面
  10. 高分子の接着界面のX線CTを使用した構造解析の例
    1. ポリオレフィン系のホットメルト接着剤の界面
    2. 高分子の融着界面
  11. 高分子の接着界面のX線CTを使用した構造解析の例
    1. ポリオレフィン系のホットメルト接着剤の界面
    2. 高分子の融着界面
  12. プラズマ処理による接着性への影響
  13. 電子線処理による接着性への影響
    1. 電子線処理による表面改質とその特性
    2. 電子線処理と接着性の相関
  14. ポリオレフィンのプライマー処理の影響
    1. プライマー処理による表面改質とその特性
    2. プライマー処理と接着性の相関
    3. プライマー処理による界面領域の構造変化
  15. ポリエーテルエーテルケトンの化学的表面改質
    1. ポリエーテルエーテルケトンの特徴
    2. ポリエーテルエーテルケトンの化学的表面処理
    3. ポリエーテルエーテルケトンの表面処理による構造・物性評価
    4. ポリエーテルエーテルケトンの表面処理と接着性の相関
    5. ポリエーテルエーテルケトンの表面処理による構造・物性評価
    6. ポリエーテルエーテルケトンの化学的表面処理の処理効果の持続
  16. 結言
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,900円 (税別) / 33,990円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,900円(税別) / 33,990円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

オンデマンドセミナーの留意点

  • 申込み後、すぐに視聴可能なため、本セミナーのキャンセルは承りかねます。 予めご了承ください。
  • 録画セミナーの動画をお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 3営業日後までに、メールをお送りいたします。
  • 視聴期間は申込日より10営業日の間です。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • 動画視聴・インターネット環境をご確認ください
    • セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合がございます。
    • サンプル動画が閲覧できるかを事前にご確認いただいたうえで、お申し込みください。
  • 本セミナーの録音・撮影、複製は固くお断りいたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/5/26 フッ素系コーティング剤の構造、機能、各種用途展開、PFAS問題への対応 オンライン
2025/5/26 エポキシ樹脂の基礎、硬化剤との反応および副資材による機能化 オンライン
2025/5/27 基礎から学ぶ実務者のための強度設計入門 オンライン
2025/5/27 高分子の絶縁破壊メカニズムとその劣化抑制技術 オンライン
2025/5/27 再生プラスチックにおける不純物、化学物質の分析 オンライン
2025/5/27 分子シミュレーションの基礎と高分子材料の研究・開発の効率化への展開 オンライン
2025/5/27 チクソ性 (チキソ性) の基礎と評価および活用方法 オンライン
2025/5/28 高分子材料の劣化 オンライン
2025/5/28 大気圧プラズマによる表面改質と界面評価 オンライン
2025/5/28 ぬれ性のメカニズムと制御・測定技術 オンライン
2025/5/28 電気絶縁材料の劣化現象とその診断技術 オンライン
2025/5/28 ポリビニルアルコール (PVOH) の基礎と物性および応用展開 オンライン
2025/5/28 高分子材料における難燃化技術と難燃性評価、難燃剤の配合設計・規制動向と実際技術 オンライン
2025/5/28 プラスチック物性の観点から高分子複合材料のメカニカルリサイクルを検討・考察する オンライン
2025/5/28 包装における多層化フィルムの加工技術とリサイクル課題・展望 オンライン
2025/5/29 ポリマーにおける相溶性・相分離メカニズムと目的の物性を得るための構造制御および測定・評価 オンライン
2025/5/29 光学用透明樹脂の基礎、屈折率制御および光吸収・散乱メカニズムと高透明化 オンライン
2025/5/29 樹脂のレオロジー特性の考え方、成形加工時における流動解析の進め方 オンライン
2025/5/30 発泡成形のメカニズム、気泡コンロトール、測定、応用 オンライン
2025/5/30 プラスチックの強度・破壊特性と製品の強度設計および割れトラブル原因究明と対策 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/3/31 自己修復材料、自己組織化、形状記憶材料の開発と応用事例
2020/1/31 添加剤の最適使用法
2019/12/20 高分子の表面処理・改質と接着性向上
2019/10/31 UV硬化技術の基礎と硬化不良対策
2019/1/31 マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集
2018/11/30 エポキシ樹脂の高機能化と上手な使い方
2018/8/31 防汚・防水・防曇性向上のための材料とコーティング、評価・応用
2018/7/31 高耐熱樹脂の開発事例集
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2018/3/29 超親水・親油性表面の技術
2018/3/19 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術
2016/8/31 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ
2016/6/28 異種材料接着・接合技術
2015/10/1 すぐ分かるラミネート加工技術と実際およびトラブル・シューティング